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たまには。

2009年 6月 8日

 たまには、お勉強でもしにいこう。
 そんなノリで来ました。


 第8回中央委員会総会という、日本共産党の長大な「論文」の勉強会みたいなやつです。どうせ一人でなんて読まないのは目に見えて判っているし、あわよくば、友達とかが来ていたら捕まえてみようなんて思っていたりもして、行ったのです。残念ながら、捕まえる暇なんてありませんでしたが。
 せっかくなので、ちょっと簡単に、このはちちゅうそうというものを要約してみましょうか。選挙も近くて、選挙向けのアピールです。
 ふうたろうの要約の構成は、各個(情勢)ごとに、

  1. 日本共産党がやろうとしていること
  2. 自民・民主(あるいは財界)などがやろうとしていることあるいはやったこと
  3. その時点でふうたろうが思ったこと(あれば)

 という風に書いていこうかと。詳しい中身については、
 第8回中央委員会総会

雇用問題応急処置(経済)

  1. 大企業の進めている雇用破壊が違法であることの告発。
  2. 偽装請負などの労働者派遣法違反、退職強要。

雇用問題抜本改革(経済)

  1. 雇用は正社員が当たり前の社会を作る、均等待遇のルールを作る、残業の規制・労働時間の短縮を法的に整える、最低賃金を引き上げる。
  2. こんなこと、可能なのだろうか、と思っている。

社会保障(経済)

  1. 社会保障予算の削減を拡充に変える。誰でも平等に必要な給付を受けられるようにする。
  2. 社会保障予算の毎年2200億円の削減。
  3. 弱者の視点からすれば当たり前ですよねー。

税制(経済)

  1. 消費税増税が社会保障の財源でもこれからの計画でもなく、大企業減税の財源になることを告発し、消費税増税をやめさせる。税金は負担能力に応じて納めさせる。
  2. 消費税増税を2011年に狙っている。法人税は諸外国より高い。
  3. 日本の税率が高くて企業が外国に逃げていくのなら、既に逃げて行ってなきゃおかしいよねー。フランスやドイツに逃げてみたらいかがですか?

核兵器廃絶(外交)

  1. アメリカのオバマを始め、麻生首相、衆参両院議長、殆どすべての駐日大使、などと、書簡や対談などの形で対話。
  2. ところで、自民・民主は何をやっているのだろう。

北朝鮮核実験(外交)

  1. 国連安保理決議と六カ国協議に明白に違反。核兵器廃絶の機運への乱暴な挑戦であり厳しく抗議する。六カ国協議に無条件に復帰することを求めて国際社会が一致して行動することが大事。
  2. 一部、敵基地攻撃などの無法な先制攻撃や核武装を唱えている。
  3. 子供のケンカじゃないんだから、ねばり強く話し合うんだよ。それ以上の話ではない。

世界の平和に対する流れ(外交)

  1. 日米安保条約を廃棄し、日米友好条約(仮名?)を締結し、従属ではなく対等な関係を作る。
  2. アメリカの核戦力へ依存しようとしている。日米軍事同盟(安保条約の一部)を絶対視。自衛隊の海外派兵。その他。
  3. とても大変な転換だとは思いますが、いちばんやらないといけないことではないですかね。アメリカの殺人部隊(軍隊)のために血税が注がれっぱなしでいいのですか?この項には直接書いてはいないけど、自衛隊の海外派兵なんて認められませんよ。

財界の働きかけ(行動、完了形・現在進行形)

  1. 非正規切りに対して、経団連や自動車企業などとの直接会談。事実と道理にてらして話すことを心がけた。(詳細は『八中総』本文)
  2. 相手を貶めるための対話ならある意味誰でもできるのかもしれない。北朝鮮に対する行動がそうであるように、財界・大企業にも同じように行動すべきだったのだ。

アメリカへの働きかけ(行動、現在進行形)

  1. 「反米主義」ではない。覇権主義の政策と行動は批判するが、前向きの変化が起こった時は積極的に評価する。オバマのプラハ演説に対する書簡はその一環。
  2. これが大人の対話ですね。これが対等な関係であるべきですね。胸に突き刺さるほどよく解る話です。ふうたろうも倣うべし。そして、こういう対話はパキスタンや韓国との間で成功した例があるのですよ。

二大政党

  1. 自民・民主に共通する部分こそが問題であることを訴える。このふたつの政党は、実質互いに悪政を競い合っている。
  2. 日米安保堅持・消費税引き上げ・海外派兵・比例定数削減など。
  3. 自民は叩かれて当然としても、民主を叩くと自民に利することになるという話を聞いた。理不尽な気もするが、情勢上、『自民&民主』では何もよくならないことを訴えるのがいちばんだとは思う。個人的には民主ではなく共産を選べばいいのにと思うけど、詮無きこと。

未来社会

  1. 資本主義を乗り越えた、社会主義や共産主義の社会に進む展望を持っている。
  2. いちばんネックになっている部分かもしれないけど、ソ連や中国、北朝鮮などの全体主義は共産主義ではないことを、本気で訴えていかないとなあ、と思います。今の中国は正直未熟すぎる感想を覚えます(これでも控えめな表現です)。

選挙戦(運動論)

     「聞く力」を重視するという提案がされています。その中で、「私たちは話す方は慣れていても、聞く方は意外と慣れていない場合も少なくありません。」だそうです。
     この提起は、雇用破壊で苦しんでいる労働者の話を聞く中で、耳を澄まして聞くことが信頼されることに繋がることを体得したことを受けて、されているそうです。
     なるほど、新しい運動論です。

 今回の中央委員会総会の報告は、いつもどおり長いけど、納得できる部分が増えました。外交や運動は、生き方そのものの延長だし、経済問題はその術です。やっとそのふたつが統一感を持ってきたなあ、という感想を持っています。ふうたろうも、こういう生き方をしていきたいですな。そのためには、この心の鬱を治さないといけないんだけどね、医者は頼れなかったからどうしようかね…。


天気:くもり、一時小雨ぱらつく(東京都板橋区・渋谷区・埼玉県所沢市)
覚え書き:冷蔵庫の扉が24時間以上開いていて(以下略)・気象庁と原子力機関ドメインの足跡がある

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