Home > ふうたろう旅日記 > 台風一過の望みをかけて(三伏峠鳥倉登山道:長野県)

台風一過の望みをかけて(三伏峠鳥倉登山道:長野県)

2010年 8月 12日

 昨日の夜のうちに、あずさのひどい揺れによる乗り物酔いを覚ましながら、伊那市に到着していました。今朝は伊那市でも既に小雨がぱらついていた程度でしたが、ここ、伊那大島駅(松川町)ではかなり強い雨でした。これから鳥倉登山口まで行きますが、いったいどんな結果が待ちかまえているんでしょうか。
 今回は南アルプス深南部縦走で、荒川岳~茶臼山一掃を目指します。


 鳥倉までのバスは1時間50分。途中の何とか温泉で休憩を挟みます。天気は相変わらず悪い。台風の外側の雲による天気の崩れは、今日の登山を絶望させます。


 眠りながら鳥倉登山口到着。やっぱり小雨がぱらついています。去年塩見岳に登るときは、曇ってはいたけども、雨は降りませんでした。


 登山道に入った途端、小雨だった雨がいきなり強くなりました。上にカッパを着、ザックカバーを付けて黙々と、過去の道を歩きます。ここまで来ると、もはやこの登山そのものが「作業」になります。
 ちなみに、ふうたろうの持っている雨具、下を履くと余計濡れます。汗をかいたりしみこんだ水が長く触れたりで、ズボンが雨ざらしになっているときより濡れます。何たること!


 撮るものがないと速いものです。とはいえ、たった30分ほどコースタイムを縮められただけですが。塩見岳の時と同じスピードです。
 なお、この看板から三伏峠小屋の玄関までは230歩くらいでした。


 今日はこの三伏峠小屋で停泊です。宿泊者数がハンパなく多いせいもあるでしょうが、あまり小屋のサービスも良くない。小河内小屋まで行けば良かったかなと、後になって思ったり思わなかったり。でも、そんなに絶望するほどのことでもなかったと、思ったり思わなかったり。


 小屋には11時頃に着いてしまったのですが、三瓶山の時みたいに飯を食わずに移動していたため、ハラが減っています。昼飯として、カレーを食います。もちろん、ガラムマサラかけて。でも塩忘れた(滅
 半分だけ食べて、あとは夜食べます。


 今日は、実は、こうなることは計算済みです。この台風が過ぎ去れば台風一過の晴天が見込まれるので、あえて今日出発にしたのです。樹林に覆われたところを歩くので、風雨が遮られ、安定して歩くこともできますし。
 しかし、既に昨日出発前に既に停滞しているので、本当は高山裏避難小屋くらいまで行けるのがベストなのですが。
 明日は台風一過の快晴を期待して…。


天気:くもり時々雨(長野県下伊那郡大鹿村、移動中は含まない)

  1. 310
    8月 17th, 2010 at 20:49 | #1

    こんばんわ。
    8/15に百間洞山の家で御一緒させて頂きました310です。
    ビール好き・・・と言えば分かるでしょうか??

    あの後、8/16は私も聖岳~聖平経由で一気に椹島まで下山し、百間洞で一緒だった
    赤石経由のお2人と合流し、酒盛りしましたw。

    またどこかの山で出会える事を楽しみにしています。
    既にお酒入ってますのでこれくらいで・・・

  2. ふうたろう
    8月 17th, 2010 at 20:59 | #2

    >310さん
     その節はどうも、お疲れさまでした。
     おかげさまで、楽しい小屋泊でした。

    >ビール好き
     うーん、ビール好きは山に登る人、けっこう多いですからねえ…(笑
     でも、さっきmixiでのアクセスを確認したら、
     すぐにおいらの前でビール飲んでいたチャリの人って判りました。
    >聖岳~聖平
     そちら経由で椹島ですか。
     う~ん、だいぶ速いですねえ(汗
     さすが弾丸ですか(笑
     ひょっとして、ふうたろうがそこにいると思ってませんでした?(爆
     足、靴擦れだらけになったけど、13時、間に合いました。

     また、どこかの山でお会いできるといいですね。
     マニアックな山に現れる可能性が高い(爆

  3. 寒冷地
    8月 17th, 2010 at 22:43 | #3

    こんばんわ
    8/15に百間洞山の家A-1ブースで一緒だった奈良のA(59歳)です。
    こちらは赤石岳から聖の東尾根を見ながら、ふうたろうさんがどうして
    いるか想像していました。15時前にさわら島に着いて、ふうたろうさん
    が居るのではと探してみましたが、無事バスに乗れたのですね。
    すごい健脚に感心しました。
    310さんらと3人で酒盛りしながら、山の話で盛り上がりました。
    また、いつか山で出会えたら良いですね。楽しみにしています。
    これからも、宜しく。

  4. ふうたろう
    8月 17th, 2010 at 23:02 | #4

    >寒冷地 さん
     こんばんは。先日はお世話になりました。
     当日の朝は起こしてしまいすみませんでした。
     でも、あの時かけていただいた声が嬉しかったです。

     16日は、聖岳の山頂に着いたのが7時半で、
     10時までには樹林帯に入りました。
     赤石岳は昼前までずっとガスがかかっていて、
     展望ないんだろうなと思っていましたが、
     しばらくして晴れましたね。

    >15時前
     12時半頃に椹島に着いたとき、
     みんながいないか少し探したのですが、
     まだ着いていなかったのですね。
     会えたら挨拶したかったんですが。

     また、どこかの山で出会えて、山話ができるといいですね。
     ふうたろうはこの日記にいつでもおりますが(笑
     どうぞ、よろしくお願いします。

  5. MESLON
    8月 19th, 2010 at 00:13 | #5

    ふうたろうくん、こんばんは。
    ご無沙汰しています。

    お盆休みは、南アルプスを縦走してたんやね。
    偶然にもこの夏休みは、僕も南ア南部を縦走していました。

    8月7日に鳥倉登山口から入って、その晩は三伏峠(テント泊)、8日は荒川小屋(テント泊)、9日は兎岳避難小屋(小屋泊)、10日は畑薙第一ダム(テント泊)と言った感じです。

    9日のほぼ1日中と10日の午後が雨が降る中の歩きで少し辛かったのですが、その他の日は天気もそこそこで、涼しく快適な縦走となりました。
    特に8日の烏帽子岳から今山行初めて見た富士山と、10日の兎岳から見た御来光に感動しました。

    今回の写真をウェブアルバムにアップしていますので、よろしければご覧下さい。
    20100807南アルプス南部縦走
    http://picasaweb.google.co.jp/tanaka239/20100807#

  6. ふうたろう
    8月 19th, 2010 at 10:57 | #6

    >MESLONさん

     お久しぶりです。山、順調に登ってるんですね。

     南アルプス、歩いているゾーンが殆ど同じですね。
     写真に見覚えがありすぎて、まるで自分のを見ているかのようでした。

     縦走はまさに雨や風、ガスとの闘いで、最後の日の聖岳が晴れなかったら、
     もう終わってましたね…。

     たまには、Mixiの方にも日記を上げてくださいな。
     見に行きますんで。

  7. ラーメンK
    8月 21st, 2010 at 09:26 | #7

    ふうたろうさん
    こんにちは。

    百間洞でご一緒させて頂いた横浜のNです。
    あの夜はとても楽しい時間を過ごさせて頂き、ありがとうございました。
    みなさんからは色々な情報を頂く事ができました。
    次回の登山に活かしたいと思います。

    日頃のストレスが完全に発散できたようで、
    会社に戻ったらみんなに「随分とスッキリしたみたいだね。」と
    言われちゃいました。

    あの後、椹島でAさん、310さんと一緒に姿を探したのですが、
    やはり時間前に到着していたんですね、さすがです。

    私の方は小屋を出発してからはAさんと赤石岳へ。
    椹島に泊まった後に白樺荘に行ったのですが、そこで百間洞で一緒だった
    二人の方と再会しました。(大阪から来ていた方と埼玉のOさんです。)
    大阪から来ていた方のご好意で静岡駅まで送って頂きました。

    下界に戻ってからはまたいつもの仕事ずくめの毎日ですが、
    息抜きに開くサイトが1つ増えました。
    陰ながらご活躍を応援しています。

    また何処かの山でお会いできればと思います。

  8. ふうたろう
    8月 23rd, 2010 at 11:11 | #8

    >ラーメンKさん

     こんにちは。
     ふうたろうの隣にいらっしゃった方でしょうか。それとも、斜め左のところに…?

     その節は、色々お世話になりました。ありがとうございました。
     あの日は、応援があったおかげで(無理だとの噂も立っていた!?)
     無事、降りきることができました。
     椹島で再度宴会をされたんですね。
     もう一日余裕があれば、そうしたかったですねぇ…。
     いや、もう一日余裕があれば茶臼岳までいってましたか(笑

    >ストレス
     きっと、山の効果と、
     人との交流の効果と、
     ダブルの効果ですね。
     ふうたろうも、山でこうして交流することで、
     山をひとりで登っているときよりもずっと強く、
     山を楽しんで帰ることができます。
     とてもありがたいことです。

     南アルプスから降りて一週間後の週末も、
     既に妙高高原の焼山と雨飾山に登っていました。
     さすがに南アルプスの疲れがまだ取れきっていない気がしましたが、
     やっぱり当地の人々の心的支援で、
     完走いたしました(笑
     ふうたろうの旅は、
     決してひとりではないですね。
     これからも、がんばります。
     どうぞよろしくお願いします♪

  1. No trackbacks yet.
Comments are closed.