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Archive for 2005年11月

冬の景色

2005年11月30日

 冬型の気圧配置で、昨日の夜から関東地方も冷え込んできました。乾燥した関東地方の冬到来です。今日からまた、マスクで出勤です。

(昨日の朝撮影)

 今朝起きたら、取手の空気はとても澄んでいました。近くにあるスーパーマーケットとその向こうにある林の紅葉がはっきり見えました。さらに、北を向けば、筑波山がその樹林の斑模様までくっきりと見せていました。きーんと冷えた日に、山にでも登って遠くを一望したくなります。

 今日、あまりにも気持ちのよい空気に釣られて早めに家を出てみたら、電車がシャットダウン。常磐線が北千住駅付近で死んでしまいました。北千住から上野に行くのに、振替乗車させてもらって30分。恐ろしいです。従って、職場には余裕で遅刻(?)。しかも、カーブの上で止まっていたので、微妙な傾き加減(体の前の方向に傾いていた)が腰をチクリチクリ。ダメージでかいです。で、車内のアナウンス。「危険ですので、線路に降りられないようお願いします。」しかも何度も。

「どうやってはめ殺しの密室車両から出るんやー!」

 でも実際に出た人いるんでしょうね。そりゃ、密室じゃたまらんわな。あんなに空気悪うて、しかも傾いてるから腰チクチク。勘弁してくんなさいなぁ。

 かくして冬の爽やかな朝は、止まった満員電車と、動く超満員振替電車の中で、わやになりました。

天気:快晴(茨城県取手市・東京23区西部)

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最悪の朝

2005年11月29日

 今朝の寝覚めは最悪でした。夢のせいです。何の集まりだろう…?仲間が目の前で亡くなってしまう夢です。その夢で、職場に着くまで、気分は鬱。この頃、殺人やら、虚偽やら、謀略やらと、精神に毒なニュースばっかりだからでしょうか。

 その一方で、現実世界では、夜に仲間と集まって、芋煮会やらやろうという話を(本当はそれが本題じゃないけど)して、楽しく過ごしました。今朝の夢は辛かったけど、現実が逆に励ましてくれました。変な一日。

 今日は写真はナシです。

天気:曇のち時々晴れ(東京23区西部・茨城県取手市)

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難病などに対する総合的対策を求める署名

2005年11月28日

 知り合いの方から先日、署名用紙をもらいました。何の署名かというと、「難病、長期慢性疾患、小児慢性疾患に対する総合的対策を求める」署名。求めていることは至って単純です。難病たる所以の、原因と治療法の解明、難病患者の医療費負担の軽減、小児の難病についての医療費の軽減や福祉教育の拡充、看護師不足の解消、医療被害・薬害の根絶と被害者救済などなど。

 なお、薬害などで苦しんでいる患者は、自己負担になっています。製薬会社や病院に傷つけられた上に自己負担。最悪です。これは道理も通りませんから、早く何とかしなければなりません。

 この前、彩花ちゃんのこともありましたし、自分も難病指定で11月21の日記にも愚痴りました。意外と難病患者は周りにたくさんいます。関わる人が多いことからも、難病患者の救済は社会的意味があります。

 そして、現実に戻れば、検査の負担は大きいです。検査前数日はまともに野菜も食えません。

天気:晴れ(東京23区西部)

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今日が最後かな

2005年11月27日

 取手のモミジもそろそろ見頃を迎えてきました。23日はまだ青かったのも、もうオレンジがかっています。取手で見られる紅葉も、今日がおそらく最後でしょう。明後日の火曜日は発達した低気圧が通過して、強風が吹くそうです。風でおおかたのモミジの葉は散ってゆくでしょうね。家の前の紅葉も(モミジじゃないけど)もう散り始めています。

 次待ち遠しいのは雪ですね。今シーズンは雪積もるかなぁ。

天気:晴れ(茨城県取手市)

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憲法の集会

2005年11月26日

 今日は朝から憲法の講演会。でも実は、憲法の講演が始まるまではそれどころではなく、テントウムシの羽の色の遺伝のことばかり考えていました。なんか、ナミテントウがどこかで大発生しているらしく、その羽の色が気になったという人がいたので…。

 今、憲法は、自民党や民主党のみなさまが、こぞって憲法9条を変えるために、策略を張り巡らしているという情勢です。自民党は憲法9条の2項(軍を持たない、交戦しない)を撤去。自衛軍を作ることにしています。自衛軍の目的は、日本が武力攻撃されたとき(従来)に加え、国際社会(…ではなく、アメリカ)が武力行使するときにも軍力を使うことです。現憲法のせいで、イラクで自衛隊が「掃討作戦」に加われないことに自民党の政治家たちが苛立っています。戦争で命や財産が奪われる恐ろしさを想像できないのか、それとも、自分たちは死ぬことはないと思っているのか。

 今、憲法は空気のような存在かもしれません。憲法9条も、憲法25条も、当たり前にあって、みんな効力には気が付きません。もし今、武力行使や福祉の後退を、なんの大義名分もなく、いいわけもなくやれば、「憲法違反」のレッテルを貼られます。今の増税や医療費値上げ、労働の規制緩和などは、あくまでも国民に「仕方ない」と思わせてからやらなければ、実現しません。その「いいわけ」をしなくてすむようにするのが目的なんですね。

 憲法集会の会場はたくさん人がいましたが、その人々の持ち味を生かすことがこれからの課題ですね。


天気:晴れ後曇り(茨城県取手市)

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泥棒が泥棒を見張る

2005年11月25日

 今日は何だか具合が悪うございます。夕方あたりから。胃もたれというか、気だるいというか…。

 最近、姉歯とかいう建築設計所の耐震強度の偽造問題が世間で話題になっているみたいです。建物は基準の強度の3割しかないとかあるとか。住んでる人はたまりませんな。地震、最近多いし。そんな建物が次々見つかってるという話ですから、これは姉歯氏の個人問題じゃあすまされませんね。

 まず、耐震設計が適切かどうかを確認するところ(指定確認検査機関)があるようです。ある新聞によると、その審査機関が、1998年頃に民間に任され始めたそうです。その民間とはなんぞや、なんと、マンション建設会社などをはじめとする大企業です。これらの会社がこぞって指定確認検査機関に出資をしているようです。

 建設主の各社にとって、耐震設計には金がかかるから、設計を依頼した建築設計所に、ごまかされた耐震設計で建設費の安上がりな設計をさせます。そして、建設主たちの出資した指定確認検査機関に「審査」させ、パスする。指定確認検査機関が「偽造を見抜けなかった」とか言うてますが、「手心が加えられた」というのが本当のところやと思います。まさに、「泥棒が泥棒を見張る」茶番劇やないですか。かつて、東海村の核燃料再処理施設の臨界事故の時にも、原発を規制する(安全性を検査する)機関と電力会社などとの癒着(天下り・上がりなど)が明るみに出て、問題になりました。今回の耐震設計偽造問題と、根はいっしょですね。奴ら、金のためなら、人の命も何とも思わないんですね。最悪ですね。怒り心頭ですね。

天気:晴れ時々曇(東京23区西部)

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おいらもダイエット

2005年11月24日

 仕事帰りの買い物先。とあるディスカウントショップ。レジ付近にダイエットに関する無料の雑誌が陳列されていました。いや、雑誌ではなく、カタログですね。ダイエット商品を売るカタログ。

 帰ってゆっくりカタログを眺めてみました。ダイエット商品(食品)の使用で、ダイエット成功者が満面の笑みを浮かべて登場しています。スリーサイズから身長、体重などはもちろん、ダイエット中の食事や生活習慣、心境なども書かれています。栄養学的な知見を伴った、食品や生理の解説もあります。成功者たちの中には、本当に過体重の人もいますが、BMIから見ればふつうの人もいます。減量は概ねみんな10kg前後ですが、中には30kgくらいの人もいるようです。「どんなダイエット商品なんだろう、原材料はどんなだろう。」しかし、原材料に関する情報はありません。ただし、必要な栄養素のみを含み、ほぼ全ての栄養素をカバーする、という文言があります。また、ビタミンやミネラルなどの栄養成分表は、一食あたりの所要量(当商品は一日に二食を用いる)で一部表示されています。値段は最小単位数で数万円するようです。

 さて、カタログ紙面の成功者全てに共通しているのは、ダイエット期間中は、ダイエット食品を食事とすることを除いて、きわめて健全な食生活と運動をやっていることです。どうしてそんなことをできる人が、ダイエット食品使用前には「空腹感を知らない」ような食べ方をしていたのか。それに、それだけ健全な食事と運動をしていれば、誰でも痩せそうな気がするが、どうなのか。何がそのような健全な食事と運動を促しているのか。何人の利用者に対してどのくらいが成功しているのか。急激な減量が体に負担を与えないのか。それらについては不明です。

 情報が断片的で考えられることは多くありませんが、このカタログからすると、健全な生活をしていれば、体脂肪が極端に増えることはないだろうということです。だから目下の所、健全な生活ができない原因の方が知りたいですね。「人間がそもそも怠惰な生き物だ」とか「生き物は栄養を蓄えようとするものだ」とか「遺伝だ」とかじゃなく、社会的な原因を。

天気:晴れ時々曇(東京23区西部)

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まだ青い取手のモミジ

2005年11月23日

 休日は、山やイベントに行かなければ必ず散歩に出かけます。多くの場所を回りたいので自転車で横着します。

 取手の紅葉は、部分的ですがかなりきれいなところもあります。小文間(おもんま)にある大聖寺や明星院のモミジはきれいに色づいています。管理の違いか種類の違いか…。一方で、その辺に生えているおなじモミジの木でも地面に近い方や、葉っぱで隠れているあたり、北側の斜面などに生えているものはまだまだ青葉です。

 ところで、モミジやイチョウが紅葉(黄葉:こうよう)するには、温度の低下だけでなく、太陽光線が当たることが必須なようです。モミジとイチョウの色づきのしくみはまったく違いますが、クロロフィル(葉緑素:みどり色の色素)が分解することまでは同じです。

 「紅葉」の場合、気温の低下によって、(1)葉っぱと幹のあいだの養分(ブドウ糖、果糖など)移動が少なくなり、(2)太陽光線によって、その糖と色素の原料である化学物質(アントシアニジン)が、アントシアニンに化学変化します。そうして初めて、赤や紫などの色になります。

アントシアニジン(色の原料) + 糖(気温下がって葉っぱにたまったもの) → アントシアニン(紅葉の色)

 …だから、太陽の光が当たらない暗〜いところは青(緑)やったり斑やったりするんですね。なお、「黄葉」の方は色褪せた緑に打ち勝った、カロテノイドという色素が黄色を出すらしい。

 それにしても、同じ太陽が当たってる場所でも、緑の木と真っ赤(真っ黄)な木とが一緒にいることもあるから、化学反応ほど単純じゃないみたい。そして、なぜモミジが紅葉する必要があるのか、そもそも論がよくわからない…。化学の偶然のいたずらですか…。

天気:曇時々晴れ(茨城県取手市・北相馬郡利根町・竜ヶ崎市)

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疲れた一日

2005年11月22日

※記録:11月23日

 本日も病院。バスを乗り継いで千葉県の病院まで。無料の専用送迎バスがいたのでそれに乗せてもらいました。やはり病院はすごい人だかり。内科も整形外科も、おぞましい患者数です。病院の張り紙には、待ち時間が長すぎると、言うても仕方のない苦情が寄せられており、目も当てられない状況です。病院は、民主医療機関連合会の勤労者医療会というところに所属するものらしいですが、いわゆる、「済生会」とかと同じレベル(中身が同じという意味ではなく)のものでしょう。医療費値上げの反対・社会保障の向上に関する署名が入口に置いてあります。

 待ち時間は10時に着いて、合計2時間くらい。診察は内科が10分、整形外科に至っては5分もなかったように思います。田舎の鉄道を待っているよりも質が悪い…。そして、レントゲンで足の撮影。整形のお医者に言わせれば、ただの歩きすぎだとのこと、関節リウマチ、膝の水等ではなくて良かったです。しかし痛いのは変わらない…。写真ができるのをレントゲン室前で待ちます。

 高い医療費を取られて12時半。昼飯に病院付属の食堂に入ろうとしました。アホな!ラーメンとカレーを残して、売りきれや。やってられません。…食文化や日本の農家のことを無視して大手ハンバーガーショップへ。魚のフライのバーガーを二つ。たばこがけむい。付属の遊び場で子どもがはしゃいでいる。ん?ドアを見ると、「遊び場(筆者換言)内での事故は責任を持ちません。」え?まじで?そんなん通用するんでっか。驚きを隠せません。各地で起こる遊具の事故では、市や園の所有者が責任を問われていますね。砂浜の陥没のときも明石市(兵庫県)が責任取らされましたし、大阪府高槻市の公園で、指が回転遊具に挟まれて切断されてしまった子どもの事故も、自治体や都市基盤整備公団などの関係者が「管理を徹底するように」と責任をとらされています。予見できようとできまいと、頭から責任逃れしようなんて、甘えてない?

 午後の3時から出勤。仕事した気がしない。夜は宴会。今日は遊びました。だって、明日は休みですから。

天気:晴れ(茨城県取手市・千葉県流山市・東京23区西部)

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足も財布も痛い

2005年11月21日

 昨日傷めた足が、今日もまだ痛むので、いつものかかりつけの医者へ。ところが、そのお医者さんもまた、別の箇所を傷めており、治るまでまだ数ヶ月かかるとのことです。足の痛みで病院を紹介してもらうどころか、今かかっている病気の定期検診と検査すら受けられなくなりました。急きょ整形外科と内科、二つの紹介状を非常勤のお医者さんに書いてもらって、2時間待ち。負担額が2200円。高いなぁ…。
 ところで、特定疾患というものがあって、僕もその医療受給者証を持っています。これがあると、通常の3割負担が軽くなります。3年前まで、月額最高2000円の負担ですみました。しかし、今は、所得税に応じて負担額が増えるようになりました。そして、結果的にそれは殆どの人にとって負担増になりました。もちろん僕も。
 で、支払限度額が2000円以上になるのは、生計中心者の場合、所得税支払額が年間10001円以上です。同じく、10001〜30000円で2120円、80000円までで2750円、10000円までで4670円、140001円以上で5770円。本人が生計者でなければ、支払限度額は倍になります。それで、どのくらいの人が2000円以上、つまり負担増になったかを、国税庁の資料、『平成15年分 税務統計から見た民間給与の実態−国税庁民間給与実態統計調査結果報告−』で単純計算。驚くことに、年収100〜200万円の人でも、所得税支払額は30000円を超えます。100万円以上の所得を持っている納税者は全納税者数の98%以上ですから、殆どの人にとって負担増ですね。年収500万円を超える人は殆ど最高額を払うことになります。もっとも、特定疾患にかかっている人がどのくらいの収入を得ているのかまではわかりませんが。特定疾患とは、俗に言う難病。難病の原因を特定して治療法や予防法を確立するために、患者は研究に協力することを誓約します。そこまでするんだから、せめて、以前の制度程度にまで戻してもらいたいものです。

 で、この負担増になった月支払限度額、各医療機関ごとなんで、今度僕の紹介を受けた病院ではまたお金を取られるということですね。ホンマ、高いですわ!

 今日も秋の風景がきれいです。取手市もやっと紅葉が進んできました。

天気:曇のち晴れ(茨城県取手市)

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御岳山(みたけさん)のアントシアニン入り植物(御岳山:東京都)

2005年11月20日

 今日はまたハイキング。中央線を高尾駅まで乗り過ごしながら、なんとか武蔵五日市駅に到着。バスが、西東京バスのホームページに載っている数ほど無く、第一目的地の払沢(ほっさわ)の滝よりもかなり前で放り出されました。払沢の滝は山が深く、8時を過ぎているのに夜が明けていません。暗い。カメラの性能は限界でした。そんな中、なけなしの一枚、払沢の滝。

 それよりも、紅葉の色の悪さよ!ものにもよりますが、かなりの広葉樹が茶色く枯れています。見頃を過ぎたというよりも、葉が枯れています。10月までの高温と雨の多さがきいたようです。
 大岳山の頂上で、『無○良品』の激辛のレトルト野菜カレーを食べ、御岳山へ。展望がきれいなところはたくさんありましたが、足をひどく傷めてしまいました。

 御岳山のモミジはそれなりに色づいていました。見頃を過ぎているといわれていましたが、まだ青葉も多く、もう1週間はもつかもしれません。そして、モミジが終われば、枯れ葉のふかふかじゅうたんと冬枯れ木立が、今度は僕たちを魅了してくれるでしょう。

 今年はモミジが今ひとつ。来る人にきけばみんなそういいます。ここ何年か、まともにきれいなモミジを見ることがありませんが、こんなもんなんでしょうかね。御岳山を歩いていると、道ゆくおっちゃんらが喋っていました。「写真なんかでは綺麗に写って見えるけど、全部(のモミジ)がそうとは限らんのだ。」う〜ん、やっぱり一面の赤や黄ってのは理想郷なんでしょうか…?

天気:晴れ(東京都西多摩郡檜原村・あきる野市・青梅市)

ふうたろう旅日記

学問の神

2005年11月19日

 今日もとても良い天気でした。冬型が長く続いているせいです。そんな今日、環境問題と農業のことを意見交流する、小さな研究会に足を運びました。会場(教室)がよく解らず、会場の大東文化大学は工事中で、歩き回りました。

 交流の内容は、各政党マニフェストに見る、エネルギーや廃棄物対策の比較が一つめでした。与党の自民・公明は対策には消極的(民間主体の政策)、民主は政策的手段(規制など)をせず、予算を付けるというやり方、共産と社民は新しい政策的手段(規制など)を出してくる、ということになるそうです。しかし、このあたりのマニフェストを僕も読んでないし、詳しくは説明されなかったのでよく解りません。

 二つめは食品リサイクルシステム(農業生産→消費→生ゴミの肥料化→農業生産)を如何に作るかという話だったと思います。この辺は経営的な話が多く、僕には難しかった…。でも、リサイクル(生ゴミを集めて堆肥にする)事業と、作物の流通を同じ会社が責任を持つというのが重要だって、おっしゃってました。なるほど…。どんなものが堆肥になってどういう生産されたか(生産履歴)が解るもんね。内実が解るか解らないかは食べる側には重要ですから。

 三つ目は、群馬県安中市の金属精錬工場からの重金属(亜鉛・カドミウムなど)についてでした。亜鉛もカドミウムも、2000年頃からたくさんばいじん(工場などから出るホコリのこと)の中に混じって降ってきているそうです。そして、そんな重金属がどうやら当地の作物(麦や米など)の生育を悪くしてるそうです。でも、きっと、いろいろデータ出しても、諫早湾問題や水俣病のように、企業や国側は徹底的にしらばっくれるんでしょうね。

 なかなか楽しいものでした。久しぶりに学術的なものにありつけて、ホクホク。帰りは赤く染まった空を見ながら、西台から蓮根まで駅一つ分歩いて、50円ケチって帰りました。

 科学に触れ、それが人の役に立つことを知ると、少し自分が豊かになる気がします。学ぶことは人の基本的欲求なのかもしれません。

天気:晴れ(東京都板橋区)

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ちいさないのち

2005年11月18日

 今日もいい天気でした。そして、また寝坊でした。目覚ましを付けるの忘れました。そば屋で腹ごしらえしてたら、さらに電車一本乗り過ごしました。アホですね。

 今日、仕事の最中です。鹿島ファン(クラブに入っているらしい)の主任が、そのサポータのリーダーらしい人から、病気の子ども救済の募金をお願いされました。どうやら、とんでもない病気のようです。

 病名は、全腸管壁内神経細胞未熟症。この病名で直接インターネット検索しても出てきませんが、ヒルシュスプルング病という名前で検索すると出ます。この病気は放っておくと、腸閉塞(腸が詰まってしまうということ)が起こって亡くなってしまうそうです。腸管の中には本来なら、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう:芋虫みたいな動きです)などを調節して、食べたものを肛門側へ送り、排便させるための神経(神経そう)があります。その神経は本来、神経細胞と神経繊維から出来上がっています。これが、患者さんの場合、神経細胞の部分がないので、運動の命令が伝わらず、腸の蠕動運動が起こりません。

 …罹患(りかん:病気にかかる)率は5000人に1人。そんなに低くないですね。

 そこで、この子―彩花(あやか)ちゃんとおっしゃるそうですが―のご両親並びに、そのサポーターの方たちが募金を訴えています。僕も本来はやらないのですが、及ばずながら、職場の先輩らの募金に便乗しました。下の画像をクリックするとその会のページに飛びます。


あやかちゃんを救おう

 しかし、とはいえ、総額1億3千万が必要だそうです。ふつうの人に、この金額を出すことはできません。そして、彩花ちゃん以外にも同じ病気と闘っている人が大勢います。僕1人が、数千円募金したところで、彩花ちゃん1人を救うことすらできません。サポーターのようなつながりがない人なら募金を呼びかけることすら困難です。本来なら、僕らが払っている税金で救ってあげるべきです。今問題のアメリカ軍に払う思いやり予算2641億円の、支持もしていない各政党が税金から徴収している政党助成金2491億円の、たった2000分の1でいいのです(もちろんお金だけじゃないけど)。彩花ちゃんのような子を救うには、国の力が不可欠です。僕が募金をあまりやらないのは、それが直接の解決にはならないからです。

 どうか、この運動を募金だけで終わらせないでほしい。政治運動に利用したいのではない。募金だけじゃ、一人一人を救う可能性が、どんどん狭められていくからです。18日の16時半で800万円あまりが募金されている(会のページ速報)のを見ると、日本人に良心はあることが解ります。しかし、良心だけじゃ人は救えない。良心に基づく知識と科学が必要です。

 今日は、募金を通じて、改めて政治の意味を考えました。

天気:晴れ時々曇(東京23区西部)

メモ

また中傷だ…

2005年11月17日

 今日、吊り広告を見ると、ある雑誌で町田市の高校生刺殺事件のことを採りあげているのを目にしました。書いている内容は題名からひどいです。個人的なことを周りの知人にかぎ回って、恋愛やら素行やら、被害者の分まで調べています。こんなことをやるから、「人権擁護法」みたいなもんが出てくるんです。

 人権擁護法(案)はかつて、鈴木宗男の疑惑が明るみに出たときあたりから、マスコミなどの動きが人権侵害しないようにという名目で出てきました(2002年4月頃…そういえば、さわいでたね)。実際は、メディアが政治家の金権汚職などを追及しないようにするためではないかという声もあったようです。

 それにしても、雑誌の少年犯罪欄などを見ていると、プライバシーというものは微塵も守られていません。彼らのような一部のメディアは、いったい事件をどうしたいのやら…?

天気:晴れ(東京23区西部)

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風邪が流行りそう

2005年11月16日

 昨日から使い捨てのマスクして通勤しています。常磐線も、山手線も、すごい人ですから。でも、使って二日目、付けている間にマスクは破壊されました。鼻の上にくるはりがねが脇から飛び出して、帰宅時(20時)の常磐線で使えませんでした。

 それにしても、最近はたいへんなものが流行ろうとしていますね。ニュースでは致死率50%とか、鳥インフルエンザが。H5N1型でしたか。

 ニュースなどでは、手洗い・うがいを徹底する、人混みに出ない、野鳥に触らない、などといわれました。でも、よくよく考えたら、人混みに出るな、なんて、難しいですね。風邪気味なら誰でもゆっくり休めるような社会ならいいんですが、咳しながら電車乗っている人、いっぱいいます。東京はそれでなくても、2200平方キロメートルのなかに1200万人、日本の人口の10分の1が、日本の面積の170分の1の中にひしめいているのですからね…。

 厚生労働省はインフルエンザの治療薬(商品名:タミフル、成分名:リン酸オセルタミビル)確保に力を入れ、人口の25%がインフルエンザにかかることを想定して、2500万人分(5日分)を準備しているそうです。みんなに行き渡る分くらいはあるでしょう。が、この薬、すごく高いですね。確か、3月にインフルエンザにかかったとき、10錠ほどで1000円くらいでしたっけ。もちろん、保険きいてです。それと、なんかラリッてくる(精神異常をきたす)副作用があるとかないとか。インフルエンザで直接死ぬよりマシ、と考えられなくもないですが…。

天気:晴れ時々曇(東京23区西部)

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やさいのむし

2005年11月15日

 朝起きたら、地面がぬれていました。念のため、外で寝ていたのではありません。…夜中に雨が降ったようです。

 今日は寝坊してしまいました。朝、6時39分の地震が起こしてくれたにもかかわらず。昨日の夜は胃もたれして少し寝付きにくかったので…。

 朝ご飯は食べられないまま(チーズ蒸しパンを一つだけ)職場へ到着。野菜の袋を開けて今日の労働開始です。ん?みどりの濃いスティックセニョールの中に、黄土色のツブツブがいくつも。傷んでんのかな?否、虫のウンコでした。そして側に立派なのが2匹。虫の名前はヨトウガ(の幼虫)。夜中にこっそり出てきて作物を食い荒らしていくので(夜に盗みをはたらくので)「夜盗虫(よとうむし)」ともいいます。逃げられず、産地から運ばれてきて、まさに袋のねずみ(むし?)です。

 写真ではレタスの葉っぱに載っています。一度は意識せずそのまま捨ててしまいましたが、後で惜しくなってゴミ箱をひっくり返したからです。もう一匹の子はおしりが押しつぶされてペチャンコになってまさに虫の息でした。写真の子も寒さで(それとも光で?)殆ど動きません。記念撮影後は、元のゴミ箱へ。ごめんね。でも、農家の方にとっては大害虫なんですね。

 店で買った野菜にガの幼虫が生きたまま、あるいは死んだまま付いてたことがあります。なすびの中から穴を穿って知らん間に袋の中を徘徊したり、緑の菊菜に緑の体で棒立ちしてたり。大学院時代、バイトしてたスーパー青果部の部長が言ってたっけ、「虫がおるってことはな、薬がかかってないってことやねんで。」そうそう、ちょっと虫の食った後の茶色いところ切れば、おいしく食える。虫が毒味してくれてるからなお安全!

 …でも、虫食ってるのいやがる人もいます。同じバイト先で、ししとうの中に虫がいたと、おばちゃんが店の真ん中でクレーム。ま、悪意はないんでしょうけど…。それでももう少し、虫食いや型くずれの野菜に寛容になってもいいんじゃないかなと思います。もちろん食えないほど虫食ってちゃかないませんがね。

天気:曇一時雨(東京23区西部・茨城県取手市)

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懐かしい便り

2005年11月14日

 今日の職場は一日忙しく、届いた依頼品の箱が床に散らばり、まるで引っ越し前夜のようでした。朝でしたけどね。今日はその依頼品の処理に追われました。

 仕事が終わって帰ってくると、長く連絡が途絶えていた友から葉書が。無事に前向きにがんばろうとしているとのことで、安心しました。

 もう一人、大学院時代の友からメール。忘年会の連絡でした。

 ところで、さっきからニュースを見てると、日本の財政再建の話がだいぶ熱くなっているみたいです。今見ているのは、ニュース23。どうも、安倍晋三らの歳出削減(公務員削減・医療費負担の拡大など)か、谷垣らの税収増加(消費税増税・定率減税全廃など)か、の構図が作られているみたいですね。ここには、儲けをあげている企業の法人税も、地元の人の反対が大きい米軍基地の、思いやり予算も、どうやって採算をとるのかわからない取手駅西口のビル開発も(ローカルすぎるけど)、見直しの対象に入っていないことがまたミソです。増税に反対する人には、郵便局員などの公務員をスケープゴートにし、福祉後退や700兆円もの借金に悩む人には、増税を受け入れさせてます。ほら、ニュースなんかで「増税もしょうがないんじゃないですかね〜」なんてインタビューを受ける人いるでしょ、ああいう人を作るんですねぇ。こうして、どちらに転んでも国民負担 ―少なくとも私は負担です― で、一部の余裕綽々(しゃくしゃく)な企業が得をする、素晴らしい策略です。税収も福祉も守れる案というのは最初から考えたこともなし。マスメディアとは恐ろしいものです。私にはこんなところで蚊のような鳴き声をあげるしかありませんね。

 でも、確実に増えている借金も、確実に悪くなる福祉も、一般市民にとっては最悪の結果でしかないです。みんなが事実を知ればの話ですが、みんなで反対すれば、頼りない蚊の鳴き声も大きな雷鳴になるかもしれません。

天気:曇(東京23区西部)

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青年雇用集会

2005年11月13日

 30km手賀沼コースと徹マン明けの今朝、一人で原宿に行きました。バスで原宿に向かっていた仲間が到着したのは1時間後。眠たい目をこすりながら、酔っぱらいの雄叫びとタバコの煙を堪能させていただきました。

 14時頃から恵比寿公園で青年雇用集会が開かれました。残業代が払われないサービス残業、働き口さえない就職難、正社員を減らし非正規職員を増やす一部の大企業、そんなものに対する怒りを上げる人たちの集まりです。見ているといろいろ感じることはありますが、訳あって、割愛しときます。

 デモ行進が直後に行われました。もう暗くなりかけていましたが、恵比寿公園から渋谷の宮下公園まで数百メートルの列を作って。去年のデモは道行く人が耳をふさぎながら逃げていくのをよく見かけましたが、今回はそういう人はいませんでした。ヤジる人も意外と少なかったみたいです。行進している人たちもかなり楽しそうにやっており、しゃべり方なんかもアレンジしたりして…。でも、デモ行進は好き嫌いがあるんでしょうね。僕は実はあまり好きではないです。

 青年の雇用条件が、もちろん全員ではないにしろ、悪いことは確かでしょう。実際にこの集会に参加した人たちに寄せられた声にはその事実が表されているのですから。ここには書きませんが。

 とにかく、毎日夜中まで働いたり、自分の時間ももてなかったりするようでは、自由ではありませんね。女子保護規定(夜働かせない規定など)の撤廃(1999年だっけ)の目的は、女性の働く自由を拡大するためじゃなく、女性に働かせる自由を拡大するためだったということを理解しないと、現状には合わんでしょ。

天気:晴れ後曇り(東京都渋谷区)

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木枯らし1号?(手賀沼:千葉県)

2005年11月12日

 今朝は起きたら雨でした。しかし、9時を過ぎると急速に雲がなくなり、10時過ぎには晴れました。晴れると関東地方は冬型の気圧配置。木枯らしの吹く条件がととのいます。ちなみに、風速8メートル/秒・冬型の気圧配置・北〜西北西の風が条件だとある新聞。気温は関係ないみたいですね。そして、夕方、木の葉がぶわーっと舞い上がりました。たぶんあれが木枯らし1号でしょう。

 今日は千葉県我孫子市(あびこし)の手賀沼(てがぬま)に自転車でお散歩(走行距離30km以上)。雨上がりの緑と抜けるような青空が素晴らしいです。手賀沼は周囲30〜40kmはあるようです。水鳥がたくさん浮いています。ブイがたくさん打ちつけられています。遅めの紅葉が始まっています。子どもがすすきに首ったけです。保育士さんが背中にひっつき虫を付けています。おっちゃんがジョギングしています。とにかく色々あります。何せ広いですから。

 かつてこの沼(湖)は水質汚濁がひどかったそうです。…と語ってくれたのは知り合いのおばちゃん。娘さんが近くの高校に通っていたそうですが、手賀沼の臭いが上がってきてたいへんだったそうです。住民の方の運動でしょうか、水質浄化のためにアシなどを植えたりもしたとか。たぶん、手賀沼南側の北千葉導水ビジターセンターに行けば、より詳しくわかるでしょう。

 手賀沼のほとりの香取神社に偶然行きました。ゆかりについては詳しくわかりませんが、そこにある森がきれいなことだけは確かです。頭の上に燃えるような緑!台風で樹齢何百年ものイチョウや、スギが折れて神社や民家に被害も出たそうです。そこで滝下神社などを紹介されましたが、今回は行けませんでした。次の機会に。

 雨後の関東平野は思いの外、空気が澄んでいて、行楽日和でした。

天気:雨のち晴れ(茨城県取手市・千葉県我孫子市・東葛飾郡沼南町・柏市)

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悲しい事件が連続する毎日

2005年11月11日

 今朝は冷え込みました。今日は、いつも職場で飲んでいる冷ためのはちみつレモン(無農薬と称するレモン)を温かくして飲みました。クエン酸と糖分が体を癒します。レモンの香りを活かすには皮を少しだけ加えるといいです。これも無農薬の特権ですね。

 ところで、遅めの仕事帰り、週刊誌を読んでいました。電車の吊り広告に釣られ、買ってしまいました。注目したのは、あのタリウム事件です。

 どんなことが書かれてるのかなぁ、ページを開いてみると、予想の範囲を出ないものでした。描かれているのは、少女が「異常」なこととか、何年か前に起こった「酒鬼薔薇(さかきばら)事件」と共通してるとか。感情的で、理屈っぽくて、他人事で解釈だけに終始してて…。その理屈の先には、「彼女を空想の世界から現実引き戻すこと」とか、ひどいことには、「(彼女には)うれしい・悲しい・怖い…(中略)…という感情はない。」「こういう犯罪は社会がどう立ち向かおうと、5年か10年のうちにはまだ出てくると思います。何年かに一度起こる災害というか…(中略)…異質な個体と考えるべきでしょう。」とか。後で「ぶち抜き」と称して載せている日記(ブログ)に書かれた、彼女の叫びには目もくれません。彼女はものじゃありません。感情がなければブログに叫びなんかあげません。彼女の起こした事件は地震のような自然災害ではありません。それに、社会がどう立ち向かおうとも出てくるとは、あまりにもひどい。こんなことを言っている間は、本当に社会は変わりませんし、本当にこんな不幸な子どもが「5年か10年のうちにまた出て」来ます。

 そんな愚論はさておき、僕たちにできることはなんでしょうか。弱い立場の人にとって、本当に生きづらい世の中です、今は。

天気:曇り(東京23区西部)

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