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下剤山下山(毛無山リタイヤ:静岡県)

2009年 5月 31日

 朝起きて、秋津駅前のソバ屋で軽食を取り、携帯を忘れたために乗り換え時間が一切解らず、それでも何とか最後の接続便「高尾発河口湖行き」に乗れたので全開でグースカし、バスに40~50分揺られ、朝霧高原道の駅バス停に到着。
 歩き始めたところから今日は始まります。


 早速春を告げているっぽい花が。ふうたろうは、山に来て花を見て、初めて春を感じる生き物です。(木本類の花は図鑑がなく解りません)


 判ってはいたけど、ものすごい雲ですな。雨が降っていないのが救いです。
 朝霧高原道の駅バス停から、毛無山の登山口までにある遊歩道。ここを歩くだけで被写体はたくさんあります。バードウォッチングをしている人たちがこの雲の多さの中どれだけ多いことか。


 とりあえず今日は接近戦で写真を撮っていこう。そういう位置づけなのだ。


 ナルコユリ(ユリ科)であろうと思われます。スズランかと思ったけど、スズランは花の形が全然違っていましたね。


 シダ植物の某か。シダまで網羅できません。


 縦版。


 横版。
 違うところに見えるから不思議です。


 キンポウゲ(キンポウゲ科)です。


 もっといい感じに虫がとまっていたりもしたのですが、虫にまでカメラを向けると逃げられるふうたろう。


 緑一色の中に目立つ黄色です。


 この形の花は見るたびに悩みます。シソ科かゴマノハグサ科か区別が付きません。葉を見ればいい?図鑑を片手に歩かないと、難しいです。


 広い牧場です。


 この辺りの観光名物になっている牛たち。


 その牛が、人に代わって食べている飼料用トウモロコシ(の畑)。


 「東海自然歩道」(ここは静岡県だから「東海」なのか)を抜けてコンクリートの道を歩きます。時間的にはそんなに経っていない(1時間以内)のに、かなり歩いた気がします。


 その昔、ふうたろうも幼かった頃、こういうところで林間学校をして、ありえない雰囲気に浸っていましたっけ。今では当たり前のように「こういうところ」を歩き回っていますが。


 毛無山(200名山)の登山口に来ました。既に雨がぽつりぽつり。


 登山道、めっちゃ暗ぇ~~~


 雨が降り始めた、とても滑りやすい涸れ沢。なかば諦めムード。


 今更遠回りする理由もないので直登です。


 猛烈に蒸し暑い登山道です。


 12時前に、この滝を見ることができました。「不動の滝」だそうです。


 ものすごく暗い登山道ですから、写真も大変です。ここに何分立ち止まってこれを撮ろうとしていたことか。下ってくる人たちとのすれ違いに難儀しました。


 ヘリコプターが救助できる場所だそうです。5合目の少し下にある広場です。昼間なのに、ものすごく暗い。


 雨が本降りになってきたので、ここいらで諦めました。5合目より少し上の1475mくらいでしたか。
 今日はせっかく新生下剤袋を持ってきたのに。


 下りは早い。この写真は上りの時に撮ったやつを使っていますが、ここで、初めて登山をして、何の装備もなく登ってきた若いカップルと会いました。カッパも持たず、ふたりでひとつのリュックで、スニーカー。ムチャするなあ。
 でも、リタイアするようですし、これから下るところもそんなに危険なところもないし、気をつけて下りてたも。
 ふたりにシャッターを頼まれ、3枚ほど不動滝と共に。


 猛ダッシュで下ってきて、さっきの滑りやすい涸れ沢のところまで。今度は下流側を見ています。コンクリートで固められています。


 下山し終わると、雨がダイレクトに降りかかってきます。この雨があと4時間ふうたろうを苦しめることになるとは…。


 レンズがズーム仕様ではないのでトリミングで対応。
 雨量の凄さを知るがいい。


 同じく、トリミングで対応。


 グリーンパーク入口バス停に向かっているふうたろう。これが命取りに…


 縁起が悪いことに廃墟で取り壊されているホテルが。
 さっきのカップルの兄ちゃんが運転する車が、グリーンパーク入口の丁字路で止まりました。もっとも、止まったから判ったのですが。
 駅まで乗せてってくれると。しかし、
 ふたりの住まいは静岡市でした。まあ、ふうたろうはその気持だけで十分嬉しかったんで、それでいいんですけど。
 …滝のところで話しかけてみて良かった。


 バス停の時刻表を見ると、この雨ざらしの中1時間も待つことが判ったので、登山を始めた道の駅まで歩くことにしました。
 40分くらいしか歩いていないのに、神威岳から戸蔦別岳くらいのレベルで長く感じました。その後にこのソフトクリームを食っているふうたろうは、あからさまにアフォです。


 道の駅。マイカーには優しいけど、このあと、ふうたろう、15分くらい(5分くらい遅れた)風吹きっさらしの雨ざらしの下で、バスを待ったんですよ?


 バスを降りたらすぐにでも電車が出る勢いでした。河口湖駅発大月駅行き。しかし、何だ、この車両は。時刻表のところに「トーマス」と書いてあったのはこれのことか。停車駅が違うとか、速度が変わるとかは特にない雰囲気ですが、線路沿いに併走していた車の窓から1人2人、そして3人の子どもが、嬉しそうに手を振ったり何だり。吹き出してしまいました。


 車両の席には機関車トーマスに関するであろうクイズっぽいものが。ふうたろうは、あの雨に濡れまくった身体を震わせることもできず、濡れた長袖を脱いだらようやく震えることくらいはできるようになって、黙って帰り道を辿るのでした。
 そして、西国分寺駅で、腹をこわしましたとさ。更に、所沢駅前でモスバーガーを注文したらやたらとバカでかいバーガーが出てきて何のことかと思ったら店員の聞き間違い+ふうたろうの聞き間違いだったとさ。
 以上、ふうたろう旅日記のオチでした。


 今日、雨の中を歩いて気が付いたこと。雨具の使い方なんかではなく、雨でも被写体を探して歩く旅をすればいいのだということに気が付きました。これなら、鎌倉を歩いてもよかったのですよ。鶴岡八幡宮とか。


天気:くもりのち時々雨、一時やや強く降る(静岡県富士宮市、移動中は含まない)
覚え書き:ミツバチの本がやたらと弁証法的であったこと

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