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探検されていない町

2019年 11月 30日

 前にふうたろう絵日記を書いたのが室堂~薬師岳の縦走のときでした。それから2ヶ月以上これを書かなかったのですが、2週間前の1度を除いて、本当に旅をしませんでした。あれだけ、「日本は庭だ!」とか言っていたふうたろうが、死んだ魚のように家に横たわっている姿を、ふうたろう自身想像したことがありません。
 一方で、その間に悪いことばかり進行しました。経済状況の悪化、潰瘍性大腸炎の悪化。そして、痔の悪化。この流れを断ち切りたいと思って、2週間前に重い腰を上げて出かけましたが、筋力の衰えがこれまた深刻でした。信州の遠山郷から兵越峠(ひょうごしとうげ)を越えたのですが、自転車がほとんど漕げませんでした。食事ができなかった?そんなのいつものことでした。
 さて、2週間前に訪れた遠山郷~水窪付近でIngressをやって遊んできた続きを、またここでやります。日記にスクショを載せての詳細を書くのはやめますが、その間に立ち寄ったところくらい、書いていこうかと思います。
 前置きが長くなりましたが、ここはJR飯田線の鼎(かなえ)駅。たぶんここ以外で使うことのなさそうな漢字の駅ですよね。


 昨日の夜は飯田市内のビジネスホテルに泊まりました。いつものネカフェ夜明かしは、最寄りが伊那市か豊橋(実は豊川にあることが後で判明)市なので、諦めたのです。始発に乗りたかったのです。
 そうして始発でやってきたのが人生2回めの大嵐(おおぞれ)駅。たぶん、通過はもっとしているとは思いますが。
 この付近の駅は、自動車での移動と電車での移動で動線が大きく異なるため、Ingressでは、戦略的にとても面白いエリアです。もちろん、自転車移動のふうたろうが有利には、決してなりませんけども。


 天竜川の途中にはいくつもの堰堤があるようで、ここは佐久間ダム、でしたっけ?
 大嵐は、行くだけであれば自動車よりも電車のほうが便利でしょう。もちろん、行く目的があれば、の話ですけど。Ingressでもやってないと、普通の人はなにかの目的で来ることはまずないでしょうし。日本ヶ塚山というドマイナーな山に、電車で登りに来たのはたぶん、2014年12月のふうたろうだけだったはず。
 その日本ヶ塚山ですが、妻と車で、2年ほど前に登りました。車で行っても遠かった気がします。そういうエリアです。
 今回はIngress目的でリンクカットしたら、すぐに次の目的地駅の城西駅(3つほど豊橋より)へ向かいます。


 城西駅で降りたら、今度は飯田線沿い(といっても、線路沿いに厳密には道路はない)の国道を豊橋方面に走ります。あくまでもIngressが目的であって、チャリ屋のような走ることを目的とはしていませんので、自転車の終着点というものは設定していません。用が済んで(リンクカットなどが終わって)、電車の時刻が来れば、そこから乗って次の目的地に行くまでです。
 そんな道中、竜頭山の登山口、というのを発見しました。日本ヶ塚山よりは遥かに登りやすそうですが、地図を見るとちょっと距離が長そうですかね?


 竜頭山の登山口から少し進むと、浜松の方に抜ける道路と、そのまま新城や豊川などに抜ける道路に分岐していて、ふうたろうは後者に進みました。道路があまり広くなく、駐車スペースもない場所にポータルがいくつかあるようなので、そこから妨害も兼ねたCFでも作ってやります。もっとも、車で行けるポータルは、基本的に脆いので、せいぜい数時間の時間稼ぎにしかならないでしょう。もちろん、ふうたろうが目的のポータルにたどり着くのは数十時間後、ですけどね?


 永遠の機動力ゼロのふうたろうは、中部天竜駅まで来ました。途中の緑ポータルなどをキャプチャしてユニークポータルを稼ぎながら。
 さて、その駅に飾られていたポスターなのですが、
 「The Iida Line Unexplored Station Train」
 ‥と書いてあります。どうやら、「秘境」を「Unexplored」と英訳しているようですが、飯田線はそんな御大層な場所ではありません。日本に「Unexplored」な場所なんて、もはや一部の無人の離島か、北海道の誰も入っていない無名な山とかしかないのではないですかね。だいたい、道路も鉄道も通っていて「Unexplored」はちょっと‥


 ‥と、ふうたろうの個人的な感想を述べた中部天竜駅でした。
 で、次の電車は2時間以上あとです。時刻表だけはUnexploredだと思いました(じと目


 時刻表以外はExploredなこの駅付近には、ちゃんと中心街みたいなものがありますし、家などもあります。なので、ちょっと昼飯でも探しつつ、ポータルを毟りつつ、ウロウロしてみましょう。


 長そうな吊橋です。
 スマホのカメラで、超広角モードがあるのでそれを使って撮ってみているのですが、こういう場所はうまく撮れているように見えます。
 なんだかんだ言って、こういう場所は落ち着きます。


 川を渡って中心街(?)の中に飯屋があったので入ってみたら、蕎麦と惣菜の店でした。ふうたろう的には有機物にありつけるだけでもマシなので、利用しない手はありません。
 その店内に地元のものと思われる新聞の切り抜きが貼ってあったのですが、県外から来た人の8割くらいは読めなさそうな漢字の地名が、よみがなもなく書かれていました(写真撮っていなかったの不覚です)。
 「遠江総合高校」、でしたっけ。
 昔、母親に「『近江』(滋賀県南部付近)はなんて読むかわかるか?」と聞かれたことがありました。高校までは行ってないと思いますが、まだ大阪にいた頃です。
 ふうたろうは「おうみ」と答えたか読めなかったかは覚えていません。そのあと、母はこの「遠江」を聞いてきたのです。
 母:「じゃあ『遠江』は?」
 普通なら「とおみ」と読んでしまうかな。でも、正解は「とおとうみ」でした。
 あれからずっと、「遠江」とはどこの場所だったかを調べもせずに過ごしてきましたが、いまふうたろうが立っているここが、その「遠江」でした。数十年の時を経て、記憶が現代に繋がりましたね(キリッ


 遠江の土を踏みしめる喜びを感じつつ(何)、妨害リンク防止も兼ねて、周辺のフルデプロイの緑ポータルと白ポをキャプチャして回りました。さり気なく小高い丘の上にあるポータル群。山ですよ、山。細くなった筋肉で、知らない土地の山の土を踏んでいるのですよ。
 やりたいことも、やることも、大きく違うようであまり変わっていないふうたろうですが、ゆっくり、しかし確実に、歳だけはとっています。
 なお、さっき食べた昼飯で、ふうたろうは機能性胃腸症の症状が出ています。


 とある民家に飾ってあった、これは‥かざぐるま?風に吹かれて回っています。空き缶に器用に切れ込みを入れて作ってあります。その精緻さに思わず足と手と目が止まってしまいました。


 駅の反対側もキャプチャしようと思いましたが、さすがにそこまで時間はなかったので、諦めて電車に乗りました。更に1時間とか、わざわざ待つこともあるまい‥
 機能性胃腸症もいつの間にか落ち着いて、電車の中では再び空腹になったので、チョコレートなどをつまんでいました。そういえばスピードもUnexploredな飯田線でしたね。ネカフェのある豊川まで2時間近くかかりました。


 豊橋市街地に産直市場みたいなのがあったので入りました。色々買って行きたそうなものはありましたが、まだ明日の行動があるので、晩白柚2個で我慢しました。でも、あとで重さを量ったら、1個1kg以上ありましたね?細い筋肉のくせに、イキり過ぎじゃないですかね?


 ネカフェに入る前に、見つけた餃子の王将で餃子と麻婆豆腐と小ライスを食べました。量が多いように見えますが、腹が減っていたときに食べるものは、なぜか機能性胃腸症の症状を呈しにくいのです。まあ、全然なかったわけではありませんが。
 明日はちょっと、山に行きます。本当に久しぶりの山に。もちろん、ちゃんと朝起きないと、しにます。


天気:晴れ(長野県飯田市・静岡県浜松市・愛知県豊川市)

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