Home > 未分類 > 多忙な日だけど

多忙な日だけど

2009年 11月 26日

 今日もすさまじく多忙でした。抽出フル稼働。ふうたろうもとっくに集中力は尽きていて、慢性的に疲れています。でも、結局やるしかないんですよね、後に残すだけですからね。
 そんな折、抽出と分析を最近はずっと一緒にやっているSが、明日の有給を申し訳なさそうに喋っていました。ずいぶん前から申請は受けていたし、労働規約的にも基準法的にも、何も問題はありませんが、心情としてそういうふうになるんでしょうね。
 今の労働者の有給の消化率は5割程度だと聞いたことがあります。会社が取らせないというものもある(アルバイトやパートであっても条件が整えば与えなければならない)けど、上に挙げたような心情がその権利行使を阻んでいることは多いと思います。いや、むしろその方が多数なんじゃないでしょうかね。
 ふうたろうは言ってやったんですよ、彼に。
 ずっと前から申請していた有給なんだから、何も気にすることはない。むしろ、こういう状態をコントロールすることが、権利行使を可能にすることだ。
 っていうようなことを。
 前にもこの職場のことを書いたけど、有休が取れないレベルでギリギリの稼働している間は、外の大企業とかを責めることなんてできないんですよ。「忙しい」「財政が厳しい」なんてのはそれが本気か否かに関係なく、労働者に対して同じ結果を生むんです。国民大集会とかでいくら拳を振り上げても、自分たちが有給を認め合うべき立場に回ったときに、きちんと認め合えなければ、その要求は破綻しているか、嘘なんだと思うのです。
 …権利とは何かという哲学にもよるのでしょうか。有給を要らないという労働者がいた場合、それは労働者の自由意思だから、それでいいのですかね?深い詮索はする必要はないかも知れないけど、真の理由が職場の忙しさや、仲間への後ろめたさであれば、職場という組織が、やはり権利を与えていないことに、なるのではないですかな。
 よく考えたら、土日祝日を休むのに、職場の仲間に後ろめたさを感じませんよね、基本。それは仲間もちゃんと土日祝日を休めているという前提があるからではないですかな。
 ともあれ、気にせず休みは取ればいいと思います。それができる組織に、なるべきですし、そういう組織(会社)が多数になるべきです。


天気:晴れ時々くもり(東京都板橋区・埼玉県所沢市)

Comments are closed.