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河原のゾンビ(滅)(金剛堂山【八尾~栃谷抜けきりコース】:富山県)

2012年 10月 21日

 朝起きたらテントとシュラフカバーが露だくでした。特にテントは玉のような汗が、まるでテントそのものが生きているかのようでした。
 そんなテントにくるまっているふうたろうが不快でないはずもなく、どざえもんになったような気分です。
 ああ朝露がキラキラ(歯ぎしり(`皿´;)


 不快なのでさっさとメシ食って出発です。でも、明るくならないとテントの中で動くのとは違って行動しづらいので、日が昇ってからメシとか、山行にあるまじき行為です。ほら、写真がこんなに明るく撮れてしまうんですよ?(じと目


 ふうたろうの死んでいた河原が登山道に続く砂利道(一般車通行可)からよく見えます。
 ああ警察に事件の被害者として通報されなくてよかったなあ(棒読み


 金剛堂山の稜線にはすでに日が当たっています。そりゃ、いくらつるべ落としの秋の日でも、まだ10月20日頃だったら5時台の日の出でしょ。
 落ちてくるつるべにアタマぶつけて河原で死んだふうたろう(滅滅滅


 砂利道をどんどん登ると一枚の看板がありました。
 …そうですよ、夕張岳の登山道に向かったとき、あの大夕張ダム、シューパロ湖にかかる銀嶺橋の袂近くにあった看板を思い出すのですよ。
 …ここは国立(国定)公園だの高山植物を取るなだの色んな小言が、要は書いてあるのです。でも、目の前で起こっていることは何だ。いや、目の前でそれを書いている側の勢力がやっていることは何だ。この大規模な工事は本当に必要なのか。土砂の流入を防ぐためには、いつも埋まっているところしか見ることのない砂防ダムを造るしか方法はないのか。
 前にも書いたけど、個人的な殺人は裁かれるのに、無かった大量破壊兵器をでっち上げて起こしたイラク戦争のアメリカ(政府)などが裁かれない二重基準にすごく似ている。


 …砂防ダムの効果や有害性を語るほどの知識がないのが悔しいですな。これでも「治水治山に役に立っているんだ!」と言われても、YesともNoとも言えないのだからね。ただ、ふうたろうの目の前には、その砂防ダムを造るために切り裂かれた谷と、不毛な砂利道、いつ崩れてくるか判らないようなのり面が、現実としてあるわけです。無知とは無力ですな。
 それでも自然は推移します。この不思議なろうそくを垂らしたような物体は、なんとキノコです。


 砂利道を惰性で進んでいると、朝露だくだくの草の中に金剛堂山と書かれた指導標を偶発的に発見。普通なら絶対見逃していましたな。アヴネー。


 しかし、この道、若干人の入りが少ないですかな?草ぼうぼう。人が踏んでいればもう少し草が倒れていると思いますから。
 でも、駐車場もろくにないこちら八尾町側(東側)から、普通は登らないですよね?普通の人は…。


 これ、ウワバミソウですね。ミズというのはウワバミソウの俗名というか地方での呼び名みたいなものです。昨日と今朝はそのミズの実を炒飯で食ったわけですが、これはまだ実になる前、むしろ花の状態…。やはりミズの実は、被子植物の果実に当たる部分なのでしょうか…?


 あの鬱空にそびえる山は、白木峰
 …とはビミョウに違っていて、白木峰の南西のピークです。あのほこらみたいなのがあった場所です。白木峰はぎりぎり見えません。


 日はずいぶん高く上がっているのに、まだふうたろうのいるところは深い谷底陰の中。早よシャバに戻りたい(何


 何となく水場のような気がしました。なので、水を500mlのペットボトルに汲んでグビグビしてしまいました。野生児度全開ですね。


 なんだかクソ怪しすぎる雲が朝っぱらから出てきています。ふうたろうがシャバに出ようと思うとこれですわ。


 ああ谷が薄暗いなあと思ったら尾根も薄暗いなあ(じと目


 さっきの水場の谷から坂を登って尾根を乗越したらいきなり周りが開け、紅葉が…!


 道も非常にシッカリしています。


 この紅葉はなかなかイイのではないかい?


 雲多めで若干どす黒く見える紅葉もあるけど、イイんでないかい?


 イイ感じです。紅葉、1100mを超えた辺りから良くなりましたね。


 やっぱりこうでなくちゃね。どこ北カタ(略


 秋景色爆裂です。最高です。


 いやあ、目がハート。


 秋山万歳!冬に向かってまっしぐらですなあ(目がハート


 ところで、坂がきつい。しかし、ロープに頼るほどでもない気はします。


 う~ん…背丈ほどの笹やブッシュが視界を遮ってくれていますなあ。っていうか、この道が切り開かれていなかったら、こんなおぞましいヤヴこぎをしなければ登れないってことなんですよねえ?


 ちょっと高度が上がりすぎると、紅葉はむしろ枯れてきます。


 そして、日が陰って来よった…(じと目


 八尾町側の急坂はほぼ登り終えました。あとはもう少しアップで金剛堂山山頂に至るだけ。


 高木と低木の階層的な紅葉もイイですな。


 ヌオッ(゚Д゚;)
 また道が水没しておるではないか…(滅
 こんな薄汚い泥水にヅドンはいやなので、慎重に縁を歩いて越えます。


 空の雲がものすごく厚くなってきました。まさか、このままオジャンなの?


 薄暗い。


 (Θ_Θ)どよーん
 …とした空気の中に日が差す。


 もうすぐ山頂だというのに、天気が悪くなっていくという罠。


 あの毛勝山の10m手前で曇りの刑よりはマシだとは思うけど。


 山頂到達です。すでにここに到達している人が一人。カメラみたいなのを持ってゆっくり左旋回している(ぇ
 …どうも、ホームページを持っているらしい。300名山を基本公共交通や歩きでやっていることを言うと、写真を撮られました(笑
 そういえば、比良山の縦走の時も撮られましたっけ。


 薄日が差している麓。これでは紅葉は映えないね。


 どす黒い雲に覆われた金剛堂山。


 山頂にいたかのおっちゃんと話をしている間に何となく中金剛(金剛堂山は3つのピークがあるとされているようだ)の最高峰くらいまで入っとくか、みたいな気分になりました。


 山でだけは行動は速い。行きましょう、行きましょう。


 いつの間にか、どす黒い雲が散りました。


 ここは中金剛
 …じゃないみたい。


 あのピークが中金剛(1650m)でありましょう。


 枝に引っかけられた(紐が取れている)中金剛の札。


 中金剛でやめとこうと思ったら、奥金剛方面もなかなか良さそうですな。行くしかないですな、これは。


 冬雲がずっと空を覆っていたのはいつのことだか。とりあえず、鬱空が解消することはないけど、晴れてくれてよござんした。


 あの奥に見えている山は人形山です。去年5月連休で、猿ヶ馬場山のあとにリレーしようとするも、靴がビチョビチョになって無理だったところです。


 もう一回下ってあのピークに至れば奥金剛であろうと。


 奥金剛山頂到着。しかし、金剛堂山三山の中では一番標高が低い。


 奥金剛より南にもずっと登山道が続いています。相当遠回りになってもスノーバレーバス停まで行くことができるのでこちらを行くのが王道ですが、いかんせん時間が足りるかどうか判らないので今日は戻ります。


 中金剛方面に雲の陰がありますが、あの雲の陰ではなさそうです。ふうたろうのいる奥金剛の右斜め上にある(写真には写っていない)雲の影が落ちているようです。ということは、かなり低い雲です。


 見えているのは金剛堂山ではなく、中金剛です。


 荷物の多くは金剛堂山に放置してきたのでサクサク進めます。


 道がえぐれています。場合によってはぬかるんでいます。


 この辺りは紅葉というよりも、もう初冬ですね。もちろん木々の色だけですが。


 概ね枯れていますなあ…。なんか、おいらは紅葉には好かれてないのかね…。かといって、きれいだといわれている立山室堂とか涸沢とか行くくらいなら、京都嵯峨野の直指庵(じきしあん)にでも行った方がマシ(きっぱり


 あの山頂に白く光るものが見えますが、あれが金剛堂山山頂のほこらです。


 山頂に戻ってきたら、今度は晴れた稜線を眺めておきましょう。さっきは真っ黒い雲がウロウロしていましたからね。


 白木峰山塊。利賀村方面に下山始めれば、もうあちらの山を見ることはないです。


 では、白木峰との今生の別れにあいなります。下山開始。


 右向こうにスノーバレースキー場が見えます。
 なお、あとで利賀村上百瀬集落のじいちゃんから聞かされることになりますが、スノーバレースキー場は今シーズンで閉鎖されるそうです。


 笹深い道をざわざわと通過していきます。しかし、そんな道を人が集団をなしてどんどん登ってきます。この山、結構人気なんですねえ。


 紅葉の大展望、なんて思って見ていたら、また雲が湧き湧き、茶色く枯れた紅葉が目立つような風景になってしまいましたがな。


 晴れると特に黄色が際だつんですよね。ほら、あのスポットライトの当たったところとか。


 この稜線は紅葉の時に歩くと最高だと思います。夏は暑さで殺されること必至。残雪新緑か、真冬の雪かぶりも捨てがたそうですが。


 今年の北陸は雨が少なく高温にさらされました(少雨に関する注意報が気象庁から発令されています)。たぶん、この紅葉はそれなりのダメージを受けた結果だと思います。


 でも、良いものですよ。カラフル森林浴。


 紅葉狩りしまくりです。


 日が当たった黄葉は最高ですね。茶色くなった部分を補ってくれます。


 ブナの木。


 日が陰っています。


 曲がりなりにも、今年一番の紅葉です。紅葉見たいなら日本海側や東北に行かないと…。太平洋側の紅葉は針葉樹が多くてね…


 ヤヴっぽいけど、紅葉きれいなので許す。北カタ山(略)はハイマツと緑のまま枯れたミヤマハンノキなどで封鎖されていたので涙目でしたからね。


 登山口より3km地点、だそうです。栃谷登山口というのは、もちろんバス停のことではありませんので。普通の人はもれなくクルマでいらっしゃいます(ぺっ


 ああ紅葉がきれいだなあ(やや棒読み


 やっぱりきれいです。ずっとこんな道が続いてたらいいんですがね…


 振り返ると金剛堂山の稜線。しかし、このルート、全体的に展望悪くて金剛堂山が見えるところ、ないんじゃないかな…。


 やっぱり紅葉か積雪か残雪新緑の時期に来ないと。夏は死の山、北陸東北の低山はぶち殺されます。暑さが容赦ないというか。


 うん、本当に秋が来てよかった(感涙
 今年の夏は本当に暑かった。越前経ヶ岳(福井県)や越後粟ヶ岳(新潟県)はほんとに死ぬかと思った(思い出がぼろぼろ


 道が直角に曲がったところで朽ち果てた標が。かろうじて「ブナ原生林」と読めます。


 標高が1000mを下回ると緑主体の山になります。


 ああ夏の日差しが梢にキラキラ(ボー読み


 この辺になると落ちぶれた秋山だね。夏になり損なった春というか(じと目


 別に新緑といっても差し支えない(ぇ


 下界に近づくとだんだん、暑い→クソ暑いというふうに遷移していきます。


 ああ夏もどきの太陽がぎらぎら(棒読み


 でも、真緑の森林も悪くないね(白笑


 と、そんな道下山道も終わりにさしかかっています。ほら、向こうに駐車場が。


 9割以上の登山者のために、「登山口」の看板。ふうたろうはいつも一方通行ですがね。


 早池峰山(岩手県)平津戸コースの戸板の橋を、こういう渡しを見るたびにいつも思い出すのです。


 駐車場には何となく水飲み場みたいなのがありました。それともこれ、ただの噴水で、汚水だったりして…(飲んじまったよ


 この、遠近感がおかしくなりそうな建物はトイレ。避難小屋も兼ねているようですが、ドアに鍵がかかっているのか、入れません。


 トイレは水洗。ただ、トイレットペーパーの芯が散らかっている。使い終わったら、どうせみんなクルマで来てるんなら、持って帰ったげたらええのに。え?ふうたろうがやればええって?判りましたよ、全部ゴミ袋に入れて差し上げましょうや。トイレ代に。


 ひとまず、スノーバレースキー場のバス停に向かいましょう。


 針葉樹林が広がっていて、紅葉どころじゃないと。ま、若干紅葉してなくもないけども。


 あれがスノーバレースキー場の建物、ですな。


 ここがどうやら、南砺市営バス(利賀地域)のスノーバレーバス停。一応、今年はまだデマンドバス扱いではありません。天竺温泉で乗るときのみデマンド。なお、このバス停に着いた時点で、ふうたろうはこのバス路線自体がデマンド制だと思っていたので、バスの担当局に電話。0793-68-2111…と。
 ん?(・ε・;)


 「あなたのおかけになった電話番号は、現在使用されておりません。もう一度番号をお確かめになって…。」
 ヌオッ(゚Д゚;)
 これ、どこかで体験したことありましたよね、確か、"氷"の付く山(200名山)の麓だったと、強く記憶しています。
 どうやら、他の電話番号を見ると、0763がここら辺の市外局番のようです。そして、その市外局番にかけたら、繋がりました。
 (゚Д゚;)アヴネー
 きっと、この時刻表を作成するとき、テンキーの"6"と"9"をタッチミスしたのでしょうね。
 電話でそのことも話したら、サクッとすまされましたが(じと目


 ま、おもしろかったので許してやるか(ぇ
 ついでに、このバス停、"SNOW VALLET"と書いてありますが、これも何かのおまじないでしょうか、それとも、"Y"の左が"T"だから、タッチミスなのですかね。
 …ってか、すごすぎるだろ、このバス!


 とりあえず、このスノーバレーバス停の近くのペンションにいた犬をからかってから、食い物を探しに集落まで歩くことにしました。何せ、15時発のバスなのに、13時とかに着いてしまいましたからね。


 上百瀬集落ではニジマスか何かの養殖をやっていました。所狭しと詰め込まれて、餌には抗生物質とか入っているんだろうな…。とか、思ったり思わなかったり。


 農作業しているおっちゃんがいたので挨拶したら、りんご園に案内されました。たわわに実っているリンゴは秋映という品種の赤の濃いリンゴ。「あきばえ」と読みます。


 そして、うれしいことに、二つもいただきました。ありがとう、おっちゃん!
 ふうたろうはリンゴをてにいれた!(ドラクエ5風に)


 更に上百瀬集落を先に進んでいきますと…
 何かの店先にじいちゃんが立っていました。今日はこの集落で人とよく会うなあ。その目線に引き寄せられてふうたろうは近寄っていきます。奥に菓子類などがありました。さっきの秋映をくれたおっちゃんも、食うところはないと断言していたので何か食べ物を…


 金ちゃんラーメンを見つけたのでわざわざ湯を張ってもらって食べました。横に置いてある秋映リンゴはおまじないみたいなもの。さっきのバス停のとは違いますよ、もちろん。
 …ここで、あのスノーバレースキー場が今年で終わることを聞いたのです。みんな日帰りで帰ってしまうので、宿泊客もぐっと減ってしまったんだってね…。みんな旅、レジャーにお金を使わなくなった。時代のせいだけではないでしょうよ、きっと…。


 北陸自然歩道の傾いた看板があります。どこに続いているんでしょうね。


 富山県知事選挙や南砺市議選が近いってか。地域から出る人は地域票が取れるからほぼ勝てる。選挙がただの近所づきあいで行われると、個人的には迷惑します。選挙区が狭いと、本人の政策や性格を見ないで知名度だけで投票するこの国では、弊害しかない気がします。比例代表や大選挙区の方がそういう効果を薄くして良いと思います。


 さて、それはともかく、バス停、どこでしょうなあ。さっきのじいちゃんに上百瀬集落のバス停があることを教えてもらったんだけど、どうも見落としてきてしまったらしいですね。


 建物がほとんどない道路を突き進んでいったところの橋の袂にバス停発見。「利賀芸術公園」らしい。15時4分の越中八尾駅行きがあるみたいです。


 ところで、越中八尾から白木峰に行くバスの時刻表を紹介するのを忘れていました。
 →富山市八尾コミュニティバス
 そのバスの大長谷線です。終点で降りましょう。
 しかし、こういう地域バスは、例えば「白木峰 バス」みたいな検索をGoogleなんかでかけてもまず出ません。幅員の広い道路が走っているところ、集落があるところ(25000分の1の地図を見よ)にはそういう地域バスが走っていることがあるので、自治体(市町村)名と「市(町村)営バス」や「コミュニティバス」で検索すればかなりの確率で上がってきます。
 ま、もっとも、普通の人はクルマだろうけど(ぺっ


 これが芸術公園の施設の一部…?ですか。閉まってますけどね。スノーバレーも閉鎖というときにこんなん作ってどうすんのかと。一部じゃなくて全員の所得を上げる政策の方がいい(土木関係者だけ所得が上がってもしょうがない)。例えば、本社が市町村内、あるいは集落内にある店や工場限定で使える地域振興券とか、ね。必然的にマクドナルドのようなチェーン店、ジャスコ(古)のような大型店舗は除外されるから。
 …とか考えてみたりする。


 さ、河原に下りたら何をする?先週の霞沢岳の時、梓川でやったことと同じことします。


 ヌオッ(゚Д゚;)
 …先週の梓川ほど冷たくはないけど、足の指が反るほど冷たい。


 さっきいただいた秋映を食べます。


 河原でダラダラしているとじきに15時近くになりました。バスというか、ワゴン車型の"バス"が来て、それに乗って越中八尾駅へ。乗客のおばちゃんと運転手とふうたろう3人あいのり号(笑


 越中八尾駅。朝の風景とはまったく違います。違う場所のようです。


 帰り、富山駅中の店で焼き鯖寿司を発見したので買って食べてみましたが、ノルウェー産のあの福井県産焼き鯖寿司に負けていました(滅滅滅


 山行自体は短くても、やっぱり長い旅でしたね。特に、河原で死体になっている頃とか、長かったなあ(棒読み
 来週は今のところ雨予報。休みにするかなあ、来週末は…
 #268白木峰クリア。
 #175金剛堂山クリア。


天気:晴れ時々くもり(富山県婦負郡八尾町・東礪波郡利賀村・富山市、北越線・上越新幹線)

  1. 田辺一郎
    10月 25th, 2012 at 12:04 | #1

    ふうたろう様 わが富山県の白木峰から金剛堂山までわざわざ登山に来ていただき、しかも車ではなく、1日わずか数本のバスを利用してのご訪問、なかなかできないこと、敬服します。丁寧な記録に加え、道中の山間僻地での人との出会い、林道や砂防ダムやスキー場の施設に対する感想を述べられておられます。しかしながら、都会から見た目線で安易な感想を述べられる前に少し確認、お調べなさってからアップされたらいかがかと思います。村の人は砂防ダムや護岸工事ががまだ不十分な時代に土石流で家、道路が押し流されたりしてつらい目に会ってきました。10年前にも栃谷の登山口の橋も流されて、川幅が極端に広がりました。砂防工事は自然とのいたちごっこです。
    たまたま都会から1・2日間、山登りに来る人の目線ではなく、冬は3mの雪の中で必死に生き抜いている人にとっての気持ちもあろうかと思います。利賀芸術公園についても演出家鈴木忠志さんの劇団スコットや海外の演劇団が毎年、野外演劇や室内劇を上演され、これを見るために多くの方が海外や東京から、八尾からのバスに乗って来られます。安易に公共事業で作った公園ではなく、合掌づくりの民家を改造したりして、30年以上の長い演劇の歴史があります。夏、秋の公演が終わり、たまたまガランとしていたのでしょう。HPも利賀芸術公園、鈴木忠志でヒットしますので一度ご覧ください。また、八尾町も富山市八尾町、利賀村も南砺市利賀村で8年前に小さな村、町では財政運営が困難なことから市町村合併しており、今は「郡」ではありません。また、北越線ではなく、ほくほく線だと思うのですが・・。いろいろ申し上げましたがまだまだ富山にはいい山がたくさんありますのでお越しください。

  2. ふうたろう
    10月 25th, 2012 at 15:17 | #2

    >田辺一郎様
     お初にお目にかかります。

     色々感想ありがとうございました、といいたいところですが、コメントなさる前に「ふうたろう絵日記について」をご覧になっていらっしゃいませんね。でなければ、このようなコメントにはなりません。また、アクセスログを見ると、コメントを4回連続投稿していらっしゃるようです。今までのコメントの中では経験のないことで、驚いています。それは、初対面に対する意見としては礼を欠いていると思いますがいかがでしょうか。

     このブログで議論はしないと明記した上で、一度だけお返事いたします。

     林道、砂防ダム、スキー場について。
     仰るとおり、僕の感想です。僕がこれを言ったところで、何も変わりません。具体的な提案ができるほど調べることもできませんから。
     この日記を僕が「安易」に書いているように見えると思いますが(顔文字なども含めて)、あなたが想像もできないほどの時間をかけて書いています。多くの友人はそれを知っています。今挙げた(挙げられた)3個の問題にしても、ひとつ調べるだけでどのくらい時間がかかるか、「安易」と仰るなら理解できるはずです。なので、あくまでも「感想」レベルです。それが「気に入らない感想だな」と思えば普通はスルーします。ひょっとしたら、僕の考えも何ヶ月か何年か経てば、新たな認識が入って変わるかもしれませんよ。人間ですから、そういうこともあるのです。

     都会目線について。
     都会にも田舎にも財政の事情はあります。だから、タクシーやバスの運転手、地元の人の話、色々聞いていますよ。あなたが「たまたま」この砂防ダムなどの話を読んで、まるで心を至らせていないかのような発言をされるのは遺憾です。「いたちごっこ」の砂防ダムではなく、自然をそこまで壊すことなく治水を行う方法があればいいのですがね。
     利賀芸術公園が評価を受けているのは、その文面を見る限りでわかりました。ただ、ガランとしていたからムダだとか言ったわけではありませんが。優先順位が違うとはいつも思いますよ。人によってそれも違うことなので、難しいですがね。

     「郡」がないことについて
     これも「ふうたろう絵日記について」を読んでいない証拠です。僕がこの日記で使用する市町村名は「昭和53年の地図」に準拠することにしています。個人的には昔ながらの自治体が消えていくことがいやであり、センスの欠片もない名前に変わることに対する反発であります。が、隠れた困難としては、変換ソフトに新しい町村名は出てこないことです。「南砺市」と僕が打とうと思えばどう打つかわかりますか?「みなみ(南) となみ (砺波と打ち「波」を消す) し(市)」と書くわけです。もちろん、変換しながら。もっとも最近の合併は、小泉改革に乗っかった大規模な市町村合併だったと、記憶していますが。

     北越線について。
     富山から新潟方面に向かう路線の名前のつもりでしたが、間違えましたか。どちらにしても、重箱の隅をつつく「議論」になっていて、若干うんざり気味です。

     政治的な信条はそれぞれあるのが当然です。だから、それを弁えたコメントをすべきです。ここで僕が書いているのはあくまでも個人の日記で、「来なければ見られない」内容です。それに僕にはあなたがどこのどなた(富山県のドメインだということだけは解りますが)でどういう人か判りません。

     あくまでも交流の場なので、以後の議論はご遠慮願います。

     ※補足1

     ひとつ勘違いしていたことがありましたが、利賀芸術公園は、財団法人格で建設されたもののようですね。公共事業とは直接関係ないかもしれません。失礼しました。

  3. 10月 25th, 2012 at 20:25 | #3

    いよいよ金剛堂山ですね!(待ってました)
    金剛堂山は僕の大好きな山の一つで今までに29回来ましたが八尾側からはまだ一度も歩いたことがありません。
    来年は是非チャレンジしてみたいです。

    結局奥金剛まで歩かれたのですね。(流石です)
    紅葉も帰りは日が当たって綺麗だったのではないかと思います。
    あの日は10人ほどの団体さんが3組ありました。
    結構メジャーな山です。

    帰りも結構歩かれたようですが美味しそうなりんごが貰えて良かったですね。
    富山県の300名山でまだ歩いていない山はありますか?
    あったら是非ご一緒に歩きたいものです。

    300名山完登頑張ってください!
    ではでは。

  4. ふうたろう
    10月 25th, 2012 at 20:54 | #4

    >okuさん

     すみません。そうとうお待たせしてしまいましたね。何度もアクセスがあって、「んだよー、まだかよ(゚皿゚)」なんてお顔を想像いたしておりました次第でございます。

     奥金剛往復は結局のところ1時間ほどかかったかどうか、でした。荷物が軽いとあんなに楽なものなんですね(←今更

     僕も下りで3団体、会いました。他にも単独や夫婦で登る人が何人かいて、お喋りしたりもしました。おかげで歩みがのろい(笑 しかも、紅葉もきれいでした。そして、下山後のりんごがありがたかったこと。こういう人たちの住む集落や村を大事にしたいなあと思った次第です。できるとすれば、そこで何か消費する(お金を落とす)ことくらいかなあ、といつも思う限りです。

     富山県の300名山…。
     北陸の山はかなり攻め上げましたが、まだそれでも、人形山、奥大日岳、鍬崎山、などが残っているでしょうか。どこも公共交通でイケてしまうので、楽勝…なんてことを言うと問題発言かもしれませんが。
     日記である程度の予告をいたしますので(でも一日前とか?)、「ふうたろう」を捕獲するには「ふうたろう絵日記」をチェックです(笑

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