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日高アルプス(日高神威岳・中札内美術館:北海道十勝支庁)

2009年 5月 5日

 一夜(?)明けた朝(夜)。あまり眠れませんでした。夜中、腹が減ったので、ぜんざいを食い、再び寝ました。


 夜中はそこそこ晴れていたのに、4時前に起きたら曇っていました。


 でも、太陽は出たり入ったり。雲がそのたびに赤色に染まる姿は、なかなかおもしろかったりします。


 今日、再び下る北東尾根です。


 太陽は、北東から昇ってきます。この太陽の昇る位置が、日長に影響します。つまり、毎朝、3時台に起こされるのです。


 雲の動きは速い。赤毛の雲を撮りたければ、常にシャッター準備しておかねばっ!


 うっすら、モルゲンロート?


 ふうたろう旅日記初のα米登場。エビピラフ。なかなか、美味かったッスよ。


 風でテントが膨らむ。
 いやあ、それにしても、太陽がまぶしいぜ。


 すっかりアルペン気分ですな。日高アルプス。


 ちょっと、ジャンクションピークまで散歩しにいこう。今日はゆっくり下山すればいいから、この辺りでマッタリしておけばいい。


 エサオマントッタベツ岳へ続く縦走路。いつか歩きたいコースですね。きっと、秋に来るともの凄く紅葉がきれいだと思います。


 見るもの見たし、下山しますか。最後、気を抜かないようにしましょう。


 一昨日はろくに見えなかった、エサオマントッタベツ岳など。
 完璧に冬山ですなあ。


 去年、五竜岳から鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳を抜けようと考えたとき、恐れおののいていたのは、こういう風景でしたね(結局無理だった)。でも、今回、来てしまいましたよ。あとは荷物を持って歩けるかどうか、でしょうか。


 邪悪に曇っていた一昨日とはうってかわって、梢に光る太陽が美しい。


 妙敷山が見えます。


 妙敷山を真正面に、下ります。


 青のキャンバスにくすんだ茶色のカンバの枯れ枝。


 猛スピードで下山できます。下りは早い早い。
 山ガイドをしているというおっちゃんと、その奥さんと思われるおばちゃんに追いつきました。おっちゃんは山ガイドでいろいろな人と関わっているからか、人当たりってものをよく知ってらっしゃるが、おばちゃんの方は、余計なことを言う人だなあ、と思いながら話を聞いていました。おばちゃんがダンナの自慢をしてどうすんねん。


 しかし、ダンナの話はとても為になりました。ピッケルの結わえ方とか、テントの紐の結び方とか、教えてくれました。どちらもすぐにマスターできる、素晴らしいものです。そして、ピッケルの持ち方も。まあ、こちらはアイゼンと同じで、高見を目指すなら、習わないとダメかもね。


 登山口のところで、川の水を汲んでお約束の辛ラーメン。エキノコックスはゆで卵になっているので大丈夫。


 ネコヤナギですな。
 春を告げる 銀色の花だよ ネコヤナギ (笠木透)


 こういう写真はどうでしょう?


 こういうのは?


 一昨日の写真で、「この積雪量と水量を覚えておいてください」と書いておきました。
 たった2日で、急激に雪解けが進み、このゲート付近は水浸しです。歩けば徒渉です。


 地図に名前が載っているわけではありませんが、そのゲートのある場所が、「第6号砂防堰堤」です。北東尾根はこれよりもまだ奧、ということになります。


 トッタベツ川の激流。
 ふうたろうは、猛烈に暑くて、バテています。


 荷物をバラして何をやっているかというと、ビッチョビチョにぬれた登山靴を脱いで、靴下も脱いで、普段の靴と靴下に履き替えようとしているのです。
 びれい橋の袂(たもと)にて。


 川面を眺めたりしながら、タクシー(先日乗ったのと同じタクシー屋さん)を待っています。


 かくして、タクシーの運ちゃんに下界まで送ってもらったのですが、ただ中札内のバス停に戻るだけじゃ味気ないので、時間もあるし、寄り道します。
 さて、ここは「中札内美術館バス停」。バス停にデカいザックとずぶぬれの登山靴を干して、六花亭の旅でもします。
 びれい橋から9320円。


 この枯れ枝はウソだと思うくらい、猛烈な暑さです。たぶん、木は枯れているんですよ。


 六花亭の美術館なのですね。
 ここは4年前、職場の研修の帰りに寄った覚えがあります。もっとも、タクシーの運ちゃんに言われるまで気が付かなかったので、偶然たどり着いた、というのが正確ですが。


 ティッシュペーパーみたいに木の葉が散らかっていますが、風が強かったですからね。
 人々がゴールデンウィークのを謳歌しています。


 ふうたろうは、ただボケッとしています。美術館にはそれほど興味もないし、どこかでマッタリできればいいのですから。
 でも、この暑さで、柏林という土産物屋(六花亭専門)で、3本もジュースを買ってしまいました。トータル4回も出入りして、店員さんにも顔を覚えられてしまったのでは?


 こういう林の中に、美術館が点在しています。まあ、ふうたろうにはそういう芸術はてんで判らないのですが(-o -;)


 六花亭という一企業が作った美術広場が、無料で入場できるのはそれでもありがたい。噂に聞いたことあるけど、ここは、いい企業ですよ。一度、この企業の沿革などを勉強してみたいものです。


 花六花という、茅葺き屋根の施設ですが、団体しか受け付けられないそうで。まあ、芸術センス0のふうたろうにはもったいないか。


 四つ葉のクローバのモニュメントですが、触るとマジで火傷します。


 確か、4年前来たときはここに倚子みたいなのがあったと思う。経年劣化しちゃったから撤去されたのかな。


 美術品ってのは、こうやって遊べるものでないと、ふうたろうみたいなのには判らないね。なんか、不思議な感じがするなあ。


 かくして、マッタリし終わったふうたろうは、十勝バスにて、帯広まで戻るのでした。バスの中で、またふうたろうは両替マシーンになったりもしたのですが、とりあえず、無事着きました。
 宿は2日の夜泊まったのと同じ、ホテルムサシ。夜ご飯は、近くのスーパーで買い出しましたが、エビチリがあまり美味くない上に量が多すぎてもたれるという罠。幌尻岳のご褒美としてはあまりおいしくないですなあ。
 というわけで、めでたき#50日高幌尻岳、クリア。


天気:晴れ、夜は一時雨(北海道日高支庁新冠郡新冠町・十勝支庁帯広市・河西郡中札内村)

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