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こけまくり三段活用術

2009年 2月 21日

 時の流れは平等に、かつ均等の速さです。
 今日は、年に一度の、『こけまくりスキーツアー』です。茨城県にいた当初から受け継がれてきた素晴らしき伝統で、ふうたろうが今こうして埼玉県に流れていっても声がかかるのです。
 そして、ふうたろうだけでなく、大阪に流れたMさんにも声がかかって、ふうたろうはSも呼んで、アウェー3人はUさんを所沢駅のマクドナルドで待つ。
 Sは昨日23時半くらいまで池袋で遊んでいたのでどうなることかと思ったが、無事来ていてホッとしたところであった…。


 パーキングエリアに立ちよって、茨城第2軍と合流。しかし、そのパーキングエリアはエラい混みようで、男子便所が渋滞


 渋滞に巻き込まれたりしながら、予定よりもかなり遅れていました。しかし、バルプロ酸の力も及ばない?あいのり号は、居心地良し。みんな久しぶりに会った…。IもKもUさんも。
 昼飯は通り道にあった食堂で、釜飯などをば。今こうやって日記を書いていて思うけど、茨城県南では、居場所をちゃんと作っていたんだなぁ、と。故郷に帰ったような安心感があります。いや、実質の故郷ですね。


 とりとめもない話をしながら、目的地、万座温泉の宿に着いたのですが、酔いそうなトンネルを抜けるとダンジョンのような建物だった…。
 (・_・;)


 連続する階段だけでなく、廊下が分岐しているので、実質のダンジョンです。
 しかも、ご老体には堪える階段の長さ。べらぼうに寒くて凍ってるところもあるし。


 で、入室。部屋はまぁ普通ですが、窓のところがこのとおり。まるで、伯耆大山の避難小屋みたい。
 誰か知らないけど、ここが冷蔵庫(冷凍庫)になると思ったようで、ジュースを冷やしておったな。


 窓からはゲレンデが見える。スキー場付き温泉宿です。


 今日泊まるダンジョンホテルです。名前はあえて書くまい。
 ただ、ふうたろう的には好みであるとだけは書いておきましょうか。


 ゲレンデに出ましょう。初めてマイスキーセットを使いましょう。左足がややキツい気がしましたが、履きやすいスキーですな。
 バリバリ滑るぞ…って、今日はならし日ですね。


 空は一過性の冬型。澄んだ青にちぎれ雲。小雪ちらつく-10℃。


 おいS!!
 いくら寒いからって、その黒ミイラは変すぎるぞ!(^Q^)""


 雪景色、きれいですな。雪山登山が恋しいですな。でも、まだそのコンディションに戻ってないですな。


 でも、こうやって気を許しあえる奴らと一緒に来ていると、一人孤高に、とは違う次元で満たされるものが、ありますね。
 何というか、基本的に心が安心できるというか…。


 とはいえ、人は常に孤独なもの。この急なゲレンデの恐怖を乗り越えるのは、最終的にふうたろう自身なのであります。
 ホレ、(・ω・)ノノ
 さっさと行け。


 この道路を進むと、日本百名山の草津白根山最高峰に行くことができますが、それは一人孤高に目指せ。


 人通りの少ないゲレンデの途中、真っ白の雪原に背丈のある笹がところどころに。今年の樹氷は、平ヶ岳の紅葉を思えばただヒドいの一言に尽きるけども、一緒にいたHさんと、「きれいですなぁ。」と堪能しましたとさ。やっぱり、本当に「きれい」なんですよ。


 樹氷も、ほんの少し、あります。でも、未成熟。
 まだ少し残っているかも知れないところに、行こう。


 前を行くスキーヤーのまき散らす雪を真後ろで被りながら、滑降。いや、実を言うと、運動不足と一年ぶりのスキーと精神力薄弱とで、まったくコントロールが利かず、離れれば済むところが済まなかったのですね。大変ですな。こけまくり三段活用。


 さっきのコースがきれいだったので、2周目。でも、この狭いスキー場で、ちょっと飽きてきたかな?


 ところが、そうやって冒険(中級ガリガリ君コース)に出てみると、こけまくりスペシャル。こともあろうに、おろしたてのスキービンディングが、分解しました。滑り止めが分解したスキー板は、100mくらい下まで落ちていたので、一本だけの板の滑降痕を見つけ出すことによってのみ、発見が可能でした。嗚呼、なんてヒドい…。


 さて、蛍の光窓の
 今日はもう終わり。結局、ここまででビンディングの部品一つとレンズキャップを失いました。嗚呼、ふうたろう旅日記クオリティ。


 なぜか知らないけど、17時半という信じられない早さの夕食。まるで、山小屋のような食事スタイル。あくまでも避難小屋と山小屋の間を縫うように滑降しようとするか、このダンジョンめ!


 Kが動物系海産物がダメだそうで、ふうたろうの動物系陸産物と交換。エビフライやホタテ同様によく冷えていました。
 スゲェ山小屋クオリティなんですが何か。


 最初はあまり気にしなかったのですが、ふうたろうの席の真後ろにゴウゴウと燃えるストーブが。黒体放射じゃないけど、遠赤外線で背中が熱い。


 さて、夜は小さい宴会をば。わめき散らす飲み会とは違うので、ふうたろうも安心していられます。
 ただ、曲者揃いが集まる『こけまくりスキーツアー』なので、皆の要求を実現する宴会は至難の業でありますな。Mさん筆頭に、SもMくんも強力なので、このアタリが盛り上がると、年少のIやKは目が点になる。自然法とか唯物論とか進化などの言葉が毒矢のように飛び交う。ふうたろうはいくらでも突っ込んでいけるけど(毒矢に耐性あり)、Uさんも寝てしまった…。(゚◇゚;)
 Kは結局寝てしまったような気がするけど、Iは言語のことで話ができたっけ。専門が英語(言語としての英語)ですからね。Iのそういう話をしている時の表情は凛としていましたし、聞いているふうたろうたちにとっても勉強になるのです。I的には、ふうたろうの英語レベルは上級らしい。まぁ、「ムロドウ・ステイ?」クオリティですからね…。
 とまれこうまれ、異種専門との交流は素晴らしいのです。
 で、その話の向こうでは、やっぱり進化論から始まる、ハイパー・ノーミツ・テツガク論が繰り広げられておりました。肉体が2つあれば、あっちにも行ってたな…。
 こうして、まったりと、夜は更けていきました。0時にはみんな寝ましたがね。お疲れさま。そしてふうたろうも、今日は七転八起(しちてんはっき)。よくがんばった。


天気:晴れ時々くもり、小雪舞う(群馬県吾妻郡嬬恋村)
覚え書き:フィレオフィッシュセット・リンゴジュース6リットル+箱破れる・とねっこ同窓会写真

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