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交流は最大の特効薬

2006年3月18日

 今日は環境・廃棄物問題研究会(環廃会)の定例会です。2005年11月19日にやったものと同じです。これに行く前に、取手や千代田区の会場(日大歯学部)近くで、散歩しました。心が晴れず、傷心で花を撮影。
 取手ではゆきやなぎが本格的に咲いてきました。アリさんも巣作りに励んでいます。千代田区は大都会ながらも、梅が咲き、ハコベやアブラナ科の雑草やら、たくさん生えていて、なかなか。花屋さんにシクラメンがたくさん咲いていました。一気に並べます。

 環廃会の発表は、今年卒業の青年と、駿台予備校で講師をしている若手科学者と、中小企業家同友会の女性でした。青年にはユーモアが、科学者には怒りと情熱が、団体職員の女性には実践してきた自信が、それぞれ感じられました。頭のエネルギーは使いましたが、それまでの鬱とした状態からは解放されました。川辺川ダムの建設について報告した青年のお話の風景を一つ。

 講師の方の発表は『「地球温暖化への懐疑論」の懐疑論』という、おもしろいものでしたが、テンポ良く進む反論が頼もしい。そして、やっぱり「地球温暖化への懐疑論」を唱える人たちには、従軍慰安婦問題などにいちゃもんをつける人たちと共通のことを感じました。はっきり言って、センスが幼い。
 途中で、その講師の方の専門(地震学)から照らした発言があります。

講師の方のPPより

(東海地震懐疑論者としてですが…)「東海地震は起きない」という議論に対して「地震対策は無意味」とするのか?

 僕は思います。きっと、この発表した講師の方も思っているでしょう。地球温暖化対策が、「不確定で怪しいからする必要がない」のではなく、本当は「自分たち(に関連するところの)利益が損なわれるからやりたくない」のだと。だから、「反論するのもばかばかしい」という、別の環廃会会員の方の意見も、まったくその通りだと思います。
 最後の方は、神戸で、中小企業が力を合わせて、地域振興をもかねて、自然エネルギー普及への取り組みについて話してくれました。阪神大震災で、電線をはじめとするライフラインはずたずたでした。遠くから電線で運んでくるのではなく、自分の建物の屋根に太陽電池をつければ、そういう災害時も電力を補えます。環境ビジネス(懐疑論者が最も嫌っている人たちでしょうか)にもなります。地域の中小企業や、大企業からリタイアした技術者たちが力を合わせて取り組む姿は、感動ものです。

 この後、懇親会。本当は疲れていて、出ないでおこうと思いましたが、誘いに載せられ、出ました。が、行って正解でした。中小企業家同友会の方と、じっくり話せました。アルプラゾラムが切れて苦しみながらも、僕自身の悩みや、科学論、話せました。昨日の日記で、「相談する相手が全くいない」と言いましたが、何気に、ここで話せてたりして。少し気が晴れました。ありがとうございます。

 帰りは、秋葉原まで歩きました。御茶の水駅が近いのですが、気分が優れず、歩いて外の空気をと。この辺の起伏のある地形は意外とおもしろいのです。

 左は御茶の水駅、右は秋葉原の電気街(拡大あり)です。

天気:晴れのち一時雨(東京都千代田区・文京区・茨城県取手市)

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