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正直に生きようこの人生をさ…なんてね

2006年3月9日

 今朝も遅起きで、日暮里のそば屋さん。このごろ、日暮里のソバが一番美味いと思うようになってきました。ちょっと前まで取手や新松戸などの駅そばの方が味が濃いと思っていたのですが、今日食べていて、味を薄めにしてある日暮里のソバが食べやすいことが解りました。
 …といっても、所詮は立ち食いの駅そばなんですが。

 今日の労働は、いつもと全く違う作業でした。物の中に含まれている亜硫酸(SO3)イオンの量を測定する実験です。この前みたいに試薬を量り取って実験。今日のもまた、カラフルです。初めての実験で、試行錯誤し、楽しみました。…が、終わったら、ドバッと疲れ、いすの上でウトウト。3回ほど転がり落ちそうになりました。

 終業間近、我が職場名物の味噌造り。大豆を水に一昼夜浸します。この前、常総生協で買っておいた大豆です。また、樽(ポリバケツ)を空けるために、味噌をタッパに移していました。すると、その現場に、窒素ガスボンベを配達に来てくれるいつもの業者さんが。…その業者さんの兄ちゃんがどう思ったのか、想像できません。

 帰ってきたら、ガス代の請求が。先月よりも19立方メートルも使用量が減っていました(65から46へ)。あまりストーブの使用頻度を減らした実感もないのですが、体の感覚とは正直です。こんなことに感動してしまった僕。っていうか、先月までのガス代、高すぎ。


 書くまいと思っていましたが、帰りの電車で読んでいた本、感動したのでどうしても少し紹介。『平和の鉱脈と日本共産党』(松本善明 著 新日本出版社)という本です。
 なんぞや、何となく、こういう題名の本というのは、共産党の自慢で終わるのかなと、内心疑心暗鬼になりながら読むのですが、今回のは違いました。確かに、日本共産党のことを悪く書いていませんが、この著者である松本善明さん自身の体験と言葉で語っているということに、感銘を受けました。それもそのはず。著者は意識的にそうしているのです。社会党が「凋落」した時の国会のようす、国会での審議がずさんだったときと、共産党がそれをやめさせたときのようす、自民・民主の二大政党の風が吹き荒れる中で、それでも首長選挙で勝利できるときの選挙戦のようすなど。これらを著者自身の体験で書いています。そして、彼は何と言っているか。ちょっと長くなりますが、引用します。

 これは演説に限りませんが、自分の言葉で語る、自分で理解をして――その理解の程度にはあまりこだわらないで――自分の言葉で語るということが本当に大事です。理解の程度は、学習したり、人と話す中で深まっていくのですし、理解の度合い以上に「生きた言葉」「生きた話」になっていることが大切です。もし間違っていて、人から注意されれば直せばいいのですから。意識的に党の方針に反することを言おうとしない限り大丈夫です。
 中央委員会の決定や、「赤旗」の記事を丸暗記しているような感じで演説する人もいますが、それではダメです。人の心を動かしません。特に街頭では10分前後の話ですから話を絞って聞いてもらうことが必要です。すべてを話しきる必要はまったくありません。いくつかの話を準備しておいて臨機応変にやればいいのです。
 (中略)選挙というのは人の心を集めることです。人の心を動かすことです。ただ一生懸命にやるのではなくて、人の心を動かして、人の心を集めること。そう言う話や活動をすることが大事だと思います。

新日本出版社 『平和の鉱脈と日本共産党』松本善明 著(p.222-223)より

 著者の核心はここだと、僕は思っています。これほどの感性を持って活動している人がいるとは…、これほど嬉しいことはありません。
 もっとも、その思いが実行に伴わない、偽善的な議員が言ってくれた場合なら、僕は最大級の怒りをもって表現しますが。

天気:曇り(東京都板橋区・茨城県取手市)

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