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化学量論(ただのモル計算)

2009年 1月 16日

 空はもやがかかっているみたいですが、奥多摩方面の山々は一応見えているみたいです。
 はっ!山と言えば、風邪がまだ治らない。(゚皿゚#)


 今日の仕事は何だかイレギュラーでした。農家の人が直に野菜を持ち込んで午後の間に検査をすることに。しかも、やたらと回収率のアヤシい農薬の検査で。だから、作業が繁雑。これは塩18g。


 まぁ、繁雑とはいえ、ふうたろうのスピードだとそう大したこともない繁雑さなので、18時過ぎには職場を出ましたさ。それからちょっとだけ好日山荘に寄って、19時半からアレの班会でしたさ。
 Tと東口で落ち合って、いつものモスバーガーに入って、会議とは呼べない話(居酒屋モード)とかしたりして、遂に、気になっていたあの問題を解くことになりました。(以下はニュアンスで)
 「モスバーガーが環境対策として最も貢献度の低いものはどれでしょう。」

  1. 国産野菜の使用
  2. ポリ袋から紙袋への転換
  3. 緑の看板
  4.  答えは3番目です。


 …低い?
 ふうたろうは、遂に、一緒にいるTを巻き添えにして、店員さんに紙袋を持ってきてもらいました。…家で量った別の38gの紙袋よりはずっと小さいものだったので、意外と正解かもと思いながら、Tにボールペンを借りて、紙のナプキンの上で計算。
 まず、ポリ袋はポリエチレンなので、14g/mol(CH2換算)を単量体の分子量とする。紙袋はセルロースなので、162g/mol(C6H10O5を同じく設定する。セルロースのブドウ糖が180g/molではなく162g/molなのはセルロースがブドウ糖の脱水(水1分子18g/molを失っている)縮合で成り立っているからです。
 さて、紙袋の重さを半分くらいの重さとして、20g。ポリ袋は8gと確認済。だから、

  1. 20g÷162g/mol≒0.123mol(セルロース物質量)
  2. 8g÷14g/mol≒0.571mol(メチレン(CH2)物質量)

 セルロースは炭素数6の分子と、メチレンは炭素数1の分子と、それぞれ見なせるので、二酸化炭素の、各1molあたりの生成量は、6molおよび1molなので、

  1. 0.123mol×6≒0.74mol
  2. 0.571mol×1≒0.57mol
  3. ∴0.74mol>0.57mol

 ∴ポリ袋1枚の方が、燃焼時の二酸化炭素生成量は少ない。
 …ただし、これはあくまでもゴミとして廃棄した時の二酸化炭素生成量なので、袋の製造にかかるもの、カーボンニュートラルという思考、などを考慮に入れないものとしています。
 大体、国産野菜の使用が最も環境貢献度は高いでしょうに、あえて低いものを選ばせるからこんなややこしいことになるのです。
 ま、いいや。ゲームですから。


天気:晴れ時々くもり(東京都板橋区・豊島区・埼玉県所沢市)
覚え書き:スパイシーモスチーズバーガー・27日

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