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死ぬまで付き合えよ

2012年 6月 21日

 鳥甲山で採ってきた山菜類を、いざ検査してみたのが、大方結果として出て来ました。ゲルマニウム半導体検出器やNaIシンチレーションスペクトロメータを使ったので、残念ながら精度は高い。厳しい結果が出れば、イコール厳しいままという。


 結果としては、ウワバミソウ(ミズ)が3Bq/kgくらい。タケノコが30Bq/kgくらい。コシアブラが70Bq/kgくらいでしたかな…確か。定量下限値が、ゲルマニウム半導体検出器ではかなり低くなるので、3Bq/kgでも測れてしまいます。NaIシンチレーションスペクトロメータでも時間をかけるとある程度までは下がるので測れます。
 …鳥甲山でもだめだったか。
 そういえば、コシアブラの70Bqという値は、放射能の半減期を単純にさかのぼれば、事故直後にはちょうど100Bqという値になるんですね。ま、複雑な物質循環の中にあるので、絶対違うと思うけど。
 ともあれ、広範囲に汚染は広がっています。低濃度…といっていいのかどうか判らないのだけど、汚染は汚染。これ以上絶対汚染を広げない術は、最低限原発からの撤退しかないという結論には立っています。それでも、廃棄物処理場(保管場)に事故があれば汚染が広がる。
 なお、テラベクレルレベルの137Csがメガベクレルレベルに下がるには、600年かかります。一桁ベクレルレベルになるには1200年もかかります。今、日本には137Csだけで何ベクレル分あるんでしょうね。想像したくないわ…


天気:くもり(東京都板橋区)

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