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われてもすゑに

2008年 8月 2日

※記録:8月4日7時台

 16時までにも、色々、この大都会東京で走り回っていましたが、それはともかく、今日は遂に、結婚を祝う会。
 今日の祝う会は、特別な意味合いを持つものでした。このスモッグに覆われた東京を見下ろしながら、始まります。


 花嫁は立派なウェディングドレス姿。
 しかし、僕にとってその姿が彼女そのものを変えるものではなく、ただのいたずら小僧のおもちゃと化してしまうのです。
 裾ふませろー。


 6月8日に長野県松本市に行った時は、腹痛というのもあって、二進も三進もいきませんでしたが、今日はまだ救いようのある体調でした。
 もちろん、この写真を撮っているということはこの寸劇(?)に加わってはいない、ということですが。


 このスライド(プレゼンテーション)は、花嫁のFが作ったそうです。どこの空か気になるな。
 この、『たんぽぽ』とは、歌の題名で、話にしか聞いたことはありませんが、どうも、労働歌のようです。
 詩としてはとてもそうは見えないんですけどね。
 最後の締めくくりに、この会の実行委員長が、作ってきた原稿を捨てて、アドリブの締めをやりました。
 「通り魔事件とか、悲しい事件が起こっているけど、この(祝う会やCとF、あるいは委員長のMさん夫婦)のような、家族で心を通わせ遭うのが当たり前ではない状況がある」
 このあと、何と述べたのかすっかり忘れてしまいましたが、確かに、この幸せさは、今や普遍的なものではなくなっています。


 祝いの言葉はこれほどにまで達しています。
 結婚したCとFは、僕に関していえば、6年くらい付き合いの無かった仲でしたが、2人にとっても、この10年のうち推定7年は、お互い辿ったベクトルはずいぶん違っていました。恐らく、卒業後はしばらく、離れて―われて―いた時期があっただろうと思います。もちろん、在学時にも、立場の違いででも離れてはいたでしょう。
 しかし、その10年の間に、"われてもすゑに あはんとぞおもふ"を成し遂げたのです。とても、僕などには想像できない状況で、ね。


 ウィディングケーキの破片は、少々酸っぱく感じましたな。コッソリ、冷凍イチゴの感触を感じながら、ね。


 今回、残食は少なかったのですが、それ以前に、このシェフはダメダメでした。芯のあるピラフ。
 CとF2人に芯が通っていることはプラスでも、ピラフに芯が残っているのは、中途半端というマイナスイメージです。鍛錬されい!
 Fに関していえば、柔軟な発想、率直な意見の言える炭素繊維のようなしなやかさを持った芯があり、Cに関していえば、豊富な知識と行動力を持ったダイヤモンドのような剛直な芯がある、2人であろうと思います。
 炭素はすべての生物の源。有機化合物の出発。無限の可能性です。


 2次会を抜け出してきた、東京駅。
 正直僕の住む世界とは異次元空間の会場。
 祝う会、に、参加する前に買った一眼レフとHDDとメモリを肩に掲げ、背広をリュックに押し込んでいたので、疲労度はぐんぐん高まりました。時刻、22時半。明日、本気で浅間山に行くつもりなのか?


 懐かしい面子にも会えた今日の祝う会。
 楽しい、と感じたことは確かでも、バルブ全開で弾けることはできなかったな。
 帰途は、蒸し暑く、カップルが歩き回り、人身事故で鉄道に遅れが出、くたびれた顔して歩く人に溢れた、そんな途でした。
 混沌とした夜、明日の浅間山の準備をそそくさと済ませ、一眼レフのセットアップを、使える段階にまで持っていき、寝ました。
 ああ、唇にヘルペスが出ていたけど、そんなことはお構いなしさ。今さら、だ。

天気:晴れ(東京都千代田区・豊島区)

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