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人間らしい働き方…か

2006年 10月 27日

 今朝、5時半頃、悪夢で目が覚めました。口に出すもはばかるほど、ひどい夢。恐ろしくなりました。もう一眠りして、やっとこさ落ち着きましたが、深層心理を見てしまったようで、動揺を隠せませんでした。

 今日は金曜日か。職場に行って、農薬の抽出。だいぶ身体はキツいと主張し始めています。同僚も同じことを言います。バテるぞ、このまんまじゃ。
 …っていうか、既に一人、バテている人もいます。非持続的な活動、良くないね。

 夕方、仕事が終わってから、池袋からいつもとは反対方向の渋谷に向かいました。渋谷駅周辺の、悪夢のような雑踏に耐えて行った先は、雇用に関する国会要請後の、決起集会。
 集会の題名は、『まともに生活できる仕事を、人間らしく働きたい』。「まともに生活できる」とは、賃金のことです。月5万とか10万とかしか貰えないで、どうやって独立して生活するか。それも、仕事が楽だからとは限らない。むしろ、一日12時間とか15時間とか働いて、残業代が出ない。病気なれば、「マスクしてでも来い」。…そんな実態らしい。会場で発表する人のいう通り、冗談じゃない。これが「人間らしく働」いていると言えるでしょうか。
 会場には、参議院議員、市田氏が来ておられました。市田さんは、先日、「偽装請負」で、国会で質問をしました。丁度いいではないですか。
 偽装請負。これは違法だと市田さん。訴えれば、100%勝てる、そう言います。でも、この犯罪放置国家。違法を違法と訴えただけで誰からともなく、嫌がらせを受けることもあるんですね。だから、仲間の力、組合の力が大事なんです。
 でもって、やっぱりこの市田さん、不破哲三さんの時と同じく、物事をよく調べておられます。大企業側が、「日本の賃金が高い」などの言い訳をしても、諸外国との比較を行った日本やアメリカの資料をしっかり持ち出して、ウソであることを暴きます。ちなみに、日本の労働者の賃金、アメリカの資料によると、30カ国比較で、15位だと、確か言っていたかな。何だ。普通じゃねぇか。
 最も、国際競争力とか賃金が高いとか、言い訳にはならない。人こそ財産。人こそ最重要。その人が豊かに生きるために経済はある。企業はその経済活動を支えるためにある。企業が儲けるためだけに経済活動をするのは、本末転倒。ともあれ、僕の友達にも、ひどい働かされ方している人はいた。そのひどさを当たり前とする神経が僕には解らない。ひどさを味わっていない人間が平然とそういうことを言える神経が解らない。
 終わってから、考えました。ここに参加している人たちはみんな、実際に街頭に出て右のような署名を集めたり、自治体に交渉したりしてきました。かつては猛威を振るった「自己責任」時代から、今は「ワーキングプア」(働ける貧困者)という言葉も出てくるようになった。こういう人たちの活動があって、動いた情勢だと感ぜざるを得ません。この活動家たちの行動なくして、マスコミも自治体も動かなかったでしょう。

 集会が終われば解散。ちょっと知り合いと話したりもしましたが、そこそこに、帰宅。疲れました。休まなきゃ…。28日、東京の集会に誘われたけど、心を鬼にして、休もう。勝は体力!

天気:くもり(東京都板橋区・渋谷区・茨城県取手市)

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