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1月皆勤

2007年 1月 31日

 今日で2007年の12分の1が終わり。結局まともに寒い日が、1月はほとんどなかったなぁ。ぬるい。
 で、やっと一ヶ月の間に一日も休まず出勤できた月でもありました。健康はありがたい。しかし、決して安定というわけでもなく、ノロわれたりインフられたり(インフルエンザ)の驚異もまだ残っています。原因不明の気分の悪さ(機能性胃腸症候群?)がなくなったわけでもない。まだまだ。
 とりあえず、今日はゆるゆると、7件ほどのサンプル捌き。昨日までのマシンガンスケジュールは終わりました。

天気:晴れ(東京都板橋区・茨城県取手市)

ここから先は、薬の飲みあわせについての化学的なつぶやきです。


 今日、『Newton』を読んでいたのですが、薬の飲みあわせや食べ合わせについて書いているところがありました。ニューキノロン系抗生物質(冊子には「ニューキロン系」と脱字)と水酸化マグネシウム製剤としての胃薬は、ニューキノロン系抗生物質の効果を下げるのでだめだと。他には、食べ合わせとして、グレープフルーツと降圧剤(カルシウム拮抗剤:心筋の収縮減退→降圧)、睡眠薬とアルコール、ワルファリン(抗凝固薬?)と納豆(ビタミンK:血液凝固因子のひとつ)、ぜんそく治療薬(テオフィリン)とタバコなどが問題となっているそうです。
 一方、半分まゆつばとして聞いていたもので、お茶と薬の食べ合わせ。お茶は、タンニンが金属イオンを捉えるためか、鉄製剤と一緒に飲むとだめだという話があるようです。しかし、その説が出された後の研究では、問題となるほど鉄製剤の効力を低下させなかったそうです。
 僕も、この前「お茶で薬飲んだら効かないんだって!」と、本部の人に言われましたが、飲んでいる薬が金属イオンを含むものではないとわかっているので、酒に酔っている彼の言葉を聞き流していました。(すみません)
 後、初めて聞いたのは、風邪薬とキャベツ(アセトアミノフェンとグルクロン酸)、風邪薬と薫製製品(フェナセチンと芳香族炭化水素化合物?)、鎮痛剤とコーラ(アスピリンと…?)など。これらはどれも「説」に過ぎず、問題はない、と書いてあります。
 化学構造式が頭の中を回っている最中に、取手駅東口の書店に、偶然発見した『週刊現代』2月10日号。何と、タイムリーに薬の飲みあわせの話が。この雑誌では「解熱鎮痛剤とキャベツの組み合わせは鎮痛剤の効果を弱める」という項目がありました。
 弱めるのか問題ないのか、個人差もあり、とらえ方もあるのか。科学的権威としては『Newton』の方が大きそうだけど…ね。グルクロン酸を多く含む食べものは他にもあるのか、それを摂取したら同じことが起きるのか、など、試してみたいところではあります。
 ま、勉強になりました。生化学も有機化学も混沌としていて、おもしろいね。

    参考文献

  1. 『Newton』2007年1月号(ニュートンプレス)
  2. 『週刊現代』2007年2月10日号(講談社)
  3. 『薬科学大辞典』(廣川書店)

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