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仕事明けの仕事(何

2012年 2月 13日

 昨日買った時計は、今日も動いています。そりゃそうだ(笑
 これが10年後、20年後にも動いているように、使わないとね。
 さて、今日は休みを経ずして出勤となります。ええ、いいんです。必ずどこかで代休を取るので…と思っていたら、17日にとることになりました。急すぎて、山に行けるのか心配するふうたろう。それから、冬型が強まるといっているために、雪でゴッツいことになってそうで怖いという件。


 さて、今日の生化学講座。もうええってか?いやいや、こういうのは、継続は力なりというのですぞ。今日は一日の殆どを食品衛生法、しかも、中国の食品衛生法や、アフラトキシンの基準値(これは日本)なんてものを調べていたので、生化学にハマっていたのは30分くらいだと思います。他は、アセタミプリドという農薬の分析試験を始めたりもして…
 で、今日の生化学は、こないだ、核酸のプリン塩基を学んだので、もう一つのピリミジン塩基の合成を掴んでおきます。
 プリン塩基合成の特徴は、最初からリボースを繋ながらイノシン酸(IMP)まで合成を進めること、でした。しかし、ピリミジン塩基は、アスパラギン酸から始まり、アンモニアと二酸化炭素をくっつけたあと、脱水素を経て、それからリボースを付けて、また脱炭酸をして、ウリジル酸(UMP)に至ります。
 おもしろいことに、このプリンとピリミジンの合成が、原料も糖がくっつく順番も違います。あたかも、このふたつの有機化合物の起原が、時代も場所も違うのではないかと思ってしまうほど。いや、違う可能性の方が高いとは思いますが。
 原始の海では、シアンやアンモニア、二酸化炭素その他の簡単な物質が溶け込んでいたといいます。それが、雷や攪拌などで結合を繰り返して、原始の生命が誕生したと…
 どこまでその過去を遡れるのか、まったくふうたろうごときには想像がつきませんが、このプリンやピリミジンが合成できなければ、生物として増えていけません。少なくとも、DNAやRNAなどの核酸ありきでこそ原始生命体も存在し得た、という前提とするならば、ですけど。
 どちらかの塩基がなかった時があるのでしょうか。なかったとしたら、ピリミジンとプリンが水素結合することで織りなす二重らせんは、当時は存在しなかったはず。でも、ここまで合成様式に違いがあり、アミノ酸から合成が出発しているとしたら、そう考えてしまっても、とは思います。ただ、元々原始生命体の中で行われた、非常に非効率的な合成法が存在して、そこではこのふたつの合成は同時に行われていた、ということも、想像の世界だけど、あるかも知れません。
 うん、判らないけど、やっぱりロマンがありますな。もう少し読み進めていくと、これらの物質そのものと合成との、起原のヒントが得られるかも知れません。


天気:くもり(東京都板橋区)

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