2010年 10月 4日

 昼間、まあ、後述する理由で家にいたのだが、可愛い人から手紙と写真が届きましたぞ。
 それは、あのふうたろうが最強を誇っていた南アルプス南部縦走の時、8月14日の停滞の苦痛を跳ね返す元気をもらったKさん家族からでした。手紙の主はKくんとTくん。中身については触れないけど、嬉しいこと書いてくれるね。あのあとのことだろうと思うけど、富士山や聖岳にも登ったそうだな。いや、強い。すごく、強い。
 住所や宛名はさすがに漢字が並ぶのでお父さんに書いてもらったのだろうけど、いや、恐れ入った。短い文だけど、文はさすがに全部ひらがなだけど、文章は7歳とは思えない。
 …ふたりとも、仲良く、楽しく、生きるんだぞ。
 もちろん、山に連れて行ってくれる(何)父ちゃん母ちゃんも大事にな。
 あとで手紙、書こう。…復活したら、ね。


 昨日の夜、特に胃もたれがひどく、夜中あまりのひどさに飛び起きてしまったほどだ。あまりにひどいので、今日一日、寝ていたということで、その根性の弱さに打ちひしがれていたと。そして、夕方か昼か忘れたが(もはや時間の感覚が失せている)山岳ガイドのことを調べていたら、そのガイドの認証を取るのに数十万もかかるというぼったくり状況に愕然としたと。
 …これでは、仮に職を失った時に山岳ガイドをやるなんてこと、無理である。新規就農の話といい、山岳ガイドといい、再チャレンジが出来るなんてのは全くの嘘だと判る。選ばなければ職があるというのは、再チャレンジとはいわない。チャレンジとはあくまでも自発的なものであるから。
 しかし、今のふうたろうは、チャレンジとかどうとかいう以前の状態に引っ張り戻されているので、もはやそんなこと言う資格もないという、資格の資格もないという準絶望的な状態なのだな。
 もう少し元気であれば、やってやろうと思えるのに。
 いや、待てよ。こういうことを、こういうワーストコンディションの時に考えるからいけないんじゃないか。もう少し、例えば山にガンガン登っていて、テン場や小屋でマッタリしている頃、考えてみたらどうだろう。ああそうだな、羊蹄山避難小屋とか、常念小屋とか、以東小屋とか、中岳避難小屋とか、水晶小屋とかのような、そういうエネルギーに満ちあふれているところで。
 …永遠にどうにもならないと思うと辛いけど、~すれば出来るかもしれない、まで持って行けるだけで違うはず。去年の3月頃や今年の5~6月頃は体力や経済を超越した絶望だったからな。
 ともあれ、この肉体的コンディションだけはどうにもならん。準絶望的とはそういうことだ。


天気:くもり時々雨(埼玉県所沢市、半径5m以内)

Comments are closed.