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人を思えば山恋し(夕張岳【冷水コース往復】:北海道空知支庁)

2012年 7月 22日

 朝、4時半起床のはずだったけど、4時くらいから、ハイパーガサガサモードに入る人多数。当然眠ってられませんから。
 ところで、何か、外がやたらとボタボタ水の落ちる音でうるさい。まさか、土砂降りの雨か?と思ったけど、どうも、地面の濡れ具合とかからしても、雨ではなく、霧が葉っぱなどに当たって雫になって落ちてきているらしい。まあ、どちらにしても、雨合羽着用なしで歩けば、「海パンで登ればよかった」と心の底から思うハメになるでしょうな。


 さて、みんな揃って準備体操。ふうたろう、これまで400日くらい山に登ってきたけど、準備体操なんて、ただの一度もしたことありません。新鮮というか何というか。


 小屋の前で記念撮影。ふうたろうは撮影者なのでおりませんが。


 Hリーダー率いる山頂突撃隊(何)は先に向かいます。
 ヒュッテのところはガスりまくりだったけど、深い森の隙間から見える空はビミョーに青い?


 どこに蜘蛛の巣があるのか判るほど、霧が露となっています。いやあ、幻想的だなあ(棒読み


 山頂突撃隊の中には大学生と中学生がいます。ハンパなくノリッノリで、元気すぎます。ふうたろうが高校生の頃のワンゲルを思い出します。


 ふうたろう、息を一切切らすことなく、馬の背出合に到達です。荷物は軽いし、前を行く人はハイパーカメカメモードだし、ここ数百日の山行の中で群を抜いて楽です。いやマジで。


 しかし、そんな状態なのは、ふうたろうとリーダーたちくらいなもんでしょうな…。15分に一度立ち止まっているのは、この速度でさえ限界来ている人がいるってこと…。


 喋っているし、この夕張岳の冷水コースは二番煎じなので、写真の数は超控えめ。もう石原平。ガスってますけど。


 前岳も見えるはずだけど、ガスっています。


 しかし、ポキャッと突然晴れてくるのが山の天気のおもしろいところです。滝ノ沢岳が突然見えてきました。幻想的ですねえ!


 この前岳も!
 そうそう、今日の風景写真はみんなRAWデータで撮っています。何となく色鮮やかな希ガス(気がする)。


 望岳台に出ると、滝ノ沢岳がばっちりと。この前来たときはガスってなかったっけ。


 右奥に芦別岳がボソッと見えているような。


 あんなに夕張岳がガッツリ見えるとは…。
 山頂突撃隊は先へ進む。


 前岳の岩が美しいですな!


 山頂突撃隊は総勢12人。みんな、景色最高ですな!


 ガッツリ晴れて、かっちょいい前岳(目がハート


 沢のところでまた10~15分休憩。…ふうたろう、余裕ぶちかましすぎて、逆に危ないかも。


 奥の真っ平らに見えるのが夕張岳の山頂を含む岩場です。右奥のは姫岩だかそういう名前の物体だっけ…。


 前はこの辺ハイパーガスガスゾーンでしたね。Hくんたちがいなかったら、飽きて寝てたかもしれなかったですね。


 青空の下、ザクザク歩く山頂突撃隊(何


 右は前岳ですが、真ん中のは…何ですかね。


 アレはガマ岩。前はやっぱりガスりまくりでろくなもんじゃなかったですね…


 ああ無限に広がる高山植物帯…


 足下に咲いているのは、シロウマアサツキ(ユリ科)らしい。前に来たときはまたつぼみでしたね。
 ああざるそばが食べたい。
 つ☆)゚3゚)¨:∴
 高山植物の採取は罪です。
 当然、この地を放射能で汚染した、核実験や原発事故をしでかしたことも、ね。


 前岳、ガマ岩、など。後ろの人はどこ行ったんかな…。


 前岳湿原のところに水場があります。ただ、ここは硬水らしく、マグネシウムなどが多いらしい。超塩基性岩の蛇紋岩らしいってか?言われてみれば硬水っぽい味がしなくもないけど、実際よく判らない。


 右が熊ヶ峰で左が夕張岳、ですかね…。


 熊ヶ峰に取り付くと、あの釣鐘岩が目立ちます。前はそれでもガスっていたけど。


 熊ヶ峰を乗っ越します。


 吹き通し。ここ、ガスって寒いとき、風が吹き抜けると本気で凍えます。ただし、ユウバリソウなどの固有種が咲く場所でもあります。


 本当なら、芦別岳が見えるんでしょうかね…。


 ありゃー!前岳の方はガスってしまいましたがな。みんな、最後の急坂でヒーコラ言ってるのに。


 ふうたろうは涼しい顔(涼しくないけど)で夕張岳神社。山を普段歩いていない人は、ふうたろうが25kgの荷物を背負っているとき並、いやそれ以上にしんどそう。


 美しき鱗雲。山頂はもうすぐ。というか、あと数十メートル。


 どこかで見たことある景色ですね(白笑


 そりゃ、ふうたろうが今までの山の中でも一番長く滞在した山頂だったでしょうから(じと目


 彼方は雲海になっています。そして、前岳付近はガス…


 この山頂到着は11時10分。40分に出発することになりましたが、もとは11時には下山開始するという話だった気が…(苦笑
 でも、11時0分って、あの急坂を上がっているときだったから、そこで引き返すのは酷ですよねえ?


 最後に記念撮影して、下山と相成ります。


 何というか、今回、楽勝過ぎて達成感どころじゃないというか、まるでロープウェーで上がってきたような気分です。…山登りとしては、今回の楽しさはそれほどではないかも…。


 でも、仲間同士で登るという、数年ぶりの山歩き自体はいいかと思います。


 下山開始です。ふうたろうの後ろには、もっとも大変な足取りの女性がいます。


 この急坂、彼女にとってはかなり怖いらしい。足の一歩一歩が、彼女曰く「生命の危険を感じる」らしい…(脂汗


 再び吹き通し。同じ道を戻るのかと思うと、何となくウンザリする(滅 でも、この登り方が、ほとんどの人の標準なんだよね?ふうたろうの非常識は世間の常識…


 前との距離が若干開き始めます。ただ単にペースが遅いというものではないような…。


 …状況がよく判っていないふうたろう。


 ここはそんなにしんどくない、…はず。


 シロウマアサツキの群生を眺めながらの徒歩…。


 それにしても、この小さな湿原のど真ん中を木道が貫いているというのは…


 若干、左右のハイマツブッシュが鬱陶しいですか?


 雪が積もると一面のオープンゲレンデなんでしょうなあ…


 ガスが再び出て来ました。というか、その中に飛び込んでいるんですけどね…。


 幻想的な前岳。


 幻想的な樹林帯に突入。みんな、元気か?


 あの雲海の原料の雲の中にいるんですかね。


 ああ幻想的だなあ(大声で棒読み


 ところで、さっきの彼女だけが問題なのではありません。今ふうたろうの前を行くおばちゃんも、もう足に力が入らないらしい。一度転倒さえしたし…。咄嗟に反応できなかったのが悔しい。


 というわけで、リーダーの指示で、ふうたろう、一足先にヒュッテまで伝令。帰着が遅れると。


 冷水沢の水場から少し下りたところから、小走りで10分強、ヒュッテ到達。とりあえず、状況を説明。15時30~40分に到着するだろうと。


 そしてふうたろうは、一足ならぬ、一口先に、流さない流しそうめんを食います。


 暫くしたら、山頂突撃隊のメンバーも戻ってきました。足を痛めた彼女は、仲間たちとそのまま帰ったそうです。…無事だといいのですがね、明日以降…。こうなる前に下山していれば良かったのかもしれない。


 また、メロン食います。これが最後の夕張メロン…にならないようにしたいですね。


 みんなにさよならして、Iさんの車に乗せてもらって、また札幌に向かいます。あの札幌に。
 林道を下ったところには、あのシューパロ湖があり、巨大なダム建設の現場も垣間見ることになります。広大な土地が、どうやったら必要と思えるのか教えてほしいダムに水没します。国は未曾有の借金地獄じゃなかったのか?未曾有の災害に見舞われたところじゃなかったのか?
 最初から誰が得するために政治を動かしてきているかが決まっている以上、その政治の構成を変えない限り、どうにもならない。そして、わが党はその受け皿になりきれていない。悲しいことだが…。


 Iさんとずっと語りながら札幌に戻ってきました。そして、桑園駅前にあるスーパー銭湯みたいなところでお別れします。いざ、みんなとお別れして、最後にIさんともお別れしてしまうと、やっぱり寂しさがにじみますなあ…。


 風呂で汗を流したあと、あまり美味くないメシを食います。500円でどうやったらエビフライ定食なんか出せるんだろうか…。


 帰りもハマナス号。隣に座った青年が、何と消防士でした。不思議と話が噛み合います。なんか見えない何かに仕組まれているんじゃないかと思うほど(違 しかし、ふうたろう、HP(体力)がなくなっています。そして、明日は仕事なので寝なければ…。もちろん、消防士の彼も同じなので、苫小牧辺り(23時頃)で寝ました。


 久しぶりのというか、ふうたろう山行史上(ふうたろう絵日記)初のパーティー登山です。もっとも、今日の登山は登山というより交流会、でしたがね…。気分的には、山に登った、というよりも、原水爆禁止世界大会とかMS合宿とか、そういうものに参加したときの気分に似ています。今回のイベントは、あくまでも"イベント"としての位置づけだったんですな。しかし、それはそれで良しです。可愛い子どもたちやおもしろいノリの青年たち、経験豊富な年配の人(ベテランというのか?)などとの会話は、単独ではなかなか味わえませんから。来週からまた、ガッツリ登ればよろしいのです。


天気:くもり時々晴れ(北海道空知支庁夕張市・石狩支庁札幌市、など)

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