Home > 不健康手帳 > 闘病13日目、礼節ある代表者

闘病13日目、礼節ある代表者

2014年 2月 1日

 先週はほとんど動けませんでしたが、今週はちょっと演説会くらいには出かけますか。…と思って、午前中からビラ折りをやっていました。正直、そのビラにどれほどの意味があるのか疑問符がつきますが、やらないよりは、精神衛生上マシかもしれない、レベル。
 そして午後、街頭演説をするという新宿駅西口へ来ました。10~15分前くらいに来たわけですが、既にS席は全部埋まっていました(滅


 演説会の主役の宇都宮さんは、後半30分くらいから登壇したようですが、彼の演説には独特の雰囲気があります。
 宇都宮さんの前に、日本共産党の山下よしき参議院議員が前座の演説に立って演説していました。確かに、議員らしい、演説らしい演説をします。はきはきと、抑揚を持って喋ります(喋ろうとします)。でも、前座というせいもあるかも知れませんが、彼にないものを、宇都宮さんには感じるのです。
 それは、具体的で断定的な話し方。例えば、東京都知事になったら都庁の部屋に籠もっているのではなく、直接都民の場に積極的に出かけて話を聞くとか、東京電力の大株主として、福島原発の廃炉、柏崎刈羽原発の再稼働停止と廃炉を提案するとか。
 弁護士時代の行動に裏打ちされた自信が、そこにはあると思います。共産党の演説では、よくよく聞いてみると、「断定」がほとんどありません。それは、共産党の議席だけでは過半数が取れず、議決権が得られないことにあるのかも知れません。しかし、具体的に議席が~以上あれば…ができるので○○を実現しますのような具体的・断定的な演説はもっとやっていいと思います。
 街頭演説などに聴き入る機会はそれほど多くはありませんが、宇都宮さんのギャラリーも心なしか熱気を帯びているように感じます。


 あと、宇都宮さんのハートが表れた一面は、演説の最後。「みなさんの応援を見てわたしが感動しました。」といいながら、礼の言葉を全方位に向いて、自分から述べるところ。細かいことですが、この辺りの礼節がふうたろうにはたまりませんね。聴衆も、それは湧きますわな。
 …礼節にもっとも事欠いた殿様陣営のようなのは、桝添・田母神両陣営のような「ただの政敵」よりもタチが悪い。そもそもふうたろうは、個人的には脱原発よりも、都民や国民の暮らしをよくする方が最優先だと考えています。それは、経済大国にする、という意味ではなく、福祉や雇用に関する環境や法律の整備など、という意味です。
 ふうたろうも身を持って感じますが、幸福度が低い人間に、他人や自分を取り巻く環境を大事にしようという気持ちはほとんど湧きません。宇都宮さんはこれまでの「年越し派遣村」や「多重債務者の救済」などで、恐らくそれをイヤというほど知っているのでしょう。ふうたろうみたいに、誰かをののしったり、ネガティヴキャンペーンしたりしませんからね。


 本当は何らかの手伝いをすべきなのですが、胃腸の具合が悪い(悪くなるだろうという不安も含めて)上に足まで自由が利かないので、モチベーションが上がりません。


天気:晴れ時々くもり(東京都板橋区・豊島区・新宿区・渋谷区)
覚え書き:代々木駅前のタイカレー屋

Comments are closed.