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化学物質

2008年 8月 8日

 昨日ほどではないけど、空がきれいです。このところ、上向きながら歩いてばかり。黒かったり青かったり白かったり、気まぐれな空を眺めて。
 今日で、「2学期」が終わります。明日からお盆休みです。九州へ発つのです。
 そんな、5年目の2学期最後の日。


 電話が鳴っていました。
 僕の代わりに、近くにいたIさんが出ました。
 …
 暫くして、僕のところにIさんが来ました。暫くって、たぶん10分くらい。
 話の内容は、一応守秘義務があるので細かいことは言えないけど(っていうか、全然趣旨が違うけど)、「農薬は生物によって分解されるのですか?」という中身です。
 農薬という化学物質はありません。それは、雑草という草がないのと同じであり、外人という人種がないのと同じです。
 農薬の中にも、生物が代謝できるもの(あくまでも、分解ではないことに注意)はあるけど、そのまま脂肪組織にたまっていくものもあるし、代謝の過程でいっそう悪辣になるやつもいるし、そのままスルーするやつもいる。
 リンゴに使う農薬といっても、殺菌剤のクレソキシムメチル、殺虫剤のクロルピリホスなど、全然性質の違うものがあります。同じ殺虫剤でも、クロルピリホスとシペルメトリンもまた、殺虫のしかたが違います。
 中学生の時、確か、「物質と物質が反応すると、もとの物質とは性質の違うものが生成する」と習った記憶があります。原子ひとつくっつけば性質は変わるのです。
 っていうか、性質が同じなら、新薬を開発する必要もないってか。
 「毒性がありますか?」という質問についても同じで、「判りません」。あるかも知れないし、ないかもしれない。あった時に困るから、出来るだけ使わずにいこうよ、というのが、予防原則です。

 事細かに、根掘り葉掘り、あの毒性はどうだ、この毒性はどうだ、と聞かれましたが、毒性がないことを証明するなんて、無理です。ある物質の毒性の可能性から逃れたいのであれば、それを使わないこと以外にありません。
 だからこそ、儲かるからと言って、勝手にドリンクの中に人工甘味料をぶち込まれると、かなりイラッと来ます。
 日本国憲法19条と25条に定められた、思想・良心の自由と生存権はどこへ行ったのやら。
 最後には、電話の向こうのおばちゃんも、困ってましたわ。そりゃぁ、そうですよね。選択の自由なんてものは、この社会では嘘八百なのですから。
 とりあえず、現在進行形で、農薬・添加物は人体実験です。「厚生労働省で認められた」なんてものは、安全性の証明ではなく、ただ人が勝手に決めただけの話で、「安全です」なんていう科学者がいれば、それは科学者ではない。
 …ということを考えさせられた、48分の電話でした。

 あと、今日は住民税を164700円払ってきました。164700円分、ちゃんと還元してもらいますよ。オッと、消費税のことも忘れちゃならねぇな。
 しかし、給料という制度の時点でピンハネされている上に、税金まで持って行かれるのですから、「搾取」とはよくいったものです。もう、長くなるから書かないけど。

天気:晴れ(東京都板橋区・埼玉県所沢市)

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