Home > ふうたろう旅日記 > このムラを歩いて(真顔

このムラを歩いて(真顔

2014年 10月 12日

 朝の5時台から目が覚めていた記憶がありますが、昨日の夜はそんなに早く寝たわけではないので眠いわけです。パソコンを持ってきていると、必ず用事(と余計なこと)をやるので、時間なんてものはすぐに経ってしまいます。
 今朝も昨日付の日記を6~7割方書いて、今日は改めて桑畑山(死亡フラグ)に行くことに決めました。まずはむつバスターミナルへ。なんか雲が多いのが気になるけどね‥。


 バスターミナルの中にはまさに地域に根ざした広告がかかっています。ああタノシいなあ(棒読み


 桑畑山を選んだ理由は、黒森山が、昨日の大尽山の雰囲気からしてアオアオ登山になりそうだからです。紅葉を狙ってウスヨゴレた緑の葉っぱを見に行ってもしょうがないですからね(じと目


 草原と風車の桑畑山を楽しみますか!


 風の強いこの半島、風車の数も尋常ではありません。
 よく、景観を乱すとか言われる風車ですが、それが事実であっても、経済(という名の一部企業の利益)発展しか考えていない原発推進派だけには言われたくない言葉です。


 ‥道間違えた。立入禁止の看板がついていて、ゲートが閉ざされていました。今、正しい道に戻ってきました。


 まあ、立派な風車だこと。


 安定した風力を取り出すには、場所を選びますね。これで最大出力が何ワットあるのか判りませんけど‥。
 ん?(・ε・;)


 ヌオッ(゚Д゚;)
 いや、遠目に見えていましたよ、このゲートと注意書きは。青森県の登山分県ガイド、もう少し上まで行けることになっているけど、どうやらそれすら情報が古いようですな‥。まさか、コースそのものが消えているとは(滅滅滅


 せめて、草紅葉と海岸の風景を楽しめるかと思ったけど、犬死にに終わりましたね(真顔


 道路まで戻ってきました。県道6号、だったかな。


 25000分の1の地図には海岸沿いの道しか表記されていませんが、バイパスみたいな道路が実際には付いています。景色や雰囲気を堪能できないばかりか、車に轢かれる可能性をアップさせることにもなるので、旧道を歩きます。


 砂浜に出ました。でも、なんかキタナいなあ‥(じと目


 ふうたろうの心が(Θ_Θ)どよーんなので、砂浜の風景も(Θ_Θ)どよーんです。


 模様はきれいな気がします。
 ところで、ここ、原発で有名な東通村ですが、その原発はどこにあるんだっけ?
 →Googleマップ


 彼方に見えるのは津軽半島か、渡島半島か?いいえ、今踏みしめている大地と地続きの下北半島です(津軽半島も地続きではあるが)。一番左に釜臥山が見えます。


 砂浜を流れる沢。ハイキングでも登山でも散歩でもない中途半端な今は、何も楽しめないけどね‥


 本当はあの風車のあるところの近くを歩いているはずだった。でも、龍門岳(奈良県)の大蔵寺みたいなハイパー拒絶反応を食らってしまった。
 マジここ、来るんじゃなかったと思ったりする。


 波消しブロックで砂浜は守られているようですが、磯が砂に埋まっているようにも見えますね。


 彼方にプラントのようなものが見える。


 観光名所なのでしょうか。


 プラントの脇にある、って感じだけどね‥


 左側が下に、地層が傾いています。地球が生きていると感じますね。


 ここまで鬱空だと、同じ半島なのに別の島のように思えるほど、霞んでいます。


 何気なく見ているこの風景も、地質学を嗜めば、かなり違った視点で見られるのでしょうね。公共事業の問題でも有効な学問なので、嗜んでおいて損はないはずです。


 バイパスと合流。もちろん、バイパスのほうが太い。


 ここは東通村。Famous for Higashidori-Nuclear power plant.
 ‥だと決め付けるのは悪いかな(棒読み


 その、人口に見合わない道路を歩いて行くと、石灰を露天掘りしている場所が出てきました。青海黒姫山(新潟県)や武甲山(埼玉県)を思い出しますね。山がこうして切り崩されてゆくのは、どうにもこうにも‥。第一、掘りつくしたら、どうする気なんだろ、と、いつも思います。


 尻屋崎に寒立馬か‥
 ふうたろうは、観光には興味ないんだよね。今眼の前にあるNuke-road(何)と石灰露天掘りのほうが気になる。


 写真左下の看板みたいなやつには絵が描かれてあって、「地球にやさしく」「地域とともに」「三菱マテリアル」と添え文があります。
 今のところコンクリートに代替するものは知らないけど、「地球にやさしい」産業だとは、百歩譲っても思えませんね。こればかりは、三菱マテリアルが悪いわけではないのですけども。


 「空と海と大地の素晴らしさを ようこそ尻屋崎へ」
 ‥と書いてある(真顔


 ‥工場見学に来たと思えばいいか(真顔


 何か建物が見えます。あそこが尻屋崎と尻屋集落の分岐かな。


 尻屋崎方面には、何やらゲートがある‥


 これ、閉じ込められると厄介らしいね。


 尻屋崎口バス停。ほんと、ただバス通りの原○力道路を歩いてきただけの旅だった‥(げっそり


 バスは一旦尻屋集落に向かってUターンし、尻屋埼灯台へ。マイカーで来ている人がほとんどです。それもそのはず、ここから外に出られる最終バスが13時20分とかいう破格ですから(何


 しかし、12時45分かそこらに尻屋埼灯台に着いて、結局目の前にあるこの土産物屋兼食堂以外、買い物などをするところはありません。


 彼方に、拒絶反応を見せた桑畑山があります。虚しさが鬱空を通して伝わってくるではありませんか!


 ただの荒野です。観光地なので、ふうたろうもテンション上がりませんね。いや、今日はずっとサゲサゲですけど(滅滅滅


 まあ、これは多少いいかんじかな‥と思って、写真を撮りました。


 何やらあそこに人が集まっています。行ってみましょう。


 そこは崖になっていて、滑落したらまじ死ねるレベルです。こんなところで果てるのは嫌だー(棒読み


 荒涼とした浜が続く。正直、今ここでウダウダしているより、さっきの原○力街道を歩いていたほうがまだタノシかったかも。


 で、この石仏はなんだろう。


 写真撮る練習台にさせてもらおうかと思いました。


 これは、名前そのまんま、ハマギク(キク科)です。


 これも、ハマアザミかと思ったけど、違うようです。
 実際にハマアザミ(キク科)は存在するようです。ただし、暖地に分布する種です。


 で、これが観光客の注目の的、寒立馬(かんだちめ)です。


 人が集っているところで写真なんか撮れやしないので、悠々自適に1頭で草を食んでいる奴が狙い目。


 しっぽをヴンヴン。


 こちらはポニータイプ(何


 さすがSigma。毛並みの細かいところまでよく見えますわ。


 それにしても、よう食うな‥


 13時20分の最終バスで、むつバスターミナルに戻ってきました。看板の文字が剥げている上に、「下北」のままなのは気になるけど。


 バスの中では、オーストラリアから来たというアジア系の顔立ちをした青年と話をしていましたが、犬レベルの英語力しかないふうたろうには、特に日本語さえまともに聞き取れないふうたろうには、とても苦難が強いられました。でも、なんとかなるもんです。英単語だけは、けっこう頑張って覚えた時代があったので‥。まあ、それも遠くはるか昔の話ですけどね(細く遠い目
 なお、英会話に限ったことではありませんが、言葉の壁よりも心の壁。喋ろうと思わなければ、日本語でも通じないのはいうまでもありません。大体、昨日の夕方のばあちゃんのDX方言よりはまだ聞き取れたでしょうが(爆滅


 というわけで、これから帰路につくわけですが、むつバスター(略)から野辺地駅までのバスに乗ります。そこから青い森鉄道とかいう、第三セクター(かっこいい名前をつけているが、要は国税で作られた鉄道が新幹線の代わりに売り飛ばされただけ)といわて銀河鉄道(同)に乗って、盛岡まで出ます。たまたま今日は鉄道の日関係で3000円で乗り放題のチケットが発売されていたので、ありがたく使わせてもらい、1000円以上得をしましたが‥第三セクターってのは元々割高な気がします。そりゃ、JRが要らんと思ったから売り飛ばしたんだもんねえ‥
 盛岡駅に着いたら、ネットカフェ探し。最後までホテルを使うか悩んでいましたが、こういうところで切り詰めていかないと、金がいくらあっても足りません。日帰り山行のリレーはツラいのですよ。
 そうして、ふうたろうは飲み屋街の中に消えてゆくのであった‥(完


天気:晴れ(青森県下北郡東通村・むつ市・岩手県盛岡市、東北本線(青い森鉄道・いわて銀河鉄道)など)

Comments are closed.