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ビラ弾圧事件

2005年 12月 9日

 今日はいつものように勤務。ただしごとの密度が少し高くて、みんなより昼休みはいるのが少し遅くなりました。そんなとき、同僚の人がインターネットのニュースを見ていました。何のニュースかと思えば、東京の立川でビラ配りしていた人が(不当?)逮捕されたという事件の高等裁判で、逆転有罪判決が出たというものでした。

 この事件、いきさつははっきり覚えていませんが、自衛隊がイラクに行くことに反対するという旨のビラを、防衛庁の官舎でまいたということで、不法侵入に問われたという話だったと思います。パッと見た感じ、「侵入」という言葉は妥当な気がします。でも、よく考えてみたら、我が家のある団地にも、わざわざ上の階まで上がってきて、ピザの広告が新聞受けに突っ込まれていますよ。それでなくても、毎日毎日、近くは我孫子や竜ヶ崎、遠くは柏や松戸まで、マンションの広告が入っています。サービス熱心な方なら、ご丁寧に訪問までしてくれます。この官舎に住んでいる人たちは、そんなピザやマンションのビラにもいちいち目くじら立ててるんでしょうか。少なくとも、僕の周りにはそんなことで目くじら立てる人も、ましてや警察呼ぶ人もいませんね。もっとも、ふつうに考えて、思想的に気に入らない人を国家権力を盾に排除するなんて、卑怯者のやることですね。そんなに気に入らないなら、自分一人で闘ってみなさい。ビラの中身が何であろうと関係ありません。彼らには、人間としての常識を問いたい。憲法の「表現の自由」をどう変えても、その事実は変わりません。

 ついでに、「イラク派兵反対」程度ならいいですが、気分の悪い特定政党の中傷ビラが入っていたことがあります。他人の悪口を関係ない人に吹聴して回る神経は理解できません。僕には、こういう中傷ビラをまいている人間と、自分と違う思想のビラを見て警察に逃げるような人間は、同じ側にいると思います。精神的に弱いですね。日本人として情けないですね。彼ら自身の言葉を借りれば「非国民」ですね。

天気:晴れ(東京23区西部)(心の中はお陰でくもり)

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