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12/10/10/12/10

2007年 1月 26日

 疲れた…疲れすぎて、昼は少し具合が悪かった。メシが食えなかった…。
 題名の数字の羅列は、今週のサンプル数。月/火/水/木/金。やっぱり米が大変。アセトニトリルが蒸発しない…。アセトン加えて共沸(混ぜると沸点が下がる場合がある)を試みたけど、大差なし。疲れてるのに、眠いのに…。
 でも、そんなことは言っていられない、今の農業の情勢。帰りにWTOやFTA・EPA(世界貿易機関・自由貿易協定・経済連携協定)についての論文を読んでいました。アセトン振っているだけでは解らない、政治のお話。

 …とはいえ、細かく書くくらいなら、そのまま論文を紹介した方がマシですから、気になったところだけ。
 とにかく、農産物(日本側が輸入)が、安い労働力で、生産効率で、作られ、関税を撤廃されれば大量に入ってくるようになるようです。EPAを結ぶオーストラリアの平均経営規模は3385haで、日本の1900倍に当たるそうです。大規模経営であれば、生産量と効率は良いわけで、安くなるでしょうね。…もっともそう単純でもないのですが、この際いい。それが日本に入ってきたら、日本の農産物は太刀打ちできない。店での値段を見れば、それは解るはず。
 更に、フィリピンとのFTAでは、大変なことが書いてありました。「人の貿易」と、「産業廃棄物の輸出」。人の貿易とは、看護師などをフィリピンから「輸入する」という意味だそうです。…おいおい、フィリピン人は「モノ扱い」かよ!?それから、産業廃棄物の輸出とは、文字通り、日本からフィリピンに輸出。国内での処理が難しくなっているからなのかなぁ。…それをフィリピンに持って行くらしい。フィリピンにはすでに処分場予定地が造成されている写真が載っていました。おいおい…フィリピンの国はゴミ捨て場かよ!?もちろん、バナナやらパイナップル、マンゴー、アスパラガスやゴボウの関税も撤廃あるいは緩められます。おいおいおい!!フィリピンは日本の畑かよ!!?
 フィリピンやオーストラリア側は日本から送られる車のエンジン関連部品への関税を撤廃するようになっている。
 …要するに、自動車会社などの利益のために日比・日豪の農民や貧しい人びとの命は切り捨てろってことなんだね。いや、何ともいえないくらい「美しい国」だこと。
 詳細は、『農民 No.57 WTO・FTAから食料主権へ』(雑誌)を直接読むといい。超大作なのでまだ僕も読んでいる途中ですが。

 それにしても、こういうのは、直にフィリピンとかオーストラリアとかに行って、見てみたいし、財界人の発言や農民の苦悩は直に聞いてみたい。どうやったら聞けるのかなぁ。そしたら、自信持って、色んなこと、僕も書けるのに。

天気:くもり時々晴れ(東京都板橋区・茨城県取手市)

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