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室堂の法則(何)(五色ヶ原後半・薬師岳立山縦走コース:富山県)

2010年 9月 26日

 五色ヶ原山荘到着。ここで10時35分。スゴ乗越小屋からほぼ5時間。本来ならここが折り返し地点です。


 小屋で食料を得たかったのですが、小屋の人々は忙しそうにしていたため、カップ麺さえ食べられませんでした。しょうがないので、棚の奥にあったクッキーを指して、頂きました。


 小屋の親父っさん、忙しいところにふうたろうが入ったので、若干機嫌が悪そうでしたが、こちらが申し訳なさそうにしていると、少し腹の虫が治まったようで。とりあえず、小屋前の木道に座って、クッキーを食べました。


 さ、クッキーを食べたらさっさと移動です。


 さらば五色ヶ原山荘。


 木道の周りが裸地化しています。誰かが入っていった結果こうなったのか、裸地化したので木道を設置したのか、判らないけども。


 鳶山が遠くなっていきます。ここ、大雪山の高根ヶ原に何となく似ています。まあ、規模はものすごく小さいけども。


 さて、真ん前に立山連峰の南端が。


 この木道が濡れていたらここは地獄に変わるだろうけど、今日が晴れていて本当によかった。


 立山カルデラ。


 ここは噴火口ということですかな。


 そこの鞍部は、ザラ峠といいます。歴史と浪漫の峠で転落注意だそうです。


 確かに、スゴい崖です。


 時々パラパラ音がしているような気がする。


 ザラ峠から、今日のルートで最も上りの激しい獅子岳…の肩へ登ります。


 ザラ峠で、今日はスゴ乗越まで行こうとしていたおっちゃんがいましたが、スゴ乗越小屋は昨日で小屋終いです。ということで、ふうたろうの足で5時間も手前の五色ヶ原に停滞ということになったようです。


 立山カルデラのゴツゴツした谷。


 やっぱり上り坂は余裕。青空と展望を楽しみます。


 ハイマツ林と青空。疲れていると、構図とかも、更に狂うので、やっぱり疲れないように登るのがいい。


 中の谷。
 もうね、展望はどこでも良すぎるので、麻痺しているのですよ。


 天気は、崩れてきそうでまだ崩れてこない。あの絹雲は、崩れる前触れではないのかな。


 空に続く道。こんな上りならいくらでも登れます。


 五色ヶ原の高さをそろそろ超えます。


 飛行機雲のあと。


 砂と小さな岩の道を登っています。


 五色ヶ原山荘の赤い屋根が見えています。


 ここで梯子。


 絹積雲が出てきましたか。


 やっぱり、南西方向から少しずつ雲が多くなっているようです。


 稜線、ずっと晴れていたけど、ガスがたなびき始めています。


 針木岳の東側はもうかなりガスが湧いているのではないかと思います。


 さて、獅子岳の横移動です。上り、軽い軽い。むしろこの横移動の方が足に負担が来ます。


 天気が崩れる前のつかの間の宴ですか。この空がいいのですよね。


 獅子岳、後立山南部の展望がいいです。


 獅子岳到着。12時19分。ザラ峠から59分。地図のコースタイムは80分。いい感じです。


 あれ!?さっきまで晴れていた立山方面がガスってきた!
 実はふうたろう、立山や室堂ではまともに晴れていた経験がありません。今回3回目になりますが、まさか3回目もだめですか?


 立山カルデラからガスが湧き始めました。これはまた室堂の天気は悪いかも。室堂の法則ですかな。


 まだそれでも雨は降らないでしょう。次はあの左の山、龍王岳を目指して歩きます。


 右足は相変わらず厳しいけど、緊張のためか、なんとか騙せています。とりあえず、獅子岳と龍王岳の鞍部。


 獅子岳の上にはかなり密な絹積雲。


 龍王岳の前に、鬼岳の東面をトラバースします。この辺りは岩ゴロゴロゾーンです。


 鬼岳東面の尾根は二つあります。自分の位置を見誤らないように。


 空を仰ぎながら歩きます。焼山を思い出すような空です。


 今、まさに鬼岳東面トラバース中。後ろを振り返っています。2個目の小尾根に上がる手前、岩場注意。


 落石注意、だそうですが、登ってからいわれても遅い。


 さて、次はいよいよあの龍王岳の左を巻いていきます。


 さ、行こう。


 階段状に登山道が整備されています。


 振り返って鬼岳。


 あちらのガスもかなり増えましたね。もう13時半。コンディションが悪ければ雷だって起こりかねない。


 龍王岳西面を巻きながら歩いている最中に、辺りは曇りました。


 これは本格的にガスっています。


 やっぱり立山室堂は、ふうたろうが行くと天気悪いという恐怖の法則か。


 まだふうたろうが到着していない立山の雄山方面は晴れているようですな…。


 龍王岳を巻いて、富山大学立山研究所のあるピークに到達。13時40分。獅子岳から81分。コースタイムは150分。余裕です。


 あれが龍王岳の本当のピーク。


 さて、このまま一ノ越経由で室堂に行ってしまいましょう。


 うっすらガスっていますね。やっぱり室堂…


 正面から、何処の国か判らないけど、とりあえず英語圏の若いネーチャンが、きゃみこうちに7日間かけて行くと言ってやってきました。日本語、全然喋れないようです。ふうたろうも、ろくに英語喋れないのでおあいこ?
 まあ、ムロドウ・ステイだもんなあ(何


 ムロドウが見えてきましたね。とりあえず、雲は多いけど、雨とガスは免れましたか。


 雄山の真下に一ノ越山荘。7月31日に通った時はそれこそおぞましい人数がひしめき合っていましたが…


 今日は人を入れないで撮れることがあるレベルの人口密度です。


 ここを下りて黒部平まで歩きたいけど、右膝が辛いからね…。


 やっぱり立山の方は人が多いわ。まるでアリの行列ですな。


 さて、ここまで来たら、サクッと下りましょう。
 でも、ここで油断してしまったので、膝がかなり痛くなってきた…。


 ここは室堂バスターミナル前の足洗い場。到着14時44分。
 ふうたろう、とりあえず、靴下も脱いで、素足を洗いました。まあ、一度取り替えたとはいえ、4日間も洗えなかったんだもんねえ…。
 しかし、この水は猛烈に冷たい。足が凍る…。


 何時発のバスがあるのか判らないけど、とりあえず今日は富山・新潟経由で帰ってみようと思い始めています。


 また、駆け込み乗車で美女平行きのバスに乗り込みます。


 しかし、美女平に着いてから、30分くらい待たされました。ケーブルカーが混んでいて、2本分待つハメになったのです。


 この人数を見ればまあ、スゴいですわな。


 結果、立山駅16時17分発の富山地方鉄道に1分差で乗れず、駅前の食堂でまずいハンバーグ定食を食うハメになりました。だって、五色ヶ原からハラが減っていたのですから。


 新魚津駅到着は18時35分頃。これからJRに乗って新潟県経由で帰るのですが…
 何と!JRの切符売り場でクレジットカードの利用が拒否されたではないか!
 …まあ、これは結果的には一時的な磁気エラーで、窓口のオッサンが一度しか試さなかったために、使えなくなっていたように見えただけなのですが。もう一枚の使いたくないクレジットカードを使わされたのが妙に腹立たしい。


 このあと、特急はくたか号で越後湯沢、上越新幹線で大宮を経て、池袋から西武線に乗って帰宅です。
 しかーし!!ヾ(゚皿 ゚;)
 越後湯沢から南はひたすら雨で、埼玉県や東京都はかなり雨が降っているではないですか。やはり、あの五色ヶ原などで見た上層雲は、天気の崩れを報せる雲だったのですな。所沢駅から濡れて帰りましたとさ。帰宅23時半。大宮駅と池袋駅でダッシュしなかったら、15分遅くなるところだった。
 …やっぱり、帰りは疲れますね。山に登っている時以外が本当の試練、ってか。
 #91水晶岳クリア。
 #92薬師岳クリア。
 #128赤牛岳クリア。


天気:晴れのちくもり、夜の関東地方は雨で強く降る(富山県上新川郡大山町・中新川郡立山町・魚津市、以下略、移動中を含む)

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