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山に登るだけでは真の山には登れない

2014年 5月 10日

 ビジネスホテルプラトン、「朝食は部屋での弁当」と書いてあったのでどんなものかとドキドキ(っていうかハラハラ、っていうかくわばら)していたら、大体コンビニ弁当レベルのものが出てきて概ね予想通りです。コンビニまで買いに行く手間が省けたというメリットが、コンビニ弁当400円程度に対して650円という価格になるんでしょうかね…
 ともあれ、メシだけはちゃんと払うので、ちゃんとしたものが食べたい。


 今日は旭川市に住んで、かつ働いている茨城時代の友人と会う約束をしています。ひとまず、8時半過ぎにホテルの前で待ち合わせることになっていたので出ておきます。


 会ってゆっくり話をする。
 いや、その前に彼は仕事をこなさないといけないようです。ふうたろうもそれに付き合うことに決めたのは昨日の朝、ネコでもやらない阿寒湖とんぼ返りの術をキメたとき。
 ここは旭川市花咲スポーツ公園。


 今日の北海道は全道的に温かいようです。ふうたろうも上着無しでうろつけます。桜がほぼ満開で、桃色の絨毯もできつつあります。


 板橋区ではいつの間にか咲いて散っていましたが、旭川市でこうして改めて花見ができてよかったですね。


 友人は仕事なので、ふうたろうを花咲公園に置いていった後、職場に戻って本番に必要な荷物などを取りに行ったようです。その間、ふうたろうはそこいらを散歩。9時50分から本番開始だそうです。


 あの自動販売機に書いてある変なマスコットは、いわゆる最近流行りの「ゆるキャラ」でしょうか。なぜかふうたろうには魅力を感じる受容体がないようですが。
 ベンチに「明成高校」と書かれたライン引き用の石灰が入ったタッパがあったので、陸上競技場にいる若者たちのものだろうと、届けました。そしたら、コーチか何かと間違われているのか、若者たちに挨拶を受けます。
 ああふうたろうもしっかりオジンになったんだなあ(ヴォー読み


 それにしても、みんなどこにいるんだろう。こんな航空公園(埼玉県所沢市)みたいなところにいつまでもいたくないんだけど。


 と思ったら、駐車場のところにみんな集まっていました。しかし、この雰囲気は…?


 そうです。ふうたろう、北海道の山旅に来てまで活動家行動やることになりました。


 今日の行動は、2014年広島で行われる原水爆禁止世界大会(原水協版)へ向けて行われる、「国民平和大行進」。そういう名前のデモ行進です。最近はパレードなどの呼び方が出てきていますが。


 花咲スポーツ公園の横には自衛隊基地があります。その横を歩いていきます。


 参加者の中に全身迷彩服姿の人がいます。決して右翼とかではなく、ただのコスプレです(笑
 安倍政権が「集団的自衛権」で自衛隊を海外に派遣しようとしている(武力行使で)ことから、自衛隊員にも海外で血を流させることにつながりかねない。その思いをプラカードに込めています。


 護国神社、だそうです。国を護るという言葉は、たいていろくなイメージがありません。まあ、この護国神社にどれほどの罪があるかはあまり考えないようにしますけども。


 同じ神社の境内に「世界人類が平和でありますように」の標が立っています。


 そうそう、ふうたろうが最後に原水爆禁止世界大会に参加したのは2010年でした。その年は日本に放射能の禍が降りかかっていない最後の年でした。2011年からは「ノーモアヒロシマ・ノーモアナガサキ」の後に、「ノーモアフクシマ」が付くようになりました。


 しかし、ふうたろうがずっと気にしているのは、この組織旗の多さ!労働組合や教職員組合、医療組合系などの旗が多すぎて、「国民平和大行進」を表現する写真がどれだけ撮りづらいか。これだけはしっかり改善してほしい。
 例えば、旗でもプラカードでもいいから、ふうたろうならこう書きます。
 「北海道の大自然と戦争は共存できぬ」「有事になったら山には行けぬ」「原発と核兵器は最大級の自然破壊である」(byコテコテの山オタク)
 などと書いてみたりする。それが組織なら、組織のメンバーで改めてプラカードなどを作って掲げるべきだと思います。
 示威行為という自覚がもっと多くの参加者に必要です。ふうたろうは今回飛び入りなので準備できませんでしたが、しっかり参加するときには必ず作っていこうと思います。


 それと、こういうデモの隊列は、右折時に車道側から撮影すると列の全体像が撮れます。


 市役所までの数キロ、ふうたろうには整理運動にもならないレベルの歩行距離ですが、終わりです。この後、旭川市の買い物通りで核兵器廃絶の署名を集めましたが、ふうたろうは場所取りに失敗したため、一筆も集めることができませんでした(滅滅滅


 では、ドライブへ。どこへ行きますか?ここ、見覚えないですか?昨日とか一昨日とか一昨昨日とか通ったような気がしませんか?


 三国峠。
 ああどこかで見たことがあるなあ(棒読み


 ニペソツウペペサンケが見えます。
 ここはひょっとして東大雪なんじゃないだろうか(ヴォー読み


 あれ、あれは何となく一昨日ヤヴと雪にまみれたクマネシリ山系に似ているなあ(棒読み


 ああ三股山荘のメシみたいでめっちゃうまいなあ(クドい棒読み
 …というわけで、今回3度目。でも、今日が最後です。三度目の正直です(ぇ
 なお、さっき買い物通りで集め損ねた署名を、賛同の範囲で店の人にやってもらいました。ただ、それがよかったのかどうかは、悩みどころではあります。


 この後、西クマネシリ岳の登山道を遡ってもらいました。彼も最近は山が好きだそうでちょくちょく行っているようですから。ぜひ、クマネシリも登ってくださいと。


 それでは、旭川に戻りますか。


 …と思ったら大間違いで、車は十勝岳の麓、上富良野町に向かいました。東大雪から大雪山山系挟んで真反対側。ふうたろうは明日、十勝岳や美瑛岳あるいは富良野岳に登ろうと考えてるので。
 その結果、車で、十勝岳温泉郷というのかどうか判りませんが、吹上温泉・白銀荘という、上富良野町の第三セクターらしい宿泊施設に泊まることになりました。しかもすべて自炊なので、食料の準備が万全じゃない…
 とりあえず、慌ててチェックインし、この意味不明な旅をしている今日一日が終わることになります。
 では、明日は北海道最終日、山で締めましょう。


天気:くもりのち晴れ(北海道旭川市・河東郡上士幌町・空知郡上富良野町)

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