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多次元の強さ

2009年 3月 1日

 朝、目が覚めたら7時58分という罠。8時半集合ですが何か。
 とりあえず、飯食いに出ないと、デモ行進ならぬ、デモダッシュで死にます。


 食えそうなものから、取りまくります。ひじきの煮物と海藻サラダをゲットしておきましたが、実はタンパク質が少ないという罠。
 ここで、海藻サラダ定食を食べることになりましたとさ。


 7時58分に目が覚めた時点で、この部屋はもぬけの殻でした。段差の多い部屋の敷居に足をぶつけたりしながら、慌てていました。


 空はめっちゃくちゃくもり。うがー!!
 小雨もぱらついてるし。


 10分ほどバスとみんなを待たせるという、無礼極まりないアウェー者。これなら、先にいってもらえばよかったと思ったりもする(ふうたろうの足なら駅までなら余裕)。
 そして、連れてきてもらった焼津駅前は、このとおり、集会の場と化していました。


 赤旗を売る人あり。昨日の分科会では聖教新聞(創価学会)を朗読している被爆者もいましたし、べつにいいんじゃね?
 実際、ここには需要があるのだから、資本主義的にも間違っていませんし。


 宗教者が今年も混じっていますね。けっこう目立つんですよ。
 たぶん、創価学会(仏教系?)とは違うはず。


 ところで、ある幟旗に使っていたポールにこんなシールが。「ダイオキシンを出さない」そうですが、使い捨てでもあるまいし。


 焼津駅前の、小さなペデストリアンデッキからHさんと一緒に撮影していました。茨城仲間ですな。


 また赤旗売り子さん。レアアイテムではないし、荷物になるから買わないけど。


 さて、行進開始。特に何かを言う行進ではありません。ふうたろうの性にとても良く合う行進ですな。久保山愛吉さんの遺影を先頭に、行進。


 この人たちが前述の宗教者たち。不殺生という教えと核兵器は共存できるはずがなかろうて。
 でも、宗教者の人も一緒に歩いているのは、なぜか励みになるふうたろう。


 民青同盟の幟。昔はもっとごっつい文字だったんだろうな、と思ったり。ふうたろうは、ひたすらみんなの行進の様子を記録すること。旗を持つ人、気楽に歩く人、写真を撮る人、記事を書く人、それでいい。


 埼玉県の原水協の幟が見えてきました。ふうたろうは幟をみんなに任せていることになりますか。しかし、一方では、ふうたろう、個人的に来たともいえる感じなんですよね。課題。


 …昨日は全然溶け込めなかった、まるで疎水性ふうたろうに対する水のような存在だった、高校生たち。スーパーハイテンションでポーズを決めておりました。このノリの変化は…。


 子連れ、家族で来ている人も。バラの花を持って、行く先は久保山さんのところ。献花するのです。


 日和見ふうたろう、ノリの良さにすっかり安心してしまい、はりつきのカメラマンみたいになりました。橋の欄干から撮っています。


 ここは港の側。漁船っぽいものがありそうですが、焼津漁港はなくなった、そう昨日のクイズで聞きましたな。
 あくまでも、この歴史を消そうというのですかね。


 ずっと続く1000人以上の行進の列。多く見えますか?ふうたろうには、全然、足りないように見えます。自分たちを滅ぼしかねない核兵器をこの世から消すには、決して十分ではありません。
 この100倍以上は必要だと思います。


 ところで、歩いている道すがら、こういう店を見かけました。去年もあったね、確か。トラキチの巣。


 ん?茨城組が迷走していますな。


 ふうたろうは、今度は堤防の上に立って、小走りで前列を追いかけつつ、みんなを撮影。そういうふうたろうを見てみんな怖がっていますが、ま、山の上で岩場に一人立っているふうたろうを見る、他の登山客たちと同じですな。
 デモの写真は、少し高いところから撮らないと、様になりませんし。


 おや?いつの間にか、あの横断幕が無くなっている…。
 聞いたら、どうやら、道が狭くなったところで閉じたそうで。


 写真は撮られたら撮り返す!
 ふうたろう、撮り返しましたよ。
 といいますか、高校生の引率の先生なんですよね。ああ、昨日の夜は楽しい話をしましたなぁ…。


 ダイダイの木ですかね。けっこうその辺に植わっています。落ちてくるのを待っているY。
 待ちぼうけみかんバージョンですな。


 久保山さんの献花台があるお寺の上に来ました。Hさんも考えることは同じで、ふたり一緒に撮影しておりました。茨城組が固まっているのが見えたので、ちょいちょいと降りていって…


 かくの如し。


 バラの献花台。


 ここ、大抵足早に過ぎ去っていく場所なので、なんかお参りしているような気分にはならないのですね。


 桃の花?それとも、桜の仲間か?
 とりあえず、けっこう温かいですね、いつの間にか晴れて。


 茨城組とちょっと話していたら、危うく埼玉組からはぐれるところでした。危ねぇ…


 また堤防の上を歩きながら、今度は埋葬されているお墓までいきました。そして、みんなお参り。ふうたろうは、何を願い、何を誓えばいいか、結局答えを出せないままここを後にしましたね…。


 お墓からバスまで歩いている途中に、埼玉組の人から、今朝の寝坊のことを注意されました。寝坊そのもの、というより、それに対する謝罪、のことですかね。
 相当ふうたろうも慌てていたので、JTBやリーダーの人には何度も謝ったために、すっかり謝った気になっていたのでしょうね。それはどうも…。
 そうして、テンションは元に戻った。
 このひどい弁当が1000円とは…。


 やっぱりふうたろうは、集団行動には不向きなのかな、などと思いながら、茫然自失。やっぱり、0次元に戻った方がいいのかな、と自信喪失。
 でも、フラッとふうたろうの横に、それぞれ独立的に現れたふたりがいましたさ。一人目はさっきの高校生の一人、Y。頭を撫でていきました(ただ坊主頭を撫でたかっただけのようですが)。もう一人は土建のAくん。隣に座って、一緒に弁当を付き合ってくれました。
 ふうたろう、相手の意思に関係なく、救われた気分です。
 ありがとう。


 かくして、次なる会場に着いたふうたろう。全回復というわけではないので、一人ふらふら。人が多いなぁ、と思いながら、ウロウロ。バチガイなのかなぁと右往左往。


 ヘタレ右翼の嫌いなものだけ集めたような本コーナーですな。国益にならない右翼は右翼とは呼ばせない(左翼も同じ、っていうか、どっちでもいい)。


 ある程度顔見知りが集まるのを待つふうたろう。埼玉、まだ不安か?


 舞台に立つ人、影で働く人。これが組織だよく見ておけ。


 日本科学者会議の幹部の人からの発言。種明かしすれば、この人自身、核物理学の専門です。昨日の人とは違うけど。色んな人が色んなことを言っているので、何を言っていたのか思いだせないのですが、後でレコーダを起こしたら、全てが解ります。


 京都のお坊さんが袈裟姿にギターを持って、仏教的な歌を歌う。もの凄くびっくりしましたが、更に、朗読とのコラボで余計びっくり。目が丸くなったふうたろう。
 …ああ、力を合わせていますな。これが運動の合力ですな。いいですな。ふうたろうは既にくじけそうなんですが何か。(当日の気分で記述)


 海外代表たちが最後に挨拶。アメリカ、オーストラリア、マーシャル、フィリピン。アメリカは核の最大保有国なのに、その国から、核兵器廃絶のために来日しているのですよ。「アメリカだけじゃダメだから、力を貸せ!」って言ってるんですよ。
 …寝坊くらいでくじけてどうすんだべ?
 っていうか!ふうたろう、待ちぼうけなんて活動ではしょっちゅうなんですが、何か!!?


 生協の人たち。組合員で、このチェックの一枚一枚を編んで、40枚分を集め、膝掛けにして、被爆者の人たちに送るそうです。
 結果も大事ですが、この共同の過程が運動の発展には最も重要なんですよ。ふうたろう、解ってる?


 実を言うと、ずっと涙が止まりませんでしたよ。何ができるのか解らんとな。もちろん、前に立てないとか、そういう問題ではなく、ね。


 埼玉高校生。発言のトリをやりました。会場が沸きました。初めて参加の高校生も緊張しながら、発言しておりました。写真撮るのに一生懸命だったので、テープ起こしして改めて聞きますけど、これだけは忘れませんぜ。
 「私たちは高校生。活動の中で落ち込むこと、自分たちの力が小さく思えることもある。でも、力を合わせて、高校生らしく、やっていきたい。」
 署名何筆。その次元ではないですよ。その、「力を合わせる」ことができるのが、何より最善にして最強の武器です。ふうたろうも、よ~く、聞いておくように。


 最後は、みんなで歌を歌っていますな。ふうたろうは写真を撮るという大義名分で逃げましたが、まぁ、それでもいいですよね。ふうたろうは、「残す」ことを目的に活動すると。歌は任せた!


 みんな沸いていますね。これでいいのです。いつかのふうたろうは、この雰囲気がイヤで、逃げていたけど、それはふうたろうがバカの壁を作っていただけ。居場所を排除していたのはふうたろうだっただけ。後でそれは解るから。(後述)


 言葉の壁も国境も、関係ない。だから、海外から焼津くんだりまで来てくれてるんですよね?一緒に、やりたい、その気持一心で。
 1次元の、直線をプラスマイナスに走る時代は終わった。2次元、3次元、4次元と、広がるのです。


 ふうたろう、バスの中で、スーパーハイテンション高校生組の席を取ってしまったと思われ。でも、別に構わないと言われたでございます。一つ補助席を出して、サクッと座りましたさ。
 ふうたろうのカメラに、今朝からずっと笑顔を見せてくれるみんな。見よ!この楽しそうな顔を(といってもぼかしをかけているので見えないけど)!!


 さて、安心して便所に行ったはいいけど、このあたりって何?ここに向かってしょんべんをしろと?
 ええ、やってやりましたが何か。


 ここで、鮪のネギトロ用のすり身を買いまして、感想を聞かせてくれといわれたのですが…それは翌日の記録に。


 ここから、ふうたろう系食品モード。
 静岡県産ウナギの蒲焼き。一から国産ですか…ね?


 DHAだってさ。ドコサヘキサエン酸。必須脂肪酸ですが、ことさらに採り上げなくても…、ま、いいか、これくらいは。


 コラーゲン?
 これは痛いですな。コラーゲンの多いネギトロ鮪なんて、筋張ってて食いたくないッス。そんなに価値はないよ、コラーゲンは。(ふうたろう的見解)


 手長エビがカメラの光に反応して暴れます。挟まれたら痛いのかな。


 清水生まれのちびまる子ちゃんですが、焼津市で扱われています。ふうたろう的には、ハイパー・キノドク・スーベニア系。


 100円という安さで、ネタ的に、中国産ドラゴンボール型スーパーボールを買いました。まず、ネタとして、ガチャガチャのダイヤル(?)を回せないという罠。チンパンジーふうたろう。
 おもちゃ系からも、色々な有害物質が検出されているらしいけど、あまり注意して見ていませんね。これから注意して見るとしましょう。


 最後までスッキリしない天気でしたが、とりあえず、天気が持って良かったですね。行進も無事雨に当たらずできましたし。よかった。ホントに。


 Cがふうたろうのカメラを持って、撮ったもの。あの、手前のものをくっきり撮って、背景をぼかしたかったようですけど、これ、ということは、アイテムは、この頭でよろしいんでしょうか、Cちゃん?
 …みんな、本当にありがとうね。最初アウェー気分で、本当はもの凄く、心細かったし、斜に構えていました。物理的にふうたろうから遠かったYちゃん、Mちゃん、Aちゃん、Tくん、もうちょっとちゃんと話したかったね。おいらの隣にいたYちゃん、居場所を見つけたようにとても幸せそうに、いい顔しておりましたよ。恐らく、活動家冥利に尽きるというのでしょうな。もちろん、ふうたろうひとりじゃなくて、みんなの力ですが。
 昨日のクイズでMVPを取ったCちゃん、あれは偶然なんかじゃない。話していてそう思いましたぜ。
 概して、みんな、人の話をもの凄く真剣に聴いています。力を合わせることに対する確信は強い。スーパーハイテンションですが、本当のスーパーハイテンションですな。ふうたろうよりも干支一回り以上若い彼女たちや彼から教わることはあまりにも多大です。


 南浦和駅までの5時間半は瞬間移動のようでした。尻に根っこが生えたみたいでしたね。名残惜しく、軽くモスバーガー(またか!)で食事。いや、Tくんいなかったら、おいら男一人でさすがに居づらすぎですから。Tさんという、20代前半くらいの女性もいましたが、とてもおとなしくて…。何気に、ふうたろうと関係の深い人と繋がりがあるのですがね。
 とりあえず、ふうたろう、ドラゴンボール型スーパーボールに身代わりになってもらいたいような、ちょっと気恥ずかしい居心地でしたな。同年代なら、まだ、ね?
 新秋津までは、Mちゃんと同じ電車でございました。さっきは物理的に離れていて全然話せなかったので、話せてよござんした。また彼女も強うございますね。もちろん、仲間の存在を確信していての、組織的な強さ、です。個人レベルのあれやこれやの能力とは別次元。
 みんなの姿を見て、ふうたろう、学んだことは多かったですね。そして、色々な人を見てきて、あの鬼神・魔神の安斎先生や沢田先生でさえ一人ではないように、「一人の力は小さい」なのですね。
 多次元はとても困難も多いが、喜びも多い、そして、何より、核兵器よりも強い。核兵器を持ちたがる一部の人が、ふうたろうたちを分断してくる理由は、もはやタヌキでも解るようです。


天気1:くもり時々晴れ(静岡県焼津市・埼玉県浦和市、移動中は含まない)
覚え書き:道すがら、缶ジュース一本・フィッシュバーガーセット複雑特注

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