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熱い都市

2006年 6月 29日

 今朝も眠い。起きるのが大変で、朝ごはんを食いっぱぐれました。

 今日の仕事は忙しさそこそこ。でも、炎天下の肉体労働でした。それは、ミニカラムというものを処分する作業です。このミニカラムは、農薬を抽出する上で欠かせない道具です。フィルターと、特殊な樹脂(プラスチック)と注射器のような形をしたケースで構成されています。
 この処理というのが、ケースの中にある樹脂とフィルターを除く作業。針金で一本一本抜くのです。手が痛い。くそ暑い(練馬区のアメダスによると13時頃のこの辺の気温は32℃くらいになっていたようです)。

 病院へ行くのに早退。17時過ぎでした。成増小学校の前を通ると、「~警報を解除します」という放送が聞こえました。確か、「光化学スモッグ」と言っていたような気がします。都市の大気はそれほどに悪い。
 病院へ向かう電車の中。常磐線各駅停車がやたらと混雑していました。気の毒なことに、背中に乳飲み子、側に3~4歳くらいの男の子のお母さん。背広の大人に押し潰されそうな男の子がむずかります。どうしようもないお母さん。見かねた僕は背中を軽くたたきながら、男の子に言いました。「きゅうくつやな。辛いやろけど、もうちょっとやで。」この言葉が通じているかどうかはわかりません。でも、それ以来、むずからなくなりました。背中にいる赤ん坊の方は、頭が90度曲がっていました。隣にいた若い女性(もちろん全く見知らぬ人たち)の二人組が援護します。
 本当に、子どもたちにとって辛い環境です。大気汚染も満員電車も。だいたい、大人だって辛いんですから。

私の子どもたちへ

 いきている あなたたちが いきて 走り回る土を
 あなたに 残しておいてやれるだろうか 父さんは

笠木透 作詞・作曲

 なんて歌を思い起こさせます。

天気:晴れ(茨城県取手市・東京都板橋区・千葉県松戸市)

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