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「山は逃げない」は本当か

2010年 9月 2日

 今日は出勤だったけど、昨日から今日にかけて、ふうたろうが休んだ日に限って、大量に仕事が舞い込んでくる、いつもの悪魔の法則が成り立っている。でも、こんな数学的法則に腹を立てても、何の得にもならない。
 それより、デザートのメロンでも食ってゆっくりしたれと。


 ところで、今朝言われた言葉で、よほどのことがないと言われたくないものがあった。それは、
 「山は逃げない」
 である。
 何だかありふれた言葉過ぎて、あまりにも陳腐に聞こえるほどなんだけど、ふうたろうは、これは嘘だと思っている。もちろん、山が地殻変動で年数ミリ(も動かないかもしれないが)移動するとか、土砂災害や地震で栗駒山みたいに崩壊するとか、そういうことを言っているのではない。山は人類史が始まる前から、恐らく終わったあとも存在する。
 逃げるのは人間の方だ。人は体力が衰えるし、いつ事故にあって動けなくなっても、失明しても、がんに罹っても、おかしくないのだ。更には、社会的要因もある。例えば貧困、近親者の介護、何らかの登山規制、など。
 これだけ挙げても、「山は逃げない」なんて、嘘であると判る。受け売りのようにこの言葉を唱えるのはやめてもらいたい。人生は有限であり、それはいつ終わるか判らないもの。やりたいことはやれる時にやらないと、損である。
 まあ、焦ってもしょうがないけども。例えば、病気や怪我の時や悪天候の時などの、「現在進行形で山が逃げている」時は、人の足では追いつかないのだから。
 今年2010年、ふうたろうは9月2日までで、62日の山行日数である。これでもそうとう必死に登っているつもりである。
 今年の300名山のクリアだけで36(重複合わせれば41)。このペースで行けば、12月までに年約80日の山行日数と48個前後の300名山をクリアしていることになるだろう。300名山のクリア数は、今127個。残り173個なので、今から3年半、今のペースのまま登り続けてやっと全部登れるかどうかという話になる。体力と時間は、いくらあっても足りないのだ。
 …というわけで、土曜日は仙丈ヶ岳を登り、下山直後に青年部交流会に合流する。なんか、研修費が出ないとか何とかいっていたみたいだけど、そんなもののために行くのではない。むしろ、出される筋合いもないとさえ思うほど。ふうたろうの、ふうたろうによる、ふうたろうのための参加なのだから、手出し無用。


天気:晴れ時々くもり(東京都板橋区・埼玉県所沢市)
覚え書き:散髪

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