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相変わらず悪い!

2010年 10月 6日

 昨日の夜もめっぽう体調が悪かった。もうこの体調の悪さ、胃もたれとムカムカと吐き気なのだが、我慢ならん。


 しかし、原因がここ22年間ずっとわからない。キャベジン(と同等の成分という意味だと思うが)を渡されて終わった1989年1月の診察時。2003年に胃カメラを呑んでも、小さな十二指腸びらんがあっただけ。それが何ヶ月(何年)も気分の悪さを引きずるのか。2005年にも呑んだ。解らない。これが最も質の悪い話である。2003年か2004年頃、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の検査もしたけど、陰性だった。
 …が、このピロリ菌を検査した時、実は、タケプロン(ランソプラゾール製剤)という胃酸の、酸(水素イオン)の生産を止める薬を飲んでいた。タケプロンか、ピロリ菌の検査をするユービット錠(同位体炭素でこの薬由来である印を付けた特別な尿素の検査薬)か、どちらかの説明書で見たけど、PPI(Proton Pump Inhibitor=酸を胃の中に送り出すポンプ(タンパク質)を阻害する物質)を使うと、偽陰性が出ることがある、と書いてあった。だから、今、何も使っていない状態で、かつ、具合が悪い活動期に、ピロリ菌の検査をしてもらえば、ひょっとしたら、何か解るかもしれない。
 …ということを明日相談してみようと思っているのだが、うまくいけばいい。検査してもらえるかどうかという壁と、ピロリ菌が無事検出されるかどうかという壁。もし、ピロリ菌が出れば、22年の謎(これはある意味基礎研究分野レベルの時間)が解明されることになる(何
 治療できれば、長年の苦労から逃れられるかもしれない。健康になった暁には…!
 ところで、写真は、幾何学的に穴の開いたヒルガオ。恐らく、蕾の状態で虫食いに遭ったのだろう。おもしろいので、出勤前に撮影してから来た。


 あと、ノーベル化学賞の受賞者が、2年ぶりに日本に出たというニュースが流れた。まあ、日本人が受賞しなければ、ろくに報道もされないまま、人類の成果が知らされないままだったろうけど。
 でも、日本人だから喜ばしいってのは別にない。何処の国の人であっても、成果を生み出し、今回の鈴木カップリングのように、誰でも使えるような形で世に輩出してくれるのであれば、ありがたいのだ。
 炭素と炭素を繋ぐというこの反応、テレビなんかでも言っているように、そこら中で使っているあらゆる有機物に応用できる。その反応は、化学合成の、一番最初の反応だから、とても重要なのだ。だから、作りにくかった物質を作ることも出来る、ということになるだろう。
 …ただ、使い方を考えないと、DDTBHC(有機塩素化合物の農薬)などと同じ運命を辿るのかなと思う。どんな有用なものでも、使う人と方法次第ってことだね。
 ちなみに、ふうたろうが吐き気止めに使っているプリンペラン(塩酸メトクロプラミド)も、有機物。


天気:晴れ(埼玉県所沢市・東京都板橋区)

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