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うまくいかないものだなあ…

2013年 9月 29日

 昨日の夜は下界が見えていました。そして、星も部分的に見えていました。が…!?未明・3時頃だったかと思いますが、雨がばらばらと。共用の荷物がふうたろうのテントのそばに置かれていたので慌てて回収。夜中くらい罠から逃れさせてくれよな…(じと目
 そして、朝起きたらこの通り。雲一つない晴れを想像していたこの週末は、完璧にひっくり返されてしまいましたね…(滅滅滅


 しかし、風は強いものの、朝遅くなってくると晴れてきました。


 雲が散っていきます。遙か南は上層雲もなく晴れていそうです。


 まあ、あれは上層というよりも中層の雲ですね。高積雲。


 ふうたろうの110リットルのザック。


 5人分並べました。
 Sさん夫妻は昨日のうちに、用事があるとのことで帰って行きました。ふうたろう絵日記を読んでくれているとのことで、恐縮です(汗


 今日の広島県北部や島根県東部の予報はくもり。米子の天気もくもり時々晴れ。これ以上はよくはならないかな…


 写真左下に、伯耆大山の山頂部が見えています。船通山近辺はそうでもありませんが、あちらは雲が多い。雲海が美しいかもしれませんね。


 さて、晴れてきたところで船通山下山…(涙目


 下りは鳥上滝コースを下ります。尾根伝いに歩くとすぐに広場があって、そこにはウメバチソウが咲いています。


 …おいらの前をゆくAkko姐さん、スゴい格好ですな…。とてもこの世の山登りとは思えない…(←おまえが言うなってか


 こちらのコースも自然林が美しい。でも、いつも感じられる美しさとは、なんか違う…。


 森のざわめきも川のせせらぎも、みんな同じなのに…


 ふうたろうは何か、見えない紐に繋がれているような気分です。大丈夫か、ふうたろう?


 おっと、鉄の階段。滑らないようにしましょう…


 鳥上滝です。見る限りでは変わらぬ美しさを放っていますが、ふうたろうはここに何を楽しみに来たんだっけ?


 きれいな沢沿いを歩いて、気分爽快…なんだよね?…。……。


 前をゆくAkko姐さんやTom姐さんが、「この花ってきれいな状態でいるときがあまりないよねー」と言いました。確かに、普段は枯れた感じのものを多く見るかも…
 これはセリ科シシウド属の仲間だと思いますが、撮影ポイントが遠すぎましたね…


 そろそろ下山口、近し。


 車道を歩いて行きます。昨日とは違うところに降り立ったもので。


 青空が広がっています。澄んでいますね…。


 鳥上滝コースと昨日登った方のコースの分岐まで歩いてきました。しかし、車があるのはこの分岐よりも30分ほど奥に歩いたところです。歩いてならふうたろうも行くことができますが、どうやら、FjさんとRei姐さんが走って行くようです。それではふうたろうは足手まといにしかならない…


 やりにくさを抱えながら、これからもう一つの山に登ることになっています。仁田町・吉田村付近にある鯛ノ巣山という里山です。ふうたろうは精神的にダウンしていますが、団体行動は一蓮托生とも言えますので…


 さっきまでの青空はどこに行ったのやら。上空はうす暗く雲に覆われています。しかも針葉樹林帯なのでさらに暗い…


 今日2度目の登山開始です。ふうたろう一人なら、記録として岩木山と八甲田山(青森県、2010年11月21~22日)、三方岩岳と猿ヶ馬場山(岐阜県、2011年5月2~3日)しかありません。


 しかし、山は人を選びません。ふうたろうが、人が、行きたいと思うかどうか。


 鯛流水と名付けられている水場があります。でも、汲むほどでもない。ふうたろう、体力は意外と余っています。


 自然林がいっそう美しい鯛の巣山。難易度も船通山よりは上のように思われます。Akko姐さんも、この山は「山頂というよりも途中を楽しむ感じ」というようなことを言っていたかと思います。


 立派なキノコです。傘には太陽のマークのようなものが(笑
 でも、テングタケみたいな毒を持っていそうなキケンな香りがする。


 ふうたろうの前後で、Tom姐さんとAkko姐さんが非常にゆっくり登っています。Rei姐さんとFj隊長はスノーモービルのように坂を登っています。ふうたろうは…別にどちらのスピードにも合わせられそうですが、遅い方優先かな、ふうたろうの場合は。
 こうやって写真を撮ったり草木を愛でたりしながら、歩きます。


 コウモリ岩手前のベンチで一休みします。ふうたろうはある意味遅組の二人のおかげで呼吸が整っています。元来、体力には期待薄のふうたろうですからね…


 急坂をガツンと登り続けて山頂に至るのかと思えば、コウモリ岩のところでトラバースを余儀なくされます。道が左に曲がって水平道を行きます。


 水平道を進んで再びコウモリ岩の上に戻ってきます。…とはいえ、地図には道の表記がないので、既に登山口付近で地図をちゃんと見ていなかったふうたろうには、どの尾根を歩いているのか正確には見極められません。


 口笛を吹きながら歩いて、色んな自然に目をやる山行もいいものです。が、どうしてもふうたろうは連れられて来る登山というのは楽しめません。


 もちろん、みんなと居ることがイヤである、ということではありません。自分の頭で何も考えなくても山行が終わる、それが嫌なだけです。
 ここは鯛ノ巣山山頂。


 山頂の北面が切り開かれていて、遠くに日本海が見えます。


 ここで再びピクニック。立ち寄ったACOOPで買った食べ物類を食べます。ふうたろうはフィリピン産のパイナップルを買っています(←こら
 沖縄県産のパイナップルなら、末端価格でこの量なら、500円は下るまい…。もっとも、沖縄県のパイナップル畑も、土壌の流出を止められなくて、海を泥で汚しているらしいのですがね…


 Akko姐さんは普通に体力温存で、ふうたろうはヌオッ(゚皿゚;)(ハラが痛い…)で、それぞれ岩場の展望台には行かず、山頂で過ごしました。いや、ふうたろうは笹ヤヴの中でビッグベンをかましている間にみんな戻ってきたので山頂で過ごしていたというのは大ウソですね(じと目ヴォー読み
 Akko姐さんは茶道をやる人なので、紅茶(何)を出してくれました。この姐さんの塗り絵といい茶道といい、まじパネェっすな。


 約1時間山頂で過ごしたら、登ってきた道とは違う道で下山です。ここは周回ルートを採れるので、クルマで来ても大丈夫なのですね。


 笹が深い道だなと思いましたが、意外と展望は良かったりします。


 天気が良ければもっと笹も輝いているでしょうけど、心なしかさっきよりも雲が厚いような気がします。


 上りではへばっていたTom姐さんは先頭について行っているようです。しかし、Akko姐さんは滑り気味(笑


 ここにはふうたろうなら当然引っかかる罠が仕込まれていますが見えますか(ヴォー読み


 もののけ姫が出てきそうな(違


 すっかり薄暗さ満点ですが、自然林は美しいです。


 大滝です。一つの見所のようですがこれはちょっと小さいかも。もっと近寄って、木漏れ日を透かしてみてみたいですな。


 そして、ふうたろうはさっきから具合が悪い。とりあえず、靴でも脱いではだしで(というと違うらしいが)歩いてみます。


 山を下りたら三次方面に向かいます。ふうたろうはもはや、電車で三次駅まで、20時39分のバスに間に合うように向かうことは不可能だと思われます。
 またもやみんなにお世話になって、三次市内の車でしか行けない温泉に行きます。


 浴槽に輪切りになった丸太がたくさん浮かんでいてとても奇妙でした。もっともふうたろうは今夜の夜行バスに向けて風呂に入れればもうそれ以上何も望みません。泉質による温浴効果なんてふうたろうにはまったく判らないですし…


 最後は三次駅前のマルハバというカレー屋さんで締めます。


 駆け足のキャンプでした。ふうたろう、団体行動というのは改めて厳しいものだと思いました。自分を抑えなければならないものはかなりあることは承知していますが、みんなこれほどまでに抑えながら行動しているのでしょうか…。それとも、やはりふうたろうは団体行動不適格者なのですかね…。
 楽しかった面もあれば、課題もたくさんあった旅でした。


天気:くもり時々晴れ、未明一時雨(鳥取県日野郡日南町・島根県仁多郡横田町・仁田町・飯石郡吉田村・広島県双三郡君田村・三次市)

  1. みゃーみ
    10月 2nd, 2013 at 19:44 | #1

    慣れない団体行動では気持ちが置いて行かれますわ。

    普段が単独で自由きままですからねぇ。

    せっかく山に行ったのに楽しめきれないみたいな。。。

    でもね、息子には「たまにはそういうことしないと団体行動不適合者になっちゃうよ」と注意されてるからたまーにたまーに参加してみます。

    で、その後の単独行でせいせいしてる自分がいたりする(笑)すでに不適合?

  2. ふうたろう
    10月 3rd, 2013 at 00:21 | #2

     なんというか… ふうたろうって、ことごとく世間の常識というものが非常識に思え、世間の価値観というものが自分に反しているように思え、時々本当に自棄になるときがあります。
     行く前から、いさかいが起こらないかどうか不安で、楽しめていない表情が相手に伝わってしまったら、みんなに迷惑をかけてしまう… なんてことも思ったり思わなかったり。

     単独山行を続けているのは、結局そういう不安を伴わずに、自分の全力と責任だけで山に登れるからかなと思います。そりゃ、限られたことしかできませんが、自分がどれだけ泣こうがわめこうが、誰にも迷惑をかけませんし。そんな負のエネルギーなんか誰かに負わせたくないし…
     いさかいも起こさず、何でも楽しめる柔軟性さえあれば、きっと何てことないのでしょうけど、ふうたろうは偏差値30以下の不器用生物ですからね(滅 小さい頃からのこの脳の構造は、今後変わるのか変わらないのか…

     これから冬に向かうので、泣いても笑っても、また単独になりますね(汗

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