茶色の罠（滅）（男鹿岳っぽい【萩野集落コース？】：福島県）
二岐山の時と同じ作戦で、またもや会津若松にやってきました。今回は去年断念した男鹿岳へのリベンジを果たすため。でも、今日も去年のと同じように、天気、猛烈に悪い予報なのです。ここ、会津若松はよく晴れていますが、寒気の影響でかなり寒い。
5時に会津若松にバスが着いて2時間待った会津鉄道線。ものの見事に誰も乗ってないという件。でも、駅が進むに従って乗客は補充されてきたみたい。
今のところ晴れ間なんか出ちゃったりしていますが…
なぜか南下するほど空が鉛色になって…
乗り換えの会津田島駅は猛烈な吹雪（滅滅滅
そして、さらに南の七ヶ岳登山口はもっと猛烈な吹雪（壊滅
今、会津若松付近がどうなっているか解りませんが、朝のあの晴れ渡った会津若松市街を思うと、東京と長岡ほどの差を感じます。
とりあえず、男鹿岳の登山口もどきに向かっています。
融雪剤を撒いているのか、ヒーターが入っているのか知らないけど、雪が溶けています。横を走るクルマがしぶきを散らしていきます。
方向的には宇都宮です。しかし、ふうたろうは宇都宮よりももっと前で曲がりますが。
萩野集落で左折します。集落には家が10軒程度あります。みんな雪かきしています。ふうたろうだけ猛吹雪の山の中に突っ込んでいきます。
ガスっているのではありません。猛吹雪なのです。風が強く、雪も強い。ああ一昨年の暮れの財布を忘れた北海道が懐かしいなあ（ヴォー読み
わかんもアイゼンも履かずに奥へ進みます。轍かスノーモービルかの痕があって雪が押し固められているので、意外と歩きやすい。
吹雪が続きますが、ふうたろうの前に吹雪程度敵ではない。
まっすぐ進みます。当然誰も居ません。スノーモービルの圧雪痕は、足で探りながら進みます。そんなに難しくはありません。
雪解け水が流れているのか、氷が溶けています。
吹雪が一時的に収まると、道が見えます。…さっきから気がついては居たんだけど、なんかこの道、おかしいんですよね。
まるで定山渓の死林道みたいですね（棒読み
吹雪が収まると展望もよくなります。定山渓の死林道よりマシですね（じと目
去年男鹿側林道を歩いていたときに比べると断然マシなのです。なぜなら、今日は寒波の底で、靴に雪が団子にならないから。
だから、気温が低い分にはまったくかまわないのです。ただ、いくら気温が低くても、着ているものやザックには雪などはまとわりつくので、それは常に不快です。
ヌオッ（ﾟДﾟ；）
…行き止まりだ（滅滅滅
なんと！ふうたろうが持っている地図、七ヶ岳登山口駅側の「糸沢」にはない林道が、その東側の「栗生沢」になったとたん突如現れているではないですか！！
ふうたろうの持っている「糸沢」の地図（西側）は古すぎて青線の道がないが、「栗生沢」の地図（東側）には突如現る。見たときは目を疑った…（滅滅滅
というわけで、斜面を登って、尾根へ出るしかないわけですが、この雪と木、かなり凶悪です。
なんとかピークに出ましたが、この吹きだまりとブッシュ！
ヌオッ（ﾟ皿ﾟ；）
写真を撮る気が起こりません。吹雪なのは仕方ないにしても、この歩く場所を選べないほどのブッシュはウザすぎです。
特に常緑樹は蹴倒したくなります。
時折日が差すようになりましたが、雪は断続的に降っています。そして、風も強い。
何度も言いますが、ガスっているのではなく、雪で煙っているのです。
ﾌﾞｯ¨:∴(ﾟεﾟ；)
地面と根雪の間に空洞が出てきていて（なぜか知らんが）、踏み抜いたら全身ハマります。後で気がつきましたが、このときの衝撃で昭文社の地図を失いました（滅滅滅
日の差す時間が長くなったような気はしますが、気温は低い。余市岳の山頂くらいの寒さはあるんじゃないか。ふうたろうの代謝が数年前よりも落ちているのか、寒い。
16日当日の「田島」のアメダスですが、気温がぐんぐん下がっています。単純計算で、ふうたろうの居る場所は1100～1200mくらいなので、4℃程度気温が低くなります。気温が低くなる要因は他にあるでしょうか。
少しの上り坂がきつい。解っていても、いつもこれはつらい。足を置いたところの雪が崩れるのは、かなりの負担になります。
雪の止み間ができて、男鹿岳方面が見渡せます。しかし、まだ吹雪…
こういう日は、少しの晴れ間さえもありがたい。
遠く男鹿山塊に日が当たっています。あの稜線まで出ればこちらのものなのですが、どこから行ってもあの山は遠いのです。
展望が開けました。雪庇のおかげで高さが稼がれているためです。これで雲一つない青空だったりすると、冬山に麻薬を投与され、依存症から抜け出せなくなります（黒藁
明日は天気が回復する、そうふうたろうは踏んでいます。天気図から。でも、予想より回復が遅れそうな気配もあります。どうなるやら。
ヌオッ（ﾟ皿ﾟ；）
…テント張るところ通り過ぎてしまった…（滅滅滅
ま、戻るのめんどいし、ここに張ろうか…（ため息
ヌオッ（ﾟ皿ﾟ；）
ザックの中でココアの袋が破裂してる…（滅滅滅
これによる精神的ダメージがかなりデカかったのは、いうまでもない（じと目
雪を溶かしてスパゲッティを茹でますが、心なしかココアの罠の味がします。
同時に、北朝鮮が核実験をしやがったので、放射能飛んできてないだろうな、などと思ったりもします。
ふうたろうもあの国は本当にならず者だと思います。アメリカも性質の違うならず者ですが、この二つだけは本当に食えない国だ（ならず者まで行かなくとも碌でなしの国はけっこうありますが…）。
こうして、あんな罠（じと目）やこんな罠（ヴォー読み）の山行1日目が終わります。
天気：雪、強風を伴って強く降る（福島県南会津郡田島町）