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リセットボタン(鳥海山遊佐海岸・万助小屋・御浜小屋コース:山形県)

2010年 10月 23日

 かくして、夜行列車が遊佐駅に到着。実は、あけぼの号が遊佐に止まるということを知らなかったので、最初は酒田までの指定でした。…が、何とか車掌の計らいで、遊佐まで変えてもらいました。おかげで40分ほど早く着きました。
 …が!?
 (゚◇゚)ガーン
 電車の中で確認していたルートの載った地図が全部無くなっている!!
 地図が、25000分の1も昭文社のものも全部無くなっているので、流石にそれなしでの山行は危機的な状態です。ふうたろう真っ青。…が、救いはGPSがザックの中に入っていること。これがあれば、山の中は歩けます。電池もたくさん搭載しているし。
 一緒に下りた初老の男女数人が話しかけてきます。
 うーん…、ふうたろう、考え事しながらザックを広げているので、出来れば話しかけないでほしい。彼らが秋田が目的地で、象潟あたりで最初の旅をすることを聞いている余裕なんて無いんですよ。ごめん。


 いつの間にか明るくなっている遊佐駅ですが、ここからタクシーを使って行くべき所があります。ええ、もちろん、登山口ですよ、ふうたろうの鳥海山の登山口。
 (゜◇゜)ガーン
 朝が早すぎて、遊佐町内のタクシー会社が軒並み寝ています(滅
 電話かけても、せいぜい酒田の営業所に転送されるだけです。酒田から30分かかるって言われましたけど何か(¬_¬;)


 しょうがない、歩くか…。
 天気は抜群ですな。


 田んぼの中を果てしなく続く道。西進しています。


 振り返ると朝日が昇っています。


 ふうたろう、西に進んでいるのです。鳥海山とは反対側。何をしているのか。


 あの鉄塔の先には、防風林があります。
 ふうたろうは、を目指しています。昨日の夜、列車の中で眺めていたのは、ゼロメートル登山をするためのルートの確認でした。


 遊佐駅と防風林のある辺りの堤防(自然堤防…ではないのか)までの間に、数kmにわたって田んぼや集落が続いてきました。タクシーを呼ぼうと思ったのは、タクシーでゼロメートルリセットをかけたかったからです。しかし、そのリセットボタンをタクシーで押すことが出来なかったので、自分の足で押しに行くというわけです。


 20kg強の荷物を背負いながら、登山靴を履きながら、海を目指して歩いている自分の姿は、朝の早い集落の人たちにとっては奇異に見えたかもしれません。…が、これがふうたろうの百名山撃破の登竜門なのです。


 バス停に個人宅の名前が付いている凄いところを通って、堤防の取り付きを探します。


 GPSを見ると、ここがどうも地図にあるルートのようですが、何だかこの先は行き止まりっぽいのが見えますなあ。


 GPSにはルートのない場所ですが、こちらの方が先まで道が続いていそうだったので、進んでみます。


 しかし、程なくして砂地の畑にぶち当たりました。あの木の下を通って進んでみますか。


 人がまだいないので、畑を踏まないように、通ります。しかし、その先はどうもハイパーヤブ漕ぎを強いられそうです。


 ヤブ漕ぎを終えたらまた砂地の畑です。これはもはや登山ではないな…。ヤブすれすれの所を、やっぱり畑を荒らさないように迂回して、道路に出ます。


 しかし、本当によい天気です。
 砂地の畑だから、また埼玉とは違う趣があります。


 やっと道路に出ました。肩身の狭い思いをせずに歩けそうです。


 松の木のシルエット。


 これはゴボウ畑…?


 ゴボウ畑の横の、轍の深い砂の道を歩きます。


 2回目の防風林が見えてきました。


 しかし、この2回目の防風林を越えることが出来なさそうです。産業廃棄物の中を抜けるなんて、無理。しかも、一企業の用地の中はさすがに無理。…農地の端は失敬させてもらったけど…。


 工事用車両が出入りする場所がありました。どうもここは立入禁止でもないようなので、ここを抜けてみますか。


 これ、何語?ドイツ…語か?


 写真が斜めのように見えますが、東北地方日本海側の西風が強いので、東に木が傾いているのです。


 地図にはまったくありませんが、どうもここから何とか西進できそうです。ピンクのリボンが木に結わえられています。


 ヤブを抜けると一本の未舗装路。これが南北にずっと続いています。気が遠くなるほど。
 しかし、森の中を西進できそうだったので、進んでみますと…


 今度は膝より高いくらいの草やぶに出ました。どうやら、海は目前のようです。


 その草やぶを貫く南北の車道。もちろん未舗装路です。


 ずっと気になっていた風力発電の風車。


 やったー!!
 やっとだ!これで、スタート地点に立てる…。これでリセットできる…。地図はデリートしてしまいましたが(滅


 嗚呼日本海だ…。


 防風林の向こうに、鳥海山が霞んでいます。


 これでリセット完了。利尻山以来のゼロメートル登山が今始まります。


 さすがに1時間半駅から歩いたので、しかも20kg強の荷物付きで疲れたので、浜のテトラポッドの上で休憩。10分くらいですが。
 浜を、おそらく海岸で遊ぶつもりなのだろう、自動車が行き来する。嗚呼、そういう遊びをしに来る所なんだろうな、本来は。


 さて、また来た道を戻りましょう。全部同じだとしんどいから、少しでも変えていこうとは思いますが。
 ただ、地図がないので、GPSだけでは俯瞰したコースが読めません。実際、ここからどうやったら鳥海山の登山口まで行くのか、昨日までに見ていた地図の記憶だけでは、さすがに無理がありそうです。


 そうして無理やり変えてみた道は、ウルトラヤブ漕ぎゾーンでクモの巣(デッカいジョロウグモ付)もウルトラ級です(滅


 そのヤブから脱出したら、ズボンはヌスビトハギやらよく解らんべたべたする種子やらでヌッチョヌチョ。


 地元の人々が道路を車で走っていますが、普通に変質者扱いでしょうな。しかも、100リットルのザック背負ってるから、意味不明ですよな。でも、ふうたろうはね、必殺ゼロメートル登山を目指しているんですよ、無謀にも。地図もないくせに。
 で、ここはさっきも歩いた場所です。


 今度は、地図(GPS)に書いてある通りの道を歩いてみようと思います。
 …が!?
 草やぶとクモの巣でぼうぼうなんですけど。


 人間的に見れば、これが本来の道であるべきですが、これはあからさまに右にそれていて、どう見ても人家の方に繋がっています。


 手に武器をとって、ぶんぶんクモの巣を振り払いながら前進。しかし、初期装備が朽ちかけた木の枝とか、最高に(滅)ですなあ。


 さっきの薄暗いトンネルっぽいところを抜けたら、また普通の草やぶに出ました。もうね、何でもかかってこいって感じですな。


 嗚呼、鳥海山が遠いなあ、空が青いなあ(棒読み)


 黙々と歩いて、やっと羽越本線の踏切までやってきました。
 しかし、本気で地図なしで山には行けないぞ。どこかで、どんな地図でもいいから手に入れないと、登山口にさえたどり着けないだろう。


 結局往復3時間かけて、遊佐駅まで戻ってきました。バスに乗ることを最初から考えていれば楽なのでしょうけども、往復3時間の徒歩を犬死にさせるわけにもいかない。とりあえず、駅構内にある観光案内所で、怪訝な表情を浮かべられながら案内されました。簡単なイラストマップを1枚ゲット。


 でもね、ぶっちゃけイラストマップなんかで山なんか登れるか。青少年旅行村で一泊移住するんじゃないんだぞ。
 そういうことで、駅からまっすぐ進んだところにあるAコープのネーチャンに地図を売っていそうな本屋の場所を聞いて、まずはそこへ歩いて向かいます。
 ここまで来ればもはや登山ではない。簡単なRPGですな。


 道路の反対側からタイヤを4個詰んだ手押し車を運んでくるガソリンスタンドのネーチャンに、もう一回本屋の場所を聞いて、無事発見。どうやら、あれがエルパの町らしい(何


 半ば諦めていた地図でしたが、本屋のおばちゃんに尋ねると、二つ返事で、これを差し出してもらいました。マジで、涙が出ました。
 ふうたろうは鳥海山の地図を手に入れた!(ドラクエ5風の音楽で)


 外に出ると、鳥海山がバッチリ見えました。これからあの山まで、一気にいきますよ。出来れば、山頂近くまで行きたい。
 25000分の1の地図ほどの精細度はないけど、この地図があるか無いかでは、所沢から歩いてここまで来るか電車で来るか、ほどの違いがあります。


 ここは遊佐町。JAみどり農協というところの看板を発見。
 「GMO Free Zone」と書いてあります。遺伝子組換え作物は植えませんと。
 …海から歩いて、地図もなくしたけど、ただ山に登るだけでは見えないものが、見えたではないか。


 しかし、あの遠近感はダテじゃないです。本気で遠い。もう、いったい、何km歩いたでしょう。遊佐高校の東を通過中。たぶん、あんなザックを背負ってこんな所をほっつき歩いているふうたろうは、ただの変人にしか見えないだろうと。


 イモカタバミのピンク色の花が満開です。鳥海山はガスがかかっているようですね…。


 秋の花、セイタカアワダチソウも満開です。遅くないか?


 地図を見て歩いているのですが、さっき述べたように、25000分の1の地図に比べると、精確さは全然ありません。無いよりは全然あった方がいいとしても、今この場所にいるとしても、それが地図上の何処なのか、解らなくなるときも少なくありません。今は場所を少し疑っているところです。


 この斎場っぽいところはまっすぐ東に。


 この金魚の養殖場で曲がるかどうか悩んだけど、昭文社の地図だとまっすぐ大通り沿いに行くのが無難っぽい。


 そういえば、観光案内所で、自動販売機のところを左とか右とか言われたっけ。遊佐では、自動販売機の数もそんなに無いから、目印になるというのかな。
 まあ、都会の自販機の数が多すぎるんだけどね。


 しかし、その自販機を曲がって歩いていると、地図とはあからさまに道が違っている。おそらく、微妙に5m以下の細い道などは省略されて描かれており、このライスセンターのある場所も皆目見当が付かず。
 …ちくしょう!25000分の1の地図さえあればたちどころに現在地が解るのに…。
 え?GPS?とっくに電源切ってザックの底です。使うのも見るのも面倒なので最近使っていません。


 農道を行ったり来たりして、やっと出てきた道路。やっぱりこの地図に出てくるのは、基本的に幅5m以上の道路などでしょうね。
 ちなみに、昭文社の地図では、地形などの描き方も大雑把です。鳥海山南西部のふたコブの間を抜ける道を通っていますが、どこかに不安を覚える地図読みをしているなあと感じます。


 この、しらい自然館方面に向かいます。まあ、これ、用だろうけどね…


 とりあえず、まっすぐ歩け。


 一回左に少し曲がったら、鳥海山向かってまっすぐ歩け。


 うしろを振り返るとこんなん(滅
 どれもこれも変わんねー!!(゜Д゜;)


 まあ、地球の上を歩いているのだから、いつか終点はあると(何
 …緑色の家が遠くにずっと見えていたので、それ目指して歩いてきました。ここは中村という地区らしい。


 どうもこれがしらい自然館らしい。正直パッとしないのですが、休憩できればいいと思い近づいてみました。…が、できそうな施設ではありませんでした。


 やっと公共交通利用者の登山口到着。ここで11時15分くらいでしたか。海で足を洗ってから3時間45分、駅からで5時間15分。長げー(゚皿゚;)


 でも、本当の登山はこれから。いや、今までが本当の登山か…?まあ、どっちでもいい。とりあえず、まだ今日の行程半ばということです。


 既に登山口にして、下山後のような足の感覚ですが、まずはマイカー利用者の登山口である一ノ坂登山口まで砂利道をば。まだ山道に入らない!


 何かあるけど、採石場?それならまだいいんだけど、海岸にあったあれの処分場とかだと悲しいよね。でも、今のふうたろうは、そんなことを考えている場合でもないかもしれない。


 やっと一ノ坂登山口。ここから山道になります。越後駒ヶ岳の十二平登山口までなんか可愛いと思うくらい長かったですな。


 駐車スペースはあるのですが、車がたった1台あるだけ。でも、登っている人がいるんだなあ、と。
 ここで、15~20分ほど、靴ひもも緩めて休憩です。既に、大雪山縦走の時の、忠別岳避難小屋からトムラウシを越えて黄金ヶ原くらいまで進んだほどの時間が経っているのですよ。まあ、あの時よりも数倍キツいけど。


 やっとヤブではない山道に入りました。


 嗚呼、アオアオとした樹林が広がっているなあ(棒読み)


 足が疲れていても、今日中に行けるところまで行きたい。最低でもこの先にある万助避難小屋までは。


 ところで、鳥海山の紅葉は多少期待していたのですが、まだ全然青々しています。何だ、これは。


 この、万助小屋に至るまでのルートは、分岐が多数あります。こんな所、地図無しで進んだ日には遭難必至。ふうたろうの地図忘れは痛恨の一撃でしたな。


 沢の水はだいぶ少ないようです。水場マークが地図には付いているも、それらしい箇所は…


 緩い坂の中に、時々急な坂が入っている程度の、本来なら楽なコースではあるはず。でも、今までが今までなので、なかなかこれが強いですな。


 しかも、期待していた紅葉が、散っているのではなく青いというのがまた…


 多少色づいている樹種が、上の方に行くと増えてきます。


 万助小屋までの分岐はこれが最後。これより下の分岐で別のところに行っていれば、万助小屋にはたどり着けません。
 ここで疲れて休んでいたら、如何にも地元の、鳥海山をこよなく愛していそうな3人組が追いついてきました。ルートの解説を受け、ふうたろうは先へ進みます。


 万助小屋までの最後の分岐を過ぎて、左(西)側のルートをとります。碇(いかり)を通る方は荒れているというのがさっきの看板なので、それを避けた形です。
 ところで、この辺りは、紅葉を通り越して散っています。中間がないのか、中間が。


 これはそこそこきれいに見えるけど、いや、越後の足元にも及ばない(ごめん!)


 どちらかというと、もうこの辺りは時季を過ぎているという感想です。


 ひたむきに歩くと、清らかな沢にぶち当たります。これがほぼ万助小屋手前になります。嗚呼、長かった…。パイプがあったので水をグビグビしてしまいましたが、ちょっと気が早かったかもしれない。


 これが万助小屋の外観です。かなりいい感じの小屋ですね。


 中には4人組の先客がいました。そして、ストーブを焚く準備をして…。
 ふうたろう、さっきの3人組の一人の方から、できれば御浜小屋まで行った方がいいと言われていました。でも、この誘惑に負けそうです。


 ちょうどさっきの3人組の方々が到着しました。そして、ふうたろうは誘惑を振り切り、更に上へ。すると、さっきまで曇っていた空が一気に晴れてきました。
 鳥海山よ、ふうたろうを受け入れてくれるのか?


 枯れている。確かに、紅葉ではないけど、傾きかけた日差しを浴びる秋の樹林は美しい。


 さあ、御浜小屋までがんばって歩こう。行けるさ、今までのあのパワーがあれば!


 もう冬枯れになった樹種もあります。隙間からは青空が見えます。


 さっきまでのガスは何処に行ったのだろう。きっと、局地的な寒気が入っていたのだろうと、素人的な考え方をしてみる。


 遙か遠い日本海が輝いています。まっすぐ向こうの海岸ではないにしても、あんなところからよく歩いたものだと、自分で呆れます。


 稜線は最高の風景。今あそこにいる人たちにとっては、鳥海山は最高の山なんですよね。きっと。
 ふうたろうはわからないですなあ。まだ、正直そこまで思えません。


 青空に紅葉を透かすのは、必ず秋山ではやりたい行為。


 万助小屋から、次のチェックポイント(?)は、ドッタリと書いてあります。何だ、ドッタリって。こちらの方の方言なのかな?


 それに、ドッタリって何処だ?看板もないし、この地図の精確さもあてにならないので、まったく判りません。


 笹薮も、漕がずに済むなら綺麗なもんですね。でも、この辺りの笹薮は、ちょっと背丈が高いので展望を妨げているような気もします。


 どうやら、ドッタリっぽい看板もなく、仙人平に突っ切りそうですな。


 道が抉れています。水がたまったところがぬかるんで、極めて歩きにくい。従って、湿原側に登山道が広がりつつあります。


 ここで夕方を迎えています。草もみじが鮮やかですなあ。


 この仙人平は湿原です。池塘があります。


 仙人平から鳥海山を見上げます。


 再び、向かいの稜線にガスがかかってきました。つかの間の宴でしたな。


 夕日に映える草もみじ。気温がガクッと下がってきたので、一気に上着を2枚ほど増やします。これまで半袖1枚で歩いていましたので。


 もうそろそろ日が暮れます。


 今、日の入りは何時頃なのだろう。まだ17時台なのかなあ。(実際は16時台である)


 あっという間にガスが山を覆いました。呆気ないものですね。


 仙人平を抜けて、遂に鳥海湖(鳥ノ海)に取り付きます。ここから石段の連続。さあ、あと一息。


 もう山の景色からの激励も終わりです。ふうたろうは独力でがんばるしかありません。


 今までが今までだけに、足が重い。一段一段がきつい。


 一瞬ガスが晴れました。山頂方面は見事なアーベンロートです。きっと、日本海に沈む夕日と、夕日に焼けた雲は見事なのでしょうね。見られなくて残念です。


 まだ、ヘッドランプは必要ありませんが、もう、真っ暗になるまでそんなに時間がありません。


 さあ、鳥海湖の縁に着いた。あとは半周して、稜線まで上がろう。


 御浜小屋方面への分岐。ガスっていると、ここから御浜小屋までのルートは遭難ゾーンになるでしょう。道は浸食で非常に解りづらくなっているからです。


 何度も足を止めながら、やっと稜線に上がったら、かなり暗くなっています。しかし、稜線に上がったらそこがゴールの御浜小屋。万助小屋にいた人の話では、無人の御浜小屋は一部が避難小屋のように使えるようになっているそうです。使わない手はないでしょう。


 板を打たれているので判りにくいですが、戸口に「出入口」と書いてあるところがそのまま出入口になります。引き戸です。


 何と!小屋で一人ぽつねんと過ごしていると、横浜から来たという鳥海山一途な人が一人、来ました。いや、寂しかったので嬉しかったなあ。
 でも、暗かったのでお互い顔は全然解らないという、リアルバーチャル(何


 カレーうどん(即席)とコーンポタージュを食べて外に出ると、象潟(きさかた)方面の夜景が抜群でした。夜景をじっくり見てみようとしたの、ほんとに久しぶりだなあ。


 月も満月(かその一歩手前)で、煌々と辺りを照らしています。


 明日の下り坂の天気を告げる絹雲が空を漂っていますが、その雲を含めて月夜が美しい。
 この画像は暗い部屋で見るとよく判ります。


 ふうたろう、何とか遊佐の海岸から御浜小屋まで、万助小屋経由で歩きました。不思議と、天気が良かったせいもあり、着かないのではないか、という絶望感は湧きませんでした。しかし、既に足には相当疲労がたまっています。
 山頂まであと3kmほど。もう少しあるでしょうか。明日の朝出発で、13時くらいまでには湯の台方面のバス停に下りておきたい。あの3人組の人たちが言ったとおり、今日はここまで来て良かったし、来るべきでした。そう、この象潟の夜景と満月と絹雲と横浜のおっちゃんとも出会えたのですから。


天気:晴れ時々くもり(山形県飽海郡遊佐町)
覚え書き:AコープでぶどうPOMジュース

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