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Peace9 憲法9条を守ろう!

2006年1月7日

 茨城県取手市は茨城県最南端。そこから茨城県のほぼ最西端、栃木県小山市の隣、結城市まで足を運びました。今日は、結城市で「ピース・ナイン ライブレコーディングコンサート」があり、改憲勢力が躍起になって変えようとしている憲法9条を守ろうを訴えるライブに行ってきました。ライブの主催者は笠木透(かさぎとおる)さん率いる雑花塾と、地元茨城県のヒューマンファーマーズです。僕はこの方たちのファンで、特に、ヒューマンファーマーズは馴染みが深く、目覚ましの音楽には必ず…というほどです。ある意味オタクかもしれません。
 会場はとても小さいながらも、「戦争の放棄」というのぼりと旗が大々的に飾られ、「私たちは何と言われようと戦争はしない」をスローガンにした「連根の会」(レンコン(蓮根)は穴が9つで、地下茎でみんながつながっていると言うところから)のオリジナルグッズが並んでいます。何はともあれ、みんな切に戦争放棄、武力の放棄を訴える人たちでいっぱいなのです。

 ライブですから、歌を歌います(僕はシャイなので歌いません)。みんな戦争や差別、貧困などを憂い、克服していこうと訴える歌です。たとえば、題名で、Act Now Stop War End Racism:今行動しよう、戦争をやめさせよう、人種差別を終わらせよう)などがあります。他にもたくさんありましたが、初めての歌であまり覚えらませんでした。
 会場の熱気は、とても熱い。みんなそれだけ一生懸命なのです。今、憲法が変えられてしまえば、これ以上戦争が起こってしまえば、戦争で死んでしまう人はもっと増える。そして、悲しみや怒り、憎しみが拡大する。どうしてもそれを見過ごすわけにはいかない、そんな気持ちです。

 ところで、歌と歌の間に雑花塾リーダーの笠木透(かさぎとおる)さんが喋ってくれます。その中で印象に残った言葉があります。正確ではありませんが、以下の内容だったと受け止めています。

(日本では)嫌なことは言わないでおこうとか、一方で、甘い言葉などですまそうとする精神的な弱さがある。

 これはいわゆる、「日本が悪いことをして、謝罪をしなければいけないというのは『自虐史観』だ」と宣う勢力に対して向けられた言葉だと思いました。もちろん、それが当てはまるのは自虐史観否定論者だけではありませんが。自分たちの国、日本(大日本帝国)がやってきたことはいろいろあるでしょう。でも、彼らがみるのは「良いところ」だけです。それどころか、悪いところを否定して、「良いところ」を誇張して、まるで自分の悪事がバレて言い訳をする子供のようです。日本人として誇りを持つのなら、人間として、大人としての誇りを持つべきです。もっとも、その「良いところ」というのも独善的なものですが。同じ日本人として、とても恥ずかしく、残念です。
 会場では、久しぶりの仲間にも会えました。茨城県北部の農家の家族の方やその友達、ヒューマンファーマーズの方たちなど。香港に行って「客死」しながらも、ライブの様子を携帯で写真を撮りまくっているパオチンチンさんに直接、「御香典」を渡してきたりもしました。いや、ほんとにご愁傷様です。  ということで、今日はとても気分の良い一日でした。
 そういえば、昨日、掲示板の書き込みで僕に意見を出してきた人の正体がわかりました。とてもよく知っている人でした。でも、それだけに悪いことをしたと、よけい思います。今後の生き方に活かします。それが、僕ができる最大の”謝罪”ですから。
天気:晴れ(茨城県結城市・土浦市)

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