為す術もなく、雨(飯豊連峰中部:新潟県・福島県)
夜中、何度も目が覚めました。そりゃ、睡眠剤飲まずに寝ているんですものね、初期段階ですから。
しかし、睡眠剤の反跳性不眠だけが原因ではなく、いびきがうるさいとか、雨音が鳴り始めたとかの、生理学的・気象学的要因が絡みます。
う~ん・・・、昨日よりも雲が厚く下りてきて、風も強いし雨もパラパラ・・・。
これは辛いぞ。
とりあえず、御西小屋まで行こう。飯豊山山頂の展望はこの際諦めよう。
チングルマ(バラ科)ですね。この辺りから見られるようになりました。
一面雲に覆われていて、展望なんてからっきしですわ。
雨も強くなりつつありますし。
チングルマの綿毛…なんですが、風呂で濡れて貧相になったパチャの毛みたいになっています。
草履塚というところだそうですが、正直、あ、そう、としか言いようがありません。暗い。何も見えない。
岩場があって、鎖場にもなっていますが、すげー雨!
かなり萎えます。
ミネウスユキソウ(キク科)ですかね。美ヶ原にもあった、アレですか?
本山小屋が見えてきました。本当はこの建物自体はトイレなんだけどね。
しかし、10mまで近寄らないと、小屋が判別できないという。
ビール1本1000円。まあ、妥当なところでしょうね。ここまで運ぶのがまた…。
小屋を出たところで、そういえば、珍しく若い女性3人が歩いていましたな。雨の中、ご愁傷様というかなんというか。
そして、飯豊山山頂は、宮之浦岳並に風雨が厳しく、なんの感動もなくスルーすることに。実にしょぼい登頂でした。
このニラみたいな花はなんでしょう。
飯豊山には知らない花がイッパイです。
なんと!
今日はここで終わりです。あまりにも風雨が強いので、6時半頃に切合を出発してから4時間弱、10時前には御西小屋に着いて、そのまま停泊することになったのです。
いや、せめて、もう少し先までいければよかったな。
でもこの先、梅花皮(かいらぎ)小屋まで4時間くらいかかるので、その間休憩所もなく、行けるのは勇者くらいです。ふうたろうは勇者ではないので、停泊。
また、大日岳を往復してきた勇者もいました。更に、川入からこの風雨の中を登り詰めてきたゴッドハンドもいました。う~ん…、無理すんなよー
さて、明日は晴れることを願って、長くもてあました時間を適当に潰すのでした。しかし、10時なんかに行程終了って、初めてですわ。
天気:雨、強風を伴って強く降る(新潟県東蒲原郡鹿瀬町・福島県耶麻郡山都町)