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北の大地で茨城を思い出す

2010年 5月 7日

 グダグダ明けの旭川の朝。ここ1週間以上、朝早い起床になれてしまったので、夜たとえ3時とかまで寝付けなくても、目が覚めてしまうのですよ。
 …まあ、おかげで5月4日付の日記をアップロードできたのですが。
 そして、7時に朝食。食事の中身的には、まあまあでした。


 昨日の夜から、旭川は雨です。今日も一日、天気が悪いのかな。


 8時39分美瑛行きの富良野線、駆け込み乗車かましてしまいました。これから、友人に会いに、美瑛まで行きます。


 美瑛駅前。懐かしい友人Iさんに迎えに来てもらい、そのままドライブです。


 えっと、ここ、なんだっけ。美瑛の有名な写真家の写真館でした。モチーフは北海道のものだけに限ってはいませんが、四季折々の風景写真が美しいです。ふうたろう好み。
 そばの休憩所のおばちゃんたちが気さくで楽しかった。


 次に行ったところは、十勝連峰の麓にある、水の名所。でも、北海道の生水は心配だなあ。飲んだけど。


 少しだけ支援のお金が欲しいとのことですが、ボックスもないので右手に握った100円玉は財布に戻りました。


 あまり落ち着かない雰囲気ですが、すぐに次の場所に向かってしまいました。


 それがこの…なんだっけ。青い池です。古木が立っている幻想的な風景。


 オンネトーよりも良いというIさん。


 え?ここの水飲んだって?Uさんに飲まされた!?さすが塩と草を愛する方です(何


 先に進んでみます。


 木が沈んでいます。


 晴れていれば青がより深いんでしょうね。


 しかし、そういうすべての思いを打ち砕くものがありました。この広い伐採地、何。


 すぐ後ろには青い水。


 …!?せき止めたような感じ?


 オンネトーよりきれいだと言っていたIさん、「前よりもここ、広くなってる」と。伐採が進んでいるということですか。土産物でも建っていくのかな。2人そろってがっかりです。


 さっきの古木の沈んだところをまた通って戻ります。見方が変わったよね…
 そして、もっと戻ると、池の反対側から声がしています。なんか、ミズバショウとか生えている辺りから2人ほど、こちら側にいる人たちを呼んでいます。…なんでそんなところに…。


 その2人がいたところに行ってみると、ちゃんと通じる道があって、溝が掘られ、水が誘導されていました。いったい、何なの、ここ!


 まさか、この枯れた木々は、作られたもの、なのか?!全部だとは、もちろんないと思いたいけど。…ほんと、残念だね。


 次にやってきたのは望岳台。雨はやんできましたが、風が強い。


 十勝連峰が、さっきよりは少し見えるようになりました。


 十勝連峰をじっくり外から見るのは、実は初めてです。登ったことしかないです。Iさんはありえないという面もちで笑っていましたが。


 望岳台から、逆に下を見てみると、雲が層状になって見えます。


 旭川市も見える?…Iさん、何かそういうことを言っていたような気がする。


 さて、次はどこに行くか。Iさんは温泉が好きです。一応予定ではどこかの温泉に行くことにしていました。ゆっくり入れるということで、大雪~十勝縦走後、ふうたろうも入った凌雲閣(十勝岳温泉)に行きました。あのときと同じく、おとなしく大きな垂れ耳の犬が、寝転がりながら歓迎。そして、まずは腹が減ったので腹ごしらえ。食堂では更にアカミミガメたちもが歓迎。


 十勝連峰はさっきよりガスが濃くなったかな。


 そば、ですが、まあ、こんなもんですかな、味は。本当はもっとちゃんとしたもん食いたかったけど。
 このあと、2時間も露天風呂に浸かって、マッタリ話をしていました。いや、マッタリではないか。仕事のこととか、活動のこととか、身の上話が多かったな。取手にいた頃、よく会議の帰りとか話していたときのことを思い出しますわ…。


 さて、もう15時過ぎた。Iさんは明日は仕事だって。でも、もう少し付き合ってくれるようです。次に来たのは、六花亭カンパーナとかいうところ。


 六花亭って、市民に開かれた施設を作りますよね。前も書いたけど、この六花亭の理念はなかなか興味深いです。従業員、少なくともHPを見る限りではとても大事にしています。もちろんそれだけがこう思う理由ではありませんが、持続可能な経営をしているなと感じます。従業員が満足できる労働環境を与えて、長く健康的に努めてもらうことこそ、その企業はうまくいくのだと。「お客様本意」だけでは、本当は片手どころか、結局両手が使えない。それは、雪印が、トヨタが、JRが、証明しているのかなと思う。
 Iさんとは、そういうことも含めて、話ができますね。何年ぶりですか…。


 ふうたろうの宿はこの期に及んでまだ決まっていませんでしたが、とりあえず富良野市の西側にあるスキー場近くの、『望峰(もね)』というところで何とか泊まれることになりました。朝食付きで4500円。
 しかし、16時チェックインしても時間がありすぎるので、チェックインは少し後ということにして、さっきまで六花亭にいたのです。そして、再び六花亭から帰ってきても、18時過ぎくらいまで語っていたかな…。あの取手市の井野団地の前で、真夜中にやっていたように。懐かしいなあ。
 …あのころに帰りたい、そう思っても帰れないので、北海道とかで農業やりたいなあ…とかね。


 チェックインして、夜飯に出かけます。平日金曜日の夜。富良野の夜。そして北海道滞在最後の夜。人っ子ひとりいやしない。なんて静かなんだろう。


 ここ、長野県の伊那谷を思い出します。東西を山に挟まれて、真ん中に川が流れていて。でも、天竜川は谷沿いだけど、空知川は旭川の方に流れているわけではありません。
 …伊那、か。


 部屋はテーブル一個の寂しいものです。テーブルが一個だから寂しいというより、ふうたろうの気持の問題ですね。そう、もう明日で北海道の旅が終わるんですもの。この、ロマンチックだった旅が。


 茨城の友人と北海道で、何食わぬ顔して語り合うというのは、何とも不思議な感じがします。十勝岳温泉で語り合っているときは、なんだか、北海道にいるのがウソみたいな感じさえしました。いや、ウソというより、空気みたいな感じか。…本当に、北海道を空気のように感じたいな。


天気:くもり時々雨(北海道後上川支庁上川郡美瑛町・富良野市)

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