白いコナビト(鶴見岳→直系家族の家:大分県)
新年最初の写真はピンぼけと真っ暗な世界です。でも、ふうたろうは鶴見岳と由布岳を登る気満々でいます。ところで、雪が降ってきていますね。
えーっと、予定外の場所だったので、25000分の1の地図は持っていませんでした。代わりに、50000分の1のエアリアマップとGPSがあるだけ。でも、GPS見ると、道のないところ歩いているんですけど。
GPSで今の自分の位置が判るのは非常にありがたい。初日の出には間に合わなさそうですが、頂上には行き着けそうな気がします。ただ、倒木とかチョー険しいですwith25kg荷物。
どうやら、登山道に当たったようです。いったい、どこで間違ったんでしょうねぇ。っていうか、あんなマックラ道を歩こうなんて、しかも、25kgのウルトラスーパームダボッカをするなんて、たぶんあり得ない。
一気…
行くなら直登、ダメなら下山だ!(By 三歩)
ふうたろうは直登しまっす!
吸い殻入れ…。
この横に、リンゴジュースの空ペットボトルがあったぞ。吸い殻くらい持って帰らせた方がいいと思う。吸ってもいいけどな(健康のためにはやめてもらいたいけど)。
どうやら、五里霧中で初日の出は完了していたようです。なんまんだぶなんまんだぶ。(?)
この頂上付近の七福神地帯に着いたのは8時10分。一方、キャンプ場出発は5時27分よりも少し前。3時間ですな。
だいぶ麓で迷いましたから。
頂上へ続く階段。あからさまに暴風雪。由布岳はとっくに諦めています。
頂上、ものすげー荒れまくり。吹雪ですじゃ。一応記念撮影はしておいたけど。
アンテナも寒そうに佇んでいますね。折れないのが不思議なくらい。
休憩所発見。この吹雪の中、普通の若者姿で歩いている男女3人のグループがいて、ドラクエ風旅人ふうたろうを演じました。
ふうたろうは3人分、それぞれ3種類のお菓子を手渡した。ふうたろうは牛の飾り物を手に入れた!
気温は-6℃らしい。そういえば、鶴見岳から下ってくる人と出会った時に、そんなこと言ってるおっちゃんがいたっけ。
出たー!ハイパー・キノドク・スーベニア。何でどこにでもこういうの、あるんだろう。
樹氷展示室だそうで。
今日はそこら中で吹雪いてるから見放題ですぞ。
ハイパー・キノドク・スーベニアのひとつ。
でも、ふうたろうも、小さい時、よりによって使い物にならないペンダントなんて作りましたな。ハイパー・キノドク・ふうたろう。
この看板見て、色々語句に間違いがあるのが気になって、プッと笑う。まぁ、いいんだけど。
よく判らない横文字を形骸的に押しつけられてるだけだもんね、働いている側の人たちは。
ニトロセルローズって…、クロロピリンって…。花の種類か風邪薬のミュータント(変異体)か。看板レベルでこの通知しか出せないんじゃ、絶対国民に伝わるわけがない。文科省管轄だろうか、ちょっとは考えた方がいいんじゃないか。
朝2時半に家を出て仕事をしていたという、乗務員の女性にお疲れさまを言って出てきました。初日の出を見に、整理券が発行されまくっていたそうで。いやー、スゴいね。ふうたろうが降りてきたロープウェーは、さっきの3人組とふうたろうと添乗員の5人でしたぞ。
しかも、吹雪で初日の出は見られず…。みんな混雑に耐えてきただろうに、無念なり。ふうたろうは、山登った実感があるからそれだけでもいいけど…。
バスの運転手と話しながら別府駅まで行き、特急で宇佐駅(うさえき)まで来ました。ここからは直系の親戚巡り。
じいちゃんが老体(84歳)で車を運転して迎えに来てくれたけど、やっぱり心配だったな。
今日はそういえば元日。宇佐神宮は周辺が大渋滞するほどの混雑。駐車場もいっぱい。臨時バスも走ってたけど、いつ着くか判らない状況だったんじゃないかな。
かなり渋滞に巻かれたあと、一旦叔父叔母祖父母の家に行き、荷物を置いてから(びっくりされてから)、金屋温泉という、最近出来たらしい温泉に行きました。温めのお湯で、ふうたろうにはちょうど良かったな。かみのやま温泉(山形県)の熱湯はシャレにならんかった…。
こういうの、初めて見たなぁ。餅は餅屋という諺があるけど、実際に餅屋というのは見たことがない。でも、これはどうやら御用達(?)の木箱みたい。スゲェ…
あとでH叔母に聞いたところ、昭和29年(1954年)から使っているのだそうな。
M叔母が作ってくれた雑煮、さっきの餅でいただきマンモス。ウマいッス。シャレにならんッス。でも、鶏肉食えなかったッス。みっともないッス。
程なくして、いとこのMの旦那のMさんが、娘と息子を連れてきました。娘Cと息子R、人見知りというものを知らぬようだ。
Cは、カメラ向けると不敵な笑みを浮かべた!
左から伸びる従妹Mの手(Rにとっては叔母に当たるが)と右から伸びる祖母(Rにとっては曾祖母)の手(箸先)。Rの顔は曾祖母に、視線はMに。両方を相手にしようとがんばっていますぞ。っていうか、Rはまだ口の中にゴボウが入ってるやんけ。(゚ロ゚メ)ゴルァ
とりあえず、子どもたちがDVD(となりのトトロ)を見始めたので、ふうたろうはちょっと散歩に。時間にして1時間14分。
子どもたちのことはあとで書きます。
この川は駅館川(やっかんがわ)といいます。戦時中はこのそばに飛行場があり、米軍に襲われたとも聞きます。そして、まだ、この辺りには防空壕っぽい穴ぼこがいくつか残っているようです。
別府や杵築方面では雪が降りしきっていましたが、宇佐市は晴れています。少なくとも今は。太陽が眩しいぜ。
でも、風が強くて、猛烈に寒い。
カモが飛来しています。しっかし、きったねー川だな。昨日の志高湖よりはずっとましだけど。
駅館川を渡る日豊本線。
う~ん、ふうたろう、ひとり旅ができるようになったこと、感謝。えっと、誰にだろう。親かな。自分かな。や、関わった全員にですな。みんな、ありがとうね。
駅館川を下流に歩けばそのまま海に出ます。ところで、このゆずかかぼすか知らないけど、柑橘のたまり場は何?
漁船が停泊。何だか、保守的な空気が伝わってくるよー。でも、ウマい魚採ってきてくれるんだから、感謝しなきゃね。
堤防の上を歩きながら、遠浅になっているところを見ていました。曇ったり晴れたりを繰り返していて、曇った時に吹く強風がメッタクソに冷たい。伯耆大山の頂上と寒さはあまり変わらんぞ。
生活排水が、遠浅の、貝を掘るところにダイレクトに流れています。ちょっと、そんな貝を食べさせられるの?貝の他にも、エビだっています。良くないですね。自分たちの生活圏を守る手だてを考えないと。
路地。
ふうたろう、迷ってない?GPS持ってくれば良かったッス。
この塀、ツタが生い茂っています。今は枯れ葉ですが、秋はきっと紅葉しているんでしょうね。そういえば、秋に九州は来たことないなぁ。冬・春・夏はあるのに。
さすがに、大手スーパーも休みですか。うん、正月くらい、ゆっくりしましょうや。
でも、路上に投げ出された失業者がたくさんいるんですよね。心の底から休みを謳歌できないですね。何だか、後ろめたい気がして。従妹Mも、正月休み自体はそんなに長くないらしいし。
…宇佐市の風景はあまり変わってない。でも、みんな歳をとって、社会の内部構造も相当変わって、子どもの頃はみんな遊んでいたふうたろうや従姉妹も、今や仕事に追われる毎日ですわ。何だか、大人になることが地獄への道みたいな雰囲気ですな。まぁ、子どもの頃が幸せだったかと言えば、決してそうでもないんだけどさ。
ま、それはさておき、CとR、デラックスガキンチョモードで暴れます。特に、C、見つからんだろうと思っていたピッケルを手にした時は胸がハート形に飛び出そうでした。いやいや、Cには強烈に懐かれて、徹底的におもちゃにされましたさ。肩車しろだの、パズルを一緒にやれだの、人形遊びにつきあえだの、それはそれは、もう、ハイパーデラックスガキンチョモードでしたさ。目にしたものは手当たり次第触りまくる。大人(成人)たちの雄叫びと視線は一挙にそこに集まり、翻弄されまくっています。Cのあばれんぼうはある意味、将来有望ですわ。
でも、驚いたのは、手洗いのしかた。指の間とか、物凄く丁寧に洗っています。たぶん、大人たちが総出で掛かっても足元ならぬ、手元にも及ばないでしょうな。ただ、Cは3歳。大人用の洗面台にはひとりでは届かないのさ。ふうたろうが抱えてやると、ちゃんと洗う。ちゃんと教えてやれば、ちゃんと条件を与えてやれば、やるべきことをやれるようになるんでしょうな。ふうたろうはCの手洗いを手伝えるようになった!
はぁ、でも、夜、ちっとも寝ないんですよ。ふうたろうは3時48分に起きて、吹雪の恋人とデートして、雪まみれになって、夕方以降はバテまくっていたのに、Cは21時を回ってもふうたろうをぶん回すんですよ。ああ、酸化マグネシウムのように燃え尽きましたさ。ああ、白いコナビト…。
最後はCを閉め出す形でふうたろうは2Fの部屋で寝ることになりましたが、Cの言葉には更に驚きました。「せっかくここまでがんばったのに…。」どうやら、2階まで、身長の半分くらいある階段の段差を越えて上がってきたのに、ふうたろうの甲斐なさにがっかりしたんだろうな。許せ、Cよ。
天気1:くもり時々雪、強風を伴いやや強く降る(大分県別府市)
天気2:晴れ時々雪(大分県宇佐市)
覚え書き:相棒スペシャル・雑煮追加(夜食)