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疲れがとれない…

2006年1月20日

 朝、起きるのがつらい。7時半頃目を開けても布団から起きあがるのがとても億劫。せめて、うまい飯でもあれば別なのかもしれませんが。
 今朝は、腹痛まで起こりました。腰痛も追い打ち。腰痛と腹痛の神経はつながっているとどこかで聞いたことがあります。確かに、潰瘍性大腸炎で腹が痛いとき、腰も痛い。今朝はその両方から攻められました。出勤30分遅刻。

 ところで、今日、ビッグニュースが飛び込んできました。BSEの危険部位である脊柱が、アメリカ産牛肉に混じって日本に入ってきたそうです。成田空港…(チョー近いやんけ!)。アメリカ産牛肉の輸入が再開されてから1ヶ月。ブッシュ政権早くも自爆。中川農林水産大臣は渋い顔しながら記者会見でアメリカ産牛肉の輸入ストップを報告していました。
 しかしながら、すでにアメリカ産牛肉を食べてしまった人がいるはずですから、食品安全委員会の答申を曲解して輸入再開を押し通した小泉内閣の責任ははかりしれません。


 それにしても、変異型ヤコブ病は本当に「プリオンタンパク」の仕業なんでしょうか。福岡伸一さんの書かれた『プリオン説はほんとうか』を読んでいると、にわかに信じられなくなります。プリオンの有無を危険・安全の判断基準にしている今のシステムに、凄く不安を覚えます。
 ある臓器のプリオンの量とその同じ臓器のホモジネート(だっけ?)のプリオン病(ヤコブ病やBSEなど)感染性には、必ずしも相関があるわけではないというデータが紹介されていました。

 1月18日、BSE感染牛の異常プリオン約0.1gを仔牛の脳に注射すると14頭のうち3頭がBSEを発症したという実験結果が、北海道の畜産試験場から出たそうです。しかし、そのソース(生の論文)が見つかりません。僕と同じことをぼやいているブログも見つかりました(リンク張るのは怖いからやめときます)
 実は、この実験で最も重要な部分は、仔牛の脳に注射したものが、小牛の脳みそのホモジネート(どろどろにすり潰したもの)なのか、抽出した純粋な「異常プリオン」なのかということです。しかし、その最も大事な点がどのニュース見ても解りませんし、当の畜産試験場のトップページにはその試験法すらまともに紹介されていません。この共同通信のニュース(2004年1月16日?)によると、実験開始1?1年半後には9割の成功率が見込まれていたようです(母数が15となっているのは実験企画段階の意味だと思います)。なのに、2年後の現段階での発症率が、14分の3(=2割強)というのは…。
 もし、病原体が異常プリオンじゃなかったら…。そう考えると、危険部位の除去だけでは安全性は確保されません。異常プリオンが見つからなくても病原性がある可能性があるからです。だから、その感染牛自体を絶対食物連鎖に入れないことが大事です。BSEに対する安全管理のしっかりしていないアメリカ産牛肉の輸入は、少なくともその管理体制がしっかりするまではやめるべきです。

 書いてると長くなる…。いつもの悪い癖。そして寝るのが遅くなる…。いつも疲れがとれない悪循環。BSE以前の問題でした。今日は早く寝よう。

天気:曇り時々晴れ(茨城県取手市・東京23区西部)

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