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本屋にて

2010年 2月 23日

 気温がいよいよ上がってきました。空も何となくうすら青くて、午後になると風に乗って春の匂いが漂ってきます。秋から冬になるとき、冬の匂いが北風に乗ってしたものですが、あれからもう冬も終わりを告げる時期になってしまったのですね。山に行っていると、季節の移り変わりを皮膚で感じられる分、過ぎ去るのも早いです。


 夜、今日も本屋に寄っていました。今日は天気図を読むための教本を探しにいったのですが、つい化学物質のコーナーでうだうだしてしまいました。
 環境汚染がどのように進むのかというのを、熱力学や反応速度などの概念を使って論述する本が2006年発行のもので出ていてびっくりしました。ふうたろうが学生の頃、そんなもの、なかったなあ。今より本屋には足繁く通っていたはずだけど。でも、今それを見ても、真剣に勉強しようという気にはなかなかなれません。これを学んで、どこで活かすかが見えないからです。前みたいに、誰かを攻撃する兵器にするのはもうイヤです。それに、理論化学―反応速度や熱力学の数式を使って化学を説く分野はあまりふうたろう、得意ではないです。文字の意味を直ぐに忘れるから。γってなんだっけ。ハミルトニアンってなんだっけ、リュードベリ定数ってなんだっけ。ッてな具合に。熱力学の分野かどうかさえビミョーですが。
 有機化学と生化学で、環境汚染を記述してくれる人がいないかな。自分には本を書くほどの知識を付けられる気力も自信もないし、化学で夢を見られなくなった。狭い部屋でフラスコを振ったり論文を書いたりすることに希望が持てなくなった。まあ、登山に夢中だから、というのは大きいですが。


天気:晴れ(東京都板橋区・豊島区・埼玉県所沢市)

 ブラインド愚痴。
 社会人になってしばらくまで、化学が好きだった。できるとは言えないけど、好きだった。でも、使えなかった。いや、メインで使えなかったのかな。構造式を見てあれやこれや考えたりすることは好きでも、その知識を使って行動することはほとんどなかった。必要とされている気も、殆どしなかった。関心事はもっぱら経済や運動の観点からの、食の安全、だったな。
 まあ、これじゃ、仕事で主体的になんかなれんわ。自分の化学の知識、あるいは学習欲がまったく活かせないんだもの。自発的に調べて提供すれば良かったのかもしれないけど、要請0で動けるほどふうたろうは強くなかったですな。だから、今はただ稼ぐためだけに仕事をしている。休日と給料のバランスも良い。それだけ…。  記憶があるのは安息香酸ナトリウム含有量の逆算の問題だけど、実をいうと、あれは考察間違ってんですよね。今更あえて触れないけど。ふうたろうが見落としていたものがありまして。そんなものひとつで、化学を夢見てらんないや(投げ遣り)。

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