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モザイク・青

2008年 7月 30日

 所沢駅東口のミラービルのモザイクは、今日は青です。雲の多い、まだ梅雨明けとは思えない、空ですが。
 分析サンプルが来ないと判っているので、行くのは億劫です。そして、実際行ってみると、遅れて一件だけ来てみたり。明日になれば恐らくサンプルがまとめてくるので、回すことにして、今日は、例の鼻毛を追う作業をしていました。


 本当に、鼻毛を追ったり、来るか来ないか判らないサンプルを待ったり、人と関わらない仕事ばっかりやっています。作業は、本当に地味なのですね。そして、人と関わる部分に出ようと思えば、休日を犠牲にせざるを得ない。
 …やっぱり、活動家混じりの仕事ですから。
 今日は略してSKという会議がありましたが、落ち着いて話をする機会といえばこれくらいでしょうか。しかし、SKは机上の空論。やるも空しいです。それで夜ご飯も食べる時間さえなくなり、なんのために…。

 今、後ろで、連続する殺傷事件の『報道ステーション』が付きっぱなしになっています。「怒りの沸点が低くなった」だって。
 怒りの沸点が低くなった。そうだとしたら、圧力―環境が変わったのでしょう。クラウジウス・クラペイロンの式。具体的な式は忘れたけど。
 同じく報道ステーションでは、「背景を考えないと」、などと、僕にすれば数年前から気が付いていたことを恐ろしく新発見のように言っています。
 蟹工船のことについても触れています。「蟹工船の時と違って、ひとりひとりが孤立している」って。そんなもん、小泉純一郎が首相になった頃(よりももっと前からあっただろうけど)から白昼堂々表を歩いていたではないか。
 いずれにしても、マスコミはそんなことに気が付かず、「小泉旋風」だの、「マドンナ」だの、「自民か民主か」だの、言ってきたではないか。その間にも、政治は悪くなり、今に至る。もちろん、マスコミだけが悪いワケじゃない。それを利用してきた政治家・財界・圧力団体etc…。
 この頃、僕も気力を失ってきつつあります。『報道ステーション』では「疎外感」という表現をしていたけど、労働からの疎外、人間からの疎外、意外と的を射ていて、茫然自失、ですね。
 こういうことを書いている間に、WTO交渉の決裂についても報道されていました。インド・中国はセーフガードの発動をしやすくしろって?
 …いらねぇもんを売りつける自由貿易の仮面を被った押し売り交渉なんか、そもそも要らない。自動車が欲しければ、自分の国で作れ。こんにゃくいもが欲しければ自国で作れ。
 努力を重ねた上で達し得ないものを買うのが、資本主義社会の市場取引じゃないのかい?資本主義という自分らが掲げた、自分らの都合の良いシステムの中でさえ経済活動ができないのなら、やめてしまえ、バカ者よ。
 まったく、今の面倒くさい商売の"掟"には、辟易します。
 とはいえ、僕ももう視野が狭くなりすぎて久しく、疲れました。幸福感を覚えるのが山の上だけ。僕も何時、ゾンビになるか判りません。

天気:晴れ時々くもり(東京都板橋区・埼玉県所沢市)

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