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旗に書かれていること(お谷ヶ滝:鹿児島県)

2015年 1月 1日

 新年が明けました。昨晩は、10年ぶりに目を開けたまま年を越しました。思えばこの10年、あんなことこんなことがありましたなあ‥(遠い目
 さて、11年目の今年、早速回収したデッカいフラグに描いてある模様と文字を見てみましょうか。
 なお、昨日のあの雰囲気に、これからも飛び込んでいけるかどうかは、まだ判りません。


 昨日の日記には書きませんでしたが、最寄りのAコープで買っておいた鰤の切り身とスナップえんどうと納豆をオカズに、朝飯。ご飯は生米を炊いてもこの先どうなるか判らないので、パック物にしておきました。


 ‥それから数時間後、ふうたろうは宮之浦から島の反対側の栗生まで、ふれんどのみなさまと一緒に来ています。
 つまり船は欠航しています
 これは、ふうたろうがこの環境に身を置くさだめということなのですね。


 よし、何処へでも行ってやろうではないか(`・ω・´)キリッ


 ふうたろうにとってトラウマの世界です。ほぼ、生涯をかけてのトラウマです。集団行動はいろんな事を思い出させます。


 夢にまで見る、「敵に囲まれた自分」の状態。いつでも彼らと戦おうとする自分。目が覚めてもまだその気分から覚めることができないことも。
 その記憶は主に中学生くらいまでのトラウマ。


 敵意を持たれはしないが、なぜか人が離れてゆく。その率は年を経るごとに徐々に下がってきてはいるが、理由は解るようでほとんど解らないまま。
 ‥これは高校生以降大学生頃までのトラウマ。
 それが、今では、自分から遠ざかるようになってしまっている。


 ふうたろうの写真には人があまり写らないと言われる。人を写すのはその表情を捉えることができないため、入れないことが多い。


 本当は人の輪を作りたい。その中で楽しみたいという思いがありつつも、その輪を構築してしまうと、あとは維持するか崩すかのどちらかしかない。一人でいる限り、その不安からは逃れられる。


 ‥ふうたろうが人の輪から距離を置く最大の理由。一人で旅をし、山に登る最大の理由。
 でも、このようにブログを書き、Facebookなどにも書き込みをする矛盾。構築の豊かさを知っているので、捨てきれない。
 今でも、こうしてふれんどのみんなとここにいる理由は、そのゆらぎでしかない‥。


 信頼と不信を行き来するふうたろうに、人が寄ってくる隙はない。そのゆらぎを経験したことのない人であれば、なおのことその心理は理解できないため、寄ってこない。


 ‥と、ふうたろうがここにいる時の感覚を述べるのは、ここで一段落しておきましょうか。
 ふうたろうにとって、ここはいても良い場所かどうか、決めかねている状態なのです。


 列に戻りましょう。


 ここは登山道のない場所で、小楊子川の左岸(流れる方向の左側)を進んでいるところです。


 この川の上にいるのは野生動物。彼・彼女らを護る巨大な森林。水は恐ろしく清らかです。


 この写真は解りづらいですが、この先にあるお谷ヶ滝という隠れた滝の縁まで向かおうとしているところです。


 この辺りは特に危険ではありませんが、足を滑らしてヅドンすると、流れに呑まれて溺死するほどの流速ですから、岩が濡れているときはNGです。


 これはポットホールと呼ばれる穴です。甌穴(おうけつ)ともいいます。比較する物差しを置いていないので解りにくいですが、直径2m程度、深さは3~5m程度はあると思います。
 甌穴の生成過程については、ググればすぐに出てくると思います。


 激流です。これに呑まれたら一人では這い上がれないでしょう。でも、見ている分にはいい‥


 お谷ヶ滝。人の手が入っていない、そのままの清流です。砂防もない。でも、土砂で滝壺や淵が埋まっているわけでもない。


 ここまで人の手が入っていないところは、日本の中でもどれだけありますかね。日高山脈の奥地とか‥?
 特別保護地区とかいいながら、その下にリニア通したり、近くの川をダムに沈めたりする場所をふうたろうは知っているので、このような、手付かずでありながら人が楽しめる自然というのは、極めて稀だと思います。


 ‥これが、自然ですか。しかも、人が比較的手軽に楽しめる、自然。スキー場やロープウェーなんてなくてもいい、高規格道路なんてもちろんいらない、自然。


 ふうたろうたちは特別な人種ではありません。ここには登山初心者もいます。行こうと思えば、誰でも行ける場所なのです。


 ん?そろそろその重苦しい話を止めにしないか?
 そんなに軽い日ではないので、このくらいが丁度いいのだが‥


 では、ガッツリ滝の写真を撮りまくるとしましょうか。


 滝の写真を撮るみんなを撮るふうたろう。


 滝壺を覗きこむように写真を撮ってみると、また楽しい。ここにPLフィルタを持ってこなかったことが悔やまれます。PLフィルタとは、この水面の光の反射を抑えることができる道具です。


 阿寺渓谷(長野県)と違って水の色が黒っぽい。水に溶けている有機物量の差、でしょうか?


 ふうたろうはみんなが居るところよりもだいぶ高いところにいます。みんなとは違う視点を探しています。ほら、残り物には福がある、といいますからね‥


 草葉の陰からみんなを見ています。


 ちょっと場所を移動して、流れが乱れるところへ。


 これ、呑まれたら本当に終わるだろうな、と思いながら、覗きこむ。


 みんな、昼飯です。ふうたろうは昼飯を食える胃腸の状態ではない(デフォルト)なので、一人でこの辺りをうろつきます。


 さて、ひととおり楽しんだら、雨が降り始めたので戻ります。


 橋の袂まで戻ってきました。なお、ふうたろうは、普段の通勤靴で歩いておりました。まさか、あんな雪山用のゴツいので歩くわけには‥(じと目


 名残惜しいのか、小楊子川沿いをもう少し歩きます。そして、落ちていたタンカンの実をひとつ拾いました。もちろん、食べないけどさ‥


 風で川面が波立つ。


 雨降ってます。でも、予報のことを思うと、まだマシ、なのかな。山の方は大荒れだと思うけど。


 ところで、一緒に歩いているメンバーの数が少ない。


 ふうたろうたち5人以外はみんな車に戻ったようです。


 正面から撮った写真はこれ一枚、というわけではありませんが、載せられる限界ですかね。


 ふたたび晴れました。


 ところで、みんなの名前がただの一回も出てきませんが、ふうたろう、この24時間以内に、呼び名だけはかなり頑張って覚えたつもりです。それからもうひとつ、輪の中に飛び込むのは難しくても、個人レベルで話すのはそれほど大変ではありません。例えば、車の中で話をするとかは、問題なく。


 このあと、温泉に向かいます。道中、雨が降っているところに日が差すので、大きくてはっきりした虹がかかっていました。


 みんな、足、もとい、車を止めて撮ります。ふうたろうはカメラを預かった分まで撮りましたが、コンデジのマニュアルモードの操作が判らなかったため、ご希望に添えませんでした(滅
 ‥F値のダイヤルがレンズに付いているとは思わなかった(歯ぎしり


 モッチョム岳に架かる虹。で、そこの架線ジャマだわ(滅


 最後、尾之間温泉とJRホテルのグループに分かれました。ホテルは最初から消去されるため、尾之間温泉組に。ええやないですか、これ。最高です。しかも、ここにはPortalが2個も並んでるし。


 ‥と、フラグには書いてありました。何十年も残し続けている煩悩(?)を早く取り除けと。あの場に一緒に連れて行ってもらえただけでも感謝ですが、ふうたろうはトラウマ発動しまくりで、厳しいものがありました。しかしそれも、構築を続けるしか、ないですなあ‥。
 明日は、船は出るでしょうか。いちおう、高速船の予約はしましたが、最終便しか空いていないとのこと。これは難儀しそうですな‥


天気:くもり時々晴れ、または雨で強く降る(鹿児島県熊毛郡上屋久町・屋久町)

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