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ああ憂鬱(滅

2010年 10月 28日

 週末の天気は今年初の絶望的なもののようだ。今年は、意外と雨週末の法則が通らず、半年以上連チャンで山に行ける可能性を示してくれた天気だが、今回は、台風が直撃しそうな勢いである。早池峰山(岩手県)を目指そうかと思ってはいるが、台風の動きは通常速くなるので、あまりあてにはできなさそうだ。
 ところで、昨日から『山は真剣勝負』(山田哲哉 著 東京新聞出版局)を読んでいる。中盤まで読んだけど、岩登りや沢が中心に書かれていてふうたろうにはあまり馴染みが持てないでいるのだ。…が、序盤の、体力と安定して歩くことができる能力…の下りは、なるほどと思う。ふうたろう、1日に20kmは歩ける。鳥海山の時は、上りで30km近く歩いており、二日間合計で41kmに達した。越後駒ヶ岳も、丸二日で37km歩いた。これは、朝日連峰を3日かけて歩いたときよりも長い。
 だから、体力と歩行能力はまあ、大丈夫だろう。
 でも、雪や氷の面を歩く技術のところが。滑落停止はどれくらいできるか。転けないように歩くことの方が楽だが、転けたときの停止ができるか、転けてもまだ大丈夫なところしか歩かないか、でないと、あの五竜岳みたいになる。あの羊蹄山の下り斜面で転ぶことはないのでそれは大丈夫だろうけども。
 そして、最大の強敵は、仲間作り、であろうな。ふうたろう、基本的に事務的(目的・目標を同じくしたという意味)な集まりを極めて面倒くさいと思っている。仕事がダルい理由と同じ。SKがうざい理由と同じ。何で山にまで行って人間を擦り減らさなあかんのかと。山なんかに行くと、必要以上に人の距離が近くなり、きっと途中で投げ出すに決まっている。雪や岩、沢以上にキケンなのは、人間関係の方だと、ふうたろうは思っている。嗚呼、考えるだけで吐き気がする。
 でも、雪のアルプスなどに行こうと思えば、仲間作りをするしかないだろうなと思う。誰かにロープで繋いでもらったり、緊急時の対応を頼んだりできないと駄目なんだろうなと。それができなければ、即ちそこが登山の限界なんだろうなと。
 …一人でひたすら死ぬまで歩くか、柔よく剛を制す、仲間作りを考えるか、だね。嗚呼、憂鬱。
 とりあえず、台風が憂鬱。


天気:雨(東京都板橋区・埼玉県所沢市)
覚え書き:気温10℃に届かず

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