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憲法の集会

2005年 11月 26日

 今日は朝から憲法の講演会。でも実は、憲法の講演が始まるまではそれどころではなく、テントウムシの羽の色の遺伝のことばかり考えていました。なんか、ナミテントウがどこかで大発生しているらしく、その羽の色が気になったという人がいたので…。

 今、憲法は、自民党や民主党のみなさまが、こぞって憲法9条を変えるために、策略を張り巡らしているという情勢です。自民党は憲法9条の2項(軍を持たない、交戦しない)を撤去。自衛軍を作ることにしています。自衛軍の目的は、日本が武力攻撃されたとき(従来)に加え、国際社会(…ではなく、アメリカ)が武力行使するときにも軍力を使うことです。現憲法のせいで、イラクで自衛隊が「掃討作戦」に加われないことに自民党の政治家たちが苛立っています。戦争で命や財産が奪われる恐ろしさを想像できないのか、それとも、自分たちは死ぬことはないと思っているのか。

 今、憲法は空気のような存在かもしれません。憲法9条も、憲法25条も、当たり前にあって、みんな効力には気が付きません。もし今、武力行使や福祉の後退を、なんの大義名分もなく、いいわけもなくやれば、「憲法違反」のレッテルを貼られます。今の増税や医療費値上げ、労働の規制緩和などは、あくまでも国民に「仕方ない」と思わせてからやらなければ、実現しません。その「いいわけ」をしなくてすむようにするのが目的なんですね。

 憲法集会の会場はたくさん人がいましたが、その人々の持ち味を生かすことがこれからの課題ですね。


天気:晴れ後曇り(茨城県取手市)

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