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運転手さんそのバスに僕も乗っけてくれないか(ポンヤオロヌップ川林道:北海道十勝支庁)

2012年 3月 17日

 急行はまなすを南千歳で下車。南千歳駅は札幌駅と違って屋内の待合室があるので、5時半前に着いてから2時間ほど後のスーパーおおぞら釧路行きまで寝て過ごせます。念のため、今は冬の北海道なので、寒いのです。まあ、東京でも寝てられませんがね。
 そして、駅の売店類はすべて閉まっているので、車内販売の高くてまずい弁当を食べます。これ、旅の中でも1,2を争う醍醐味ですね(滅


 瞬間移動でもしたみたいだけど、この雪景色に出会うまで、本当に苦労しました。スーパーおおぞらが遅れ倒して、9時35分帯広発の広尾行きのバスに間に合わず、ダッシュで無理やり乗せてもらったという。それから1時間45分バスに揺られ、今度は大樹町内からタクシー6530円分くらい。それで、この登山口から10km以上手前まで送ってもらったのです。ここで12時。
 なお、下車したところは、「かしわばら牧場」と呼ばれているらしいところですが、どういう字を書くのか判りませんし、地図には名前が載っていません。


 さて、ふうたろう、いよいよ決戦です。林道が何kmあろうと歩かねばその山には絶対登れませんから。湿った雪がちらつこうが、荷物が重かろうが、ね。


 かしわばら牧場から一つめの橋。雪で川(歴舟川)が埋まっています。流れを埋めるほどの気温と雪、すごいね。


 林道の分かれ道のところに血しぶきが(滅
 おそらく、シカハンターが運んできたんだろうと。あの通行禁止になっていたことをあとで知った陸前五葉山の林道を思い出すなあ(棒読み)
 なお、そこの看板に、登山口まで10kmと書いてある。


 スノーモービルの跡が続いています。この跡を辿れば、比較的楽に歩いていけます。


 …変わり映えしない景色(棒読み)


 カーブミラーにふうたろうが映っている(棒立ち)


 荒涼とした雪景色。しかも、湿った雪。


 スノーモービルの跡を追いかけて。


 こういう小さな谷を巻いて進むのではなく、そのまま橋を渡してあるのは助かります。男鹿川林道とか、マジ辛かったですからね…。いや、また近々歩くんですけどね(滅


 そして、辺天橋。ここで2時間ほどが経ちました。14時過ぎ。意外と速い?


 歴舟川の支流・ポンヤオロヌップ川。雪に埋もれた景色が美しいですね。


 ヌオッ(゚Д゚;)
 …除雪がオワッてる。スノーモービルの跡もここでオワッてる…(ため息


 雪崩が起こって埋まったような痕が。でも、その上にさらに新雪が積もっています。


 雪崩で埋まって、もう道が判りません。が、雪崩の痕を踏み越えて進むのがふうたろう。
 なお、雪崩といっても、いわゆる山のオープンゲレンデで起こるような大規模な雪崩とは違います。


 細かい沢には橋が架かっています。男鹿川林道に比べたら良心的だなあ(棒読み


 そして、最後の橋、ペテガリ橋。やっと林道が終わりました。


 駐車場、のはずですが、むしろ今は雪合戦か雪だるま作りの公園みたいですね。


 ここが登山口らしい。どこが取り付きか判らんけどさ。


 とりあえず、登山口直後の猛烈な急坂だけは越えて、尾根の上まで上がっとこうと思いました。16時半だったので何とか真っ暗になる(日没17時40分過ぎ)までに行けるだろうと思って。
 が、恐ろしく深い雪に刃がたちましぇん(滅
 一旦登山口まで撤退。


 というわけで、新雪がガンガン降り積もっていく中、闇テンのススメして、新雪でスパゲッティを茹でます。


 まあ、初日はこんなものでしょうか。明日、どこまで行けるのか全くの未知数ですが、仮にペテガリまで行ければ、縦走も夢ではない。まあ、行けたとすれば、ですがね…(¬_¬;)


天気:くもりのち雪(北海道十勝支庁広尾郡大樹町、移動中は含まない)

  1. ブロッケンの妖怪
    2月 2nd, 2014 at 23:00 | #1

    はじめまして。ブロッケンの妖怪と申します。

    タイトルは、ブルーハーツの「青空」の歌詞ですね。僕はこの曲が大好きです

    http://www.youtube.com/watch?v=Dhd388kVKow

    サビの部分の「生まれたところや皮膚や目の色で いったいこの僕の何がわかるというのだろう」は今の時代だからこそ多くの人の胸に刻んでほしい言葉です。

    それから「行先ならどこでもいい」の前に
    (差別のない場所なら)という言葉が隠れている気がしませんか?

    「運転手さん、このバスに僕も乗っけてくれないか行先ならどこでもいい」は言い換えると
    「運転手さん、僕を差別のない場所に連れて行ってください」ではないかと思うのです。

    追伸
    お怪我早く良くなるといいですね。お大事になさってください。

  2. ふうたろう
    2月 3rd, 2014 at 09:11 | #2

     ブロッケンの妖怪 さん
     初めまして。
     そうです、ブルーハーツです。ふうたろうはPOPsを聞くことはほとんどありませんが、この歌は何かとことあるごとに聞くことが多かったものです。かれこれもう15年ほど前頃ですね…差別を忌む歌として、印象深いです。いわゆる活動家の人たちも歌う人が多い曲ですね。
     「運転手さんそのバスに 僕も乗っけてくれないか 行き先ならどこでもいい」は、歌詞を書いた人の中にある真意が本物なのでしょうけど、僕の場合は、
     「乗せてくれるだけでいい、(肌の色で)差別をしないでくれ」
     と、捉えています。

     もっとも、そういう差別感を持っていない人からすると、きょとんとする内容かもしれませんがね。

     怪我の方は今日(2014年2月3日)抜糸です。

     コメントありがとうございました。

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