放射能汚染について
2013年9月16日付の『農民』に、米の放射能汚染状況(2012年度)の情報が載りました。
試験はゲルマニウム半導体検出器を使って、玄米・白米・米ぬかを合わせて821検行い、それらの主な産地は関東甲信越・東北の各地方(といっても十把一絡げにはできないけども)です。福島県のものだけは現地の調査で殆ど検査依頼が来ていないとのことで殆ど検査していませんが、これらすべてを、検出限界がCs-134とCs-137それぞれ1.0Bq/kg以下になるように検査しました。
結果、10Bq/kgを下回るものが96%(791検)で、検出限界以下のものが66%(545検)でした。最大値は36.4Bq/kg。
この数値が、恐れるべきかどうか、ふうたろうには人それぞれあると思いますが、おおむね10Bq/kg以下であれば、ふうたろうなら普通に食べましょうか。
これは、ふうたろうがこれを安全だといいたいのではなく、許容するだけの話です。原子炉の中にあったものを食わされる口惜しさはないはずがないし、万が一でもそれでガンにならないとは言えない。それでも、バラ撒かれてしまったあとの話だから、取り除くことは誰にもできない。原発をやめたとしても、ね。だから、「許容する」しかないのです。
気になる人は食べなくてもいいと思っています。それを以て「放射脳」とかバカにする変な人たちがいますが、人間それぞれ考え方が違って当然であるという基本が解っていない「原発ムラ脳」には言われたくないし。
ただ、この記事にもありますが、放射能に汚染された地域の農産物や、それを作った農家を見捨てるようなことはしないでほしいのです。農家は加害者ではないことは解ってほしい。汚染された作物を見て、農家に思いを寄せてほしい。それを、二度と原発の事故を起こさないための意識改革に使ってほしい。…というのは、ふうたろうの、この記事を読んでの解釈ですがね。
ともあれ、この期に及んでまだ、原発再稼働だの、コントロールされている、だの、どの口が言っているのやら。
天気:くもり、未明まで雨(東京都板橋区)
寝耳に水?
我が国を襲うのは自然か悪政か
空が朝の様子とはまったく変わってしまっていました。青空が澄み切って、かつ積乱雲の欠片のようなものがそこら中を飛び回っています。梅雨末期のような空。
猛暑に大雨および少雨のキツい夏でした。そして今は秋雨前線がずっと同じ位置にいて、関東と北海道北部以外で雨が降り続いています。日本海の海水温が数度高いようです。珊瑚礁の白化現象が激しいそうです。今日は埼玉県や千葉県で竜巻が起こりました。
天気を気にするせいになったからだと思いたいけど、こんな激しい天気、あまり経験した記憶がないような。あと10年、20年経ったときに、今のことを思い返して同じような感想を持てば、とりあえず日本は引き返せないところまで来たと思っていいと思います。
安倍自民党の集団的自衛権や原発事故対応、農業政策その他も、もはや末期ですしね…。
天気:晴れ時々くもり(東京都板橋区)
ヌルいうどんと一日
昨日の夜は、8月9日に買った座椅子の上で、6時間眠っていました。高速バスよりは快適だったので、よく寝たと思います。
そして、今日もまた仕事。添加回収試験を早よ仕上げてしまわんと、精度管理が終わらない。いつまで経ってもまともな試験ができないことになりますから。ちなみに、大豆はおおむねうまくいきました。
あと、夜に冷やしうどん(ヌルいうどん(滅))を食べてしばらくしたあとに、池袋くんだりまでチャリで出かけ、地図と山の県別ガイドブックを買いました。ガイドブックはあくまでも登れる山の存在を確認するためであり、そのコースを辿って山頂に立つことには意味がありません。ふうたろうは元来欲張りな生物ですから、その地の営みを知る何かを一つ二つ加えられるように歩きたいのです。
ま、300名山があと23個残っているので、短いようでまだまだ先は長いですね…。
天気:晴れ(東京都板橋区・豊島区)
物質の恋人(ムラサキハート
いつも思い出すのさ(キリッ
疲れるほど休んで
ギガデイン列島(滅
生き物として、食べ物として、ウナギ。
一昨日付の『しんぶん赤旗』ですが(この頃下界で写真を撮らないというか、下界で創作意欲がそもそも湧きません)、そういえば、丑の日でした。職場では、国産のウナギを食べて、一応文化を味わっていたのですが、今年はふうたろうが体調不良続きで昼飯を食べられるかどうか、朝の段階で判らないので、そういうことをしなかった可能性があります。
しかし、それよりも、ウナギの稚魚が減っているため、ウナギそのものが絶滅危惧種に入ってしまったという事態は、深刻でした。
この記事の中には、ウナギが遡上する河川の環境(ダムや水質汚濁)などが、激減の原因だとする学者のコメントが載せられています。もう一つは、1980年代終わり頃から中国で日本向けに養殖を大量に始めたことも挙げています。
思えばふうたろうが小学校高学年の頃、母親がウナギを買ってきてくれる時のウナギの値段は、2匹で980円くらいになる時でした(大阪市のとあるスーパー)。当時付けていたふうたろうのノートの日記にも、「ウナギが1匹580円になった」みたいなことを、ウナギの絵を添えて書いていた記憶があります。あれから数年のうちに、2匹で880円とか700円台とか、値段がどんどん下がっていったように思います。カップ麺の値段は数年ごとに20円ずつ上がっていったのに。
その値段が下がった理由は、この中国での大量生産(稚魚の乱獲)にあったのかと、今となっては思いますが、子どもふうたろうはもちろん、情報が届かない母親にも、知る由もなし。
ともあれ、ふうたろうは子どもの頃、ウナギが好きでした。なぜか食べると必ず胸がむかつくのは、何かのアレルギーかと当時は思っていましたが、それでも食べるほど好きでした。
そして、この記事にはありませんが、日本では21世紀になってから検出され話題になった、マラカイトグリーンやエンロフロキサシンなどの合成抗菌剤は、当時は検査されていたでしょうか。今はマラカイトグリーンについては使用禁止となっていますが、加工食品扱いとなっていたウナギの蒲焼きが、果たして水際で止まっていたかどうかははなはだ疑問。そもそも、冷凍ほうれん草の農薬の基準値さえなかった時代ですから、まず、抗菌剤系の規制はされていなかったと思って良いはず。その事実を知りたければ、中国に取材にでも行かないと判らないでしょうけどね。
マラカイトグリーンには発がん性の疑いがかけられています。が、疑われるレベルで、そのあとの研究がどうなっているのかは、判りません。
もっとも、毒性はガンだけで測るもんじゃないとは思いますが。
今となってはどのように養殖されていたのかも判りませんが、少なくとも、未来の資源を食いつぶしていたことは確か。こういう生産と消費のあり方は改めるべきだと思います。
天気:くもりのち時々雨(東京都板橋区)
ふうたろうの一票の行方
東京の選挙区で当選した、日本共産党の吉良よし子氏。一度だけ会ったことがある。東京都議選に出た時だから4年ほど前で、おとなしめの感じの人だった。
ふうたろうはこの人が当選したこと(もちろん投票もしたのだが)はよかったと思っている。彼女は本人のホームページの中にも、就職氷河期を経験したことを語っているし、その解決のために政府に対する要請行動も起こしている、と書いてある。就職氷河期などでつらい思いしている人は吉良よし子氏だけでなく、また彼女よりももっとつらい思いしている人も、たくさんいるはずだけど、行動を起こすのはそんなにたやすいことじゃないと思っている。彼女が幸運だったのは、仲間がいたことだったと思う。入党は大学1年の時の平和問題(→キラキラ日誌 2月22日 入党の思いを語る☆☆☆)で、就職氷河期を味わった時は、既にこの党の仲間が周りにいたことになる。
産炭地域こども交流事業の帰りにも3人と話していて思ったけど(当然彼らは党員ではない)、情報や知識は当たり前のようには存在しないことを感じた。彼女には、情報や知識ももちろん、それを教えてくれたり、一緒に行動してくれたりする仲間がいた。そして、実際問題として、関心を平和から他の多岐に亘る分野にまで広げた。今回の選挙では、その苦労の中心である雇用の話で支持を広げた。
…こういう体験は誰にでもできることではないし、そういう体験をした人だからこそ、その条件を活かして、国会で戦って欲しい。奇しくも今回、自民党の比例候補から、ブラック企業代表(何)のワタミ社長が当選している。まさにおあつらえ向きということだね。
もっとも、彼女の場合、30歳のうら若き女性。別の意味で投票した人もたくさんいるだろう(黒笑
この記事は2013年7月23日付『しんぶん赤旗』3面。
天気:晴れのちくもり、夕方から時々雨で雷を伴う(東京都板橋区)
胸くそ悪い話(滅
今日、K産党のA旗を見ていたらこんな記事が出ていました。
どうも、自民党に対して、民主党の京都市議が、「共産党を落とすために民主党に票を回してくれ」と迫ったそうですな。
仮にも二大政党として、いろいろ批判してきた相手に、自党候補を当選させるために敵にすり寄ってまで根回しとは、根性腐るにもほどがありますな。
そして、もう一つ、その同じ京都府から立候補している同じ民主党の候補者が、国民に向かって「国土のために命を投げ出せ」と。
…冗談はやめて欲しい。命を投げ出してまで守るものは国土などではないと思っていますが、まずはその性根の腐ったことをした市議にはケジメを付けさせて欲しいものですな。
そもそも、中国相手に武力で尖閣を取る気でいるんでしょうか。そんな物騒な人間の発言なんて、聞く価値もない。
天気:晴れ(東京都板橋区・豊島区)
パン屋の浮気
ザンネンな人生F版
手抜き
登山者の分散について
富士山が世界遺産に登録されて、ただでさえ夏は大混雑・オーバーユースのこの山が、さらにハイパー大混雑になるんだろうなと思う今日この頃。
富士山ではそんな中、入山料を取ろうという話が上がっています。別に取るのは構わないけど、オーバーユースを解消する手立てになるのかどうか。高くしすぎても「登山の沙汰も金次第」ですしね。
オーバーユースで気になるのは、このチラシみたいに、とにかく夏になったら北アルプスやら富士山やらと、元々有名でスーパー大混雑山系を宣伝することでして。たまにマニアックなコースも紹介されますが、ふうたろうからすればマニアックでも何でもない、VIPコースですし(←こら)、継続的にそういう場所に客足を向かせなければ、登山用品も売れないんでしょうね。熊伏山(長野県南部)を紹介して人が押しかけるか。八溝山(茨城県)や二岐山(福島県)は?
登れる山はごまんとあるのに、なぜかネームバリューで人を呼ぶ。ふうたろうは混雑しているときの山にはまず行きません。
それと、富士山や北アルプス各地は、交通の便が激しくいい。上に挙げた三つの山はもちろん、観光地の中にある日光白根山や筑波山、雲取山などはともかく、南アルプスの中心から外れた笊ヶ岳や池口岳なんかは交通の便がアホみたいに悪い。まあ、それでも300名山を冠する山々は、ツアー客にぶつかるととたんに人数が増えますが。車道で上の方まで行ける山も、比較的人が多いかもしれません。公共交通が通っているところには人はそれなりに集中します。
つまり、登山口までのアクセスを、どこの山でも良くしてもらいたいのです。1日5本出せとはいわないから、近郊都市から来る電車に合うくらいのバスを1往復でいいので。そして、そういう山(コース)をどんどん特集してくれればいいんです。
…人それぞれ好き嫌いはあっても、開発されて無残な山でなければ、誰かの好みには合うものです。ともあれ、オーバーユースをなくすには、分散させる以外に方法はないので、他のところにも流れるように誘導するしかないでしょう。
天気:くもり時々晴れ?(東京都板橋区)