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中立に遠慮する事勿れ

2011年 10月 6日

 今日は、ちょっと商店街に出て、「全国青年大集会」のポスターを貼らせてもらいに、店回りをしてきた。
 →全国青年大集会2011
 ふうたろうが行ったことのある店や、もちろん行ったことのない店にも。貼るスペースがあるところを中心にお願いしたのだけど、まあ、貼らせてくれるところもあるもんだね。客商売柄、「特定の政治的意見」と言われそうなもので、かなり難渋するかと思ったし、そういう店もあったけど、そうではない店もあったということですな。ただ、中身をあまり話さずに二つ返事でOKしてもらったので、何となく、これでホンマにええんかいなと、思わなくもなかったけど。
 若者(に限ったことじゃないけど)が仕事を求めたり、サービス残業を無くせと言ったり、派遣切りをやめろと述べたり、低賃金を改めさせようとしたりするのは、法律上も、人道上も、経済発展の上でも、当然なんだよな。法治国家だから当然、というのはふうたろうは好きじゃない。でも、右翼的・保守的な言い方をすれば、労働基準法遵守は義務である。また、労働者は消費者になるのだから、低賃金で働かせることの意味は、すぐに判ることだ。ここで声を上げている人たちが自分勝手なのではなく、ここで彼らに声を上げさせている人たちが本当は自分勝手で、政治・経済レベルで無能なのである。
 本当は、個人経営の店なんて、消費低迷のあおりを直接食らうんだと思うんだ。だから、消費能力のある消費者(労働者)を増やしたいんだよ。登山基地となる町や村を見ると、そう思うんだ。だから、今回は動いた。彼ら経営者が店を守ってくれないと、ふうたろうが買い物するところがなくなる。それは巡ってくることなんだよ。
 「特定の政治的意見だけをひいきできなかった」店主たちにも、本当は店主たち自身の「政治的意見」を以て、選んでもらいたかった。誰の意見をも、遍(あまね)く弾いたところで、決して中立にはなれないのだ。何人たりとも、ね。ふうたろう個人的には、それは偽りの中立だとしか、思わないんだ。即ち、中立に遠慮する事勿れ。
 でもいい。ああいう形で人と接するのも、たまにはいいんだ。ひとつのコミュニケーションだから。それに、一足飛びには人も社会も変わらない。それが変わるのが先か、それとも滅ぶのが先かは判らないけどね。


天気:晴れ、未明まで雨(東京都板橋区)

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