Home > 未分類 > やってみれば解るさ

やってみれば解るさ

2006年 11月 3日

 朝、まず寝坊。気がついたら6時45分。8時に新木場、無理です。
 今日は夢の島で、『赤旗祭り』があります。ここに、わが職場のデータも展示して、事実を知らせようということです。
 でも、実は最初はあまり乗り気ではありませんでした。それが…


 始めて行く『赤旗祭り』。新木場駅下りたら、護送車が見えました。次に、警官隊。凄まじい厳戒態勢です。これは、一部の反共主義者が国民を傷つけないようにするためです。警察のみなさん、しっかり守ってくださいね。よろしくお願いします。

 まだ入場者もいない9時前。準備に追われる、産直通りの人たち。うまいもん売るらしい。いいねぇ。


 いつしか、会場周辺は黒山の人だかり。この人数はおぞましい。たかが一政党の祭りにこれほどの人が集まるとは…。驚きを隠せません。それから、人混みきらい。

 その黒山の人だかりがさっきの準備していた産直通りに入る頃、ひたすら自慢の食べものを売りまくる人たち。自慢なだけあって、イワナも無添加ウィンナーも、信じられないくらい美味い!展示で腹が減るので、食べました。

 僕らの展示の横に、「農林水産9条の会」(憲法9条を守る会)の展示物があります。それが、写真のものです。
 子どもたちの格好の餌食にされています。みかんで作った「九条」が新鮮なのかなぁ。ふふっ。抜いたらあかんで~、崩れてくるからな。

 で、肝心の僕らの展示場。わが職場のコーナーも、黒山の人だかり。写真は、展示物の方なので少ないのですが、同時に行われていた実験コーナーは、本当に黒山です。左の写真は、米の鮮度を判定したものです。大ウケ。そして、人工オレンジジュース作りは、バカウケでした。
 展示を見る人も、老若男女関係ありません。ベビーフードに残留する農薬に見入る夫婦、冷凍野菜の農薬に怒りを顕わにするカップル、農薬の毒性を気にする赤ちゃんを連れたご家族…。僕は当たり前のように農薬抽出をして結果を出しています。マヒしています。でも、データを見る人にとっては衝撃なんですね。切実なんですね。過密労働で切実なのと同じく。どうあがいても自給率40%の日本ではこういうものを食べざるを得ないのです。それをまさに今日感じて、僕自身衝撃でした。無力感、そして、できることは何か…。
 あと、米の鮮度判定試薬に興味を示す少女姉妹。大きくなって、ここで見たこと、覚えてくれていたらいいな。「あなたは 夜明けを 告げる 子どもたち」だからね~。


 乗り気でなかった朝が嘘のような夕方の爽快感。追い打ちをかけるように、懐かしい友に出会って、日暮里でお食事。上野から日暮里まで歩きました。途中に寄った猫細工の工房。可愛い猫たちがいっぱい。みんな手作りなんですね。すてきです。かの友は、一匹、父にプレゼントするとて買っていきました。
 日暮里で韓国料理屋さん。ビビンパを食べました。5年ぶりの再会。いやぁ、こうしてみると、ちょっと前までだらだらと悩んでいたことが馬鹿馬鹿しいなぁ。


 …だから、やってみれば解るのさ。ね?悪いことどころか、楽しいことたくさんあったでしょ?今日のこの気持ち、忘れないでね。
 …と自分に言い聞かせています。

天気:くもりのち晴れ(東京都江東区・台東区・荒川区・茨城県取手市)

Comments are closed.