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雨の歓迎(神威山荘・日高南部神威岳入口:北海道日高支庁)

2011年 8月 10日

 ヌオッ(゚皿゚;)
 札幌まで寝過ごした!
 …ってのは嘘で、苫小牧で3時間も待つのはあほくさいので、急行はまなすの中で、札幌まで(6時7分着)寝ていったのです。


 札幌駅の中にある駅弁屋は、こないだ天塩岳に行ったときに既に開いていることを学習していたので、ここで買っておきました。食えるうちに食っとけ。


 ところで、不吉なことに、雨が降り始めているという件。8月上旬は、まるで嫌がらせのように晴天が続いていたのに、ふうたろうが来た途端雨に変わるというのは、呪い以外の何者でもない。


 苫小牧を8時頃に出る様似行きの日高線。今回の第一目的地である日高南部神威岳に行くなら、荻伏(おぎふし)駅で降りなければなりません。かなりが静内(しずない)止まりの電車で、ダイヤに難儀するでしょう。
 ただ、救いなのは空が若干明るいこと、か…。


 電車がいよいよ荻伏駅へ。タクシーを呼んでおいたので、ここから神威山荘まで直接行きます。料金がかかることは覚悟です。


 上野深までは舗装路がありますが、それ以降は砂利道以下の林道です。携帯の電波も通じなくなります。タクシーのおっちゃんと話をしながら、1時間ほど走ってきて、神威山荘へ到着。車一台どころか、人っ子一人いません。料金は8480円。MITO交通ハイヤー…だっけ?小型車で呼んでこの金額です。これを高いと思うか、安いと思うかは個人差があります…か?


 小屋はとてもきれいです。これで携帯の電波が通じたら、ほぼ何も不自由なく暮らせてしまうほどです。もちろん、電気もガスも水道も食べ物もありませんけどね。


 あ、水道はないけど、沢の水(エキノコックス水?)はあるかな。これは沸かせば利用可能です。


 ちょっと登山道の入口を偵察します。この砂利道の奥に、実は早速一箇所、渡渉で沢を越えるところがあります。しかし、それは明日のお楽しみ(?)ですね。


 ふうたろう、暇だったので、そこらに落ちているゴミや薪を集めて、たき火。なんか知らないけど、このあたり、やたらとゴミが散らかっています。ペットボトルやら、ボロボロのタオルやら。車も人もゼロのくせに。


 湿気で新聞紙にすらまともに火がつかなかったので、着火には非常に難儀しましたが、やっとついた!
 …と思った瞬間の土砂降りの雨。ふうたろうらしい罠というかオチというか。しかも、この雨、これから夜通し、降ったり止んだりを繰り返します。そう、何を隠そう、この雨、台風9号あたりが、熱帯低気圧になって北海道を直撃しているんですがな。
 北海道も熱帯入りしたんだなあ(棒読み)


 明日は神威岳に登れるでしょうか。しかし、明日は元々雨の予報。無理に登ることはありません。立派な小屋だから、停滞でも…。でも日高山脈を縦走するのだから、できれば停滞している時間は少なくしたいものです。


天気:くもり時々雨、一時雷をともない、強く降る(北海道日高支庁浦河郡浦河町、移動中は含まない)

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