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為す術もなく、雨(飯豊連峰中部:新潟県・福島県)

2009年 8月 13日

 夜中、何度も目が覚めました。そりゃ、睡眠剤飲まずに寝ているんですものね、初期段階ですから。
 しかし、睡眠剤の反跳性不眠だけが原因ではなく、いびきがうるさいとか、雨音が鳴り始めたとかの、生理学的・気象学的要因が絡みます。


 う~ん・・・、昨日よりも雲が厚く下りてきて、風も強いし雨もパラパラ・・・。
 これは辛いぞ。


 とりあえず、御西小屋まで行こう。飯豊山山頂の展望はこの際諦めよう。


 ヨツバシオガマですね。


 ナス科っぽい花ですが…。


 チングルマ(バラ科)ですね。この辺りから見られるようになりました。


 一面雲に覆われていて、展望なんてからっきしですわ。
 雨も強くなりつつありますし。


 チングルマの綿毛…なんですが、風呂で濡れて貧相になったパチャの毛みたいになっています。


 ヨツバシオガマが増えてきました。三国岳以降ですね。


 草履塚というところだそうですが、正直、あ、そう、としか言いようがありません。暗い。何も見えない。


 フウロソウのようですが、何フウロソウでしょう。


 この黄色の花は…?


 トリカブトのようですが、種類があるので後述。


 岩場があって、鎖場にもなっていますが、すげー雨!
 かなり萎えます。


 ミネウスユキソウ(キク科)ですかね。美ヶ原にもあった、アレですか?


 本山小屋が見えてきました。本当はこの建物自体はトイレなんだけどね。
 しかし、10mまで近寄らないと、小屋が判別できないという。


 ビール1本1000円。まあ、妥当なところでしょうね。ここまで運ぶのがまた…。


 小屋を出たところで、そういえば、珍しく若い女性3人が歩いていましたな。雨の中、ご愁傷様というかなんというか。
 そして、飯豊山山頂は、宮之浦岳並に風雨が厳しく、なんの感動もなくスルーすることに。実にしょぼい登頂でした。


 このニラみたいな花はなんでしょう。
 飯豊山には知らない花がイッパイです。


 なんと!
 今日はここで終わりです。あまりにも風雨が強いので、6時半頃に切合を出発してから4時間弱、10時前には御西小屋に着いて、そのまま停泊することになったのです。
 いや、せめて、もう少し先までいければよかったな。
 でもこの先、梅花皮(かいらぎ)小屋まで4時間くらいかかるので、その間休憩所もなく、行けるのは勇者くらいです。ふうたろうは勇者ではないので、停泊。
 また、大日岳を往復してきた勇者もいました。更に、川入からこの風雨の中を登り詰めてきたゴッドハンドもいました。う~ん…、無理すんなよー


 さて、明日は晴れることを願って、長くもてあました時間を適当に潰すのでした。しかし、10時なんかに行程終了って、初めてですわ。


天気:雨、強風を伴って強く降る(新潟県東蒲原郡鹿瀬町・福島県耶麻郡山都町)

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