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失敗!1日目

2010年 8月 4日

 8月3日の延長で、4日が始まりました。眠いというか、身体の具合がおかしい気がする。
 ここは岡山県の吉備SA。
 運転手担当の人たち、よく夜通しこんなところまで運転してきたものです。ありがとうというか、ごめんなさいという感情の方が強い。


 11時頃だったか、まったく時刻は覚えていないのですが、広島の原水爆禁止世界大会(原水禁)会場の駐車場に着きました。14時の開会まで時間があるので、誰の提案か判らないけど広島城に行こうという話が出ました。確か、原爆でアメリカによって破壊されたのだと思っていましたが、どうやら再建されたようです。


 この広島城があるところは、兵舎だったとか書いてある碑があります。しかし、爆心地から400~1200mという距離であれば、木造家屋なんか殆ど木っ端微塵。残ったのは石垣や塀などの一部くらいのようです。


 そう言われると、古い石垣と、真新しいなじまない感じの塀が、少し違和感を持って造られています。


 この門も破壊されていたようです。


 大きな堀には、とてつもなく汚い水がたまっており、亀が顔を出しています。近寄るとエサをよこせと言っているのか、顔を出す亀が集まってきます。


 被爆樹のユーカリ。爆心地はここからだいたい南です。しかし、言われなければ判らないくらい葉がよく茂っています。


 ちょうど広島城が破壊されたという展示を、広島城の天守閣でやっているようです。


 再建された広島城。はだしのゲンで、城が崩壊してゆく描写が確かあった気がしますが、それは広島城のことだったでしょうか。


 展示場は撮影禁止でした。まあ、当たり前ですが。
 下層は原爆よりも以前の歴史についての展示ばかりです。原爆は最上階より1つ下のところで行われています。…が、広島城についてというより、一般的な原爆の被害についてという感じ。
 人が焼けこげになった写真とかはないため、「あまり残酷さは伝わってこないな」という人もいましたか。
 最上階からは、厳重に囲われた格子の隙間より360度の展望。


 ここにも原爆で生き残った木があるようですが、ユーカリではないようです。


 昼飯にします。
 広島城より少し南下したところに、ショッピングモールのようなものがあることを教えてもらったので、そのテナントになっているネパール料理屋に行きました。まあ、お約束のインドカレーですがな。
 しかし、ここで運転手をやっていたKがダウン。店の人も気を遣ってくれて、氷を持ってきてくれたり、倚子の上で休ませてくれたりしました。


 14時からの会場には間に合わない。ふうたろうとUさんは、Kの付き添いや荷物の搬入で、一足早くホテルへ。


 その辺の作業が終わったら15時過ぎていました。


 とりあえず、会場に行きましょう。
 広島の市電はかなり混んでいます。特にこの原爆の日周辺は混むのかも知れませんね。


 終了45分前くらいになって会場に到着。何となく何をしに来たのかなという思いもなくもないですが、こういうこともあるだろうと。
 海外の代表たちが話をしています。
 ふうたろうは、最近よく判らなくなっているのですが、こういうところで「いい話を聞けた」という意見を言う人は、どういうところが良くて、何に共感できて、どこに納得がいったんだろうと思うのです。


 会場には7000人ほどの人が集まったそうです。去年の長崎みたいに異常な混雑でなかったのが救いです。
 しかし、運動的にはここがギュウギュウになるほどの方が、良いということになりますか。


 海外代表の発言は、およそ半分が各国の言語です。それに続いて訳語が読み上げられます。しかし、あれだけ長い訳語を読み上げているので、スピーチの中身をあらかじめ訳したものを用意しているんだろうなと思います。それが、生の声を味わえないもどかしさだったりします。
 しかし、国際的な連帯だとはいっても、本当に核兵器廃絶なんてできるんだろうかと、最近ブルーなふうたろうは思います。
 すぐ隣の会議場では、別の団体が同じようなことで大会を開いており、その交流はピアノ線ほどの細さでさえ行われない。…廃絶が先か、残っている核で滅びるのが先か、という話になるんじゃないかとさえ思う。


 この開会式(まだ始まりだった!)が終わったあと、青年の集いというものがありましたが、去年までと同じように、歌と発言のリレーのような感じです。歌は歌わないし、何か運動としての成果があるわけでもないふうたろうにとって、正直、魅力のあるものだとは思えないです。始まって10分ほどで抜けました。まあ、もうふうたろうも青年ではないですからね…。
 そして、Uさんとしばらく喫茶店で過ごしたあと、青年の集いから出てくるみんなを待ち、広島風お好み焼き屋へ。


 手際よく6人分焼いています。


 随分念入りに焼くので、盛り上がっていたキャベツやもやしがペタンコになります。中華麺も入っています。


 できあがり。
 こう見えて相当なボリュームがあります。夜、胃もたれしないか心配。


 なんだか今日は三流の旅の日記みたいになってしまいました。運動に対して確信が持てないでいる状態では、それが持てている人たちの発言を聞いても、なかなか受け入れられません。
 恐らく、ここが今回の原水禁参加での課題となると思いますが…。
 とりあえず、今日はまともに参加すらもできなかったので、明日にかけましょう。


天気:晴れ時々くもり(広島県広島市、移動中は含まない)

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