デザートの違い
この頃、本当に、「今日もはたらけ」カテゴリーが減ったと思う。要するに、苦痛なんだろうとしか思わないけど。
労働は本来楽しいものである、と言っていたマルクスの言葉が懐かしい。
ところで、本日は、97円の杏仁豆腐（きょうにんどうふと読む）と128円のそれを比較してみました。
128円のものの方がずっと小さいのに、大きい方が30円も安い。
食べてみると、安い方は、杏仁豆腐がダンゴになっていたり、触感が固かったり、意外といいかげんなテクスチャをしています。そして、フルーツが少ない。
ただ、安い方には、杏仁粉が入っているそうです。杏仁粉というのは、たぶん、アンズなどの種の核です。
何回か見たことあるけど、桃の種の固い殻を割って、中身を取り出してみた時、種が死んでいなければ、でんぷん質のシッカリした、茶色の渋皮で覆われた白い固形物が入っています。うまくいけば、その種から発芽させ、木まで生長させ、食べるには不十分ながらも果実を成らせることだってできます。
その種は、独特の臭いがあります。臭いの主成分はベンズアルデヒドで、10年前のあの時を思い出したりなんかもするのですが、アミグダリンという青酸化合物の分解物です。
そういう杏仁の粉の入った杏仁豆腐は、ある意味正統派です。でも、寒天とグルコマンナンの使い方がNGで、97円の価値しかないのです。使用価値のない労働やその産物には、いくら労働力がつぎ込まれても価値を生成しないのですなあ。
つまり、正統派を貫こうと思えば、どこまでも貫けということですなあ。中途半端だと、ただの香料という純粋な中途半端的正統派に負けるのですなあ。
※引用：薬科学大辞典（廣川書店）
あと、スゴい雨の中、傘を差して、買ったばかりで壊れた山スキーを、池袋の好日山荘まで持っていきました。ついでに、四阿山や日光白根山で日焼けしまくったので、帽子と日焼け止めクリームも。その他、地図など細々。充電池も買っておきました。これで、北海道山行はほぼ準備万端でしょう。
26日、山に行こうかと思ったけど、心の準備ができなかったのでやめました。29日、行けたら行こう。心の準備してさ。
天気：雨、強く降る（埼玉県所沢市・東京都豊島区）
覚え書き：なめたけ・スパゲッティペペロンチーノ・炊飯